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公開番号2025126319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2025109651,2022105878
出願日2025-06-27,2022-06-30
発明の名称制御装置、制御方法及び、プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類B60T 7/12 20060101AFI20250821BHJP(車両一般)
要約【課題】停止保持装置の作動の最適化を図る。
【解決手段】車両SVを停止状態に保持する保持状態と、該保持状態を解除する解除状態とを備える停止保持装置55,70の制御装置であって、操作者による保持状態又は解除状態を切り替えるための入力を取得し、取得される入力に基づき、停止保持装置55,70の作動を制御し、車両SVに搭載されたブレーキ装置60によるブレーキホールド制御の実行中に、入力を所定時間以上継続して取得した場合には、入力に基づくことなく停止保持装置55,70を保持状態に作動させるバックアップ制御を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両を停止状態に保持する保持状態と、該保持状態を解除する解除状態とを備える停止保持装置の制御装置であって、
操作者による前記保持状態又は前記解除状態を切り替えるための入力を取得し、
取得される前記入力に基づき、前記停止保持装置の作動を制御し、
前記車両に搭載されたブレーキ装置によるブレーキホールド制御の実行中に、前記入力を所定時間以上継続して取得した場合には、前記入力に基づくことなく前記停止保持装置を前記保持状態に作動させるバックアップ制御を実行する
ことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
車両を停止状態に保持する保持状態と、該保持状態を解除する解除状態とを備える停止保持装置の制御方法であって、
操作者による前記保持状態又は前記解除状態を切り替えるための入力を取得し、
取得される前記入力に基づき、前記停止保持装置の作動を制御し、
前記車両に搭載されたブレーキ装置によるブレーキホールド制御の実行中に、前記入力を所定時間以上継続して取得した場合には、前記入力に基づくことなく前記停止保持装置を前記保持状態に作動させるバックアップ制御を実行する
ことを特徴とする制御方法。
【請求項3】
車両を停止状態に保持する保持状態と、該保持状態を解除する解除状態とを備える停止保持装置のコンピュータに、
操作者による前記保持状態又は前記解除状態を切り替えるための入力を取得し、
取得される前記入力に基づき、前記停止保持装置の作動を制御し、
前記車両に搭載されたブレーキ装置によるブレーキホールド制御の実行中に、前記入力を所定時間以上継続して取得した場合には、前記入力に基づくことなく前記停止保持装置を前記保持状態に作動させるバックアップ制御を実行する処理を実行させる
ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、制御方法及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、車両を停止状態に保持するための電動パーキングブレーキ装置やパーキングロック装置(以下、これらを単に「停止保持装置」とも称する)が搭載される場合がある。例えば、特許文献1には、液圧ブレーキ装置によるブレーキホールドの実行時間が閾値時間に達すると、停止保持装置をバックアップとして作動させる車両システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5332491号
【発明の概要】
【0004】
一般に、車両システムは、ドライバ操作を優先する。このため、停止保持装置によるバックアップの実行条件が満たされても、停止保持装置の操作部が解除位置に操作されている場合には、車両システムは停止保持装置をバックアップとして作動させない。しかしながら、システム側では、操作部の解除が、ドライバ操作によるものか、或は、ドライバ操作以外の外的要因によるものかを判別することができない。
【0005】
具体的には、電動パーキングブレーキ装置の操作スイッチが、乗員の私物等の挟み込みやドライバ以外の乗員(例えば、子供)による悪戯によって解除位置に維持されている場合、操作スイッチが外的要因によって解除されているにもかかわらず、システム側ではドライバ操作に基づくものと誤解釈してしまう。また、シフト操作装置のシフトレバーに荷物等が吊り下げられ、シフトレバーが継続的にホームレンジから他のレンジに移動しているような場合、シフトレバーが外的要因によって移動しているにもかかわらず、システム側ではドライバ操作に基づくものと誤解釈してしまう。このような誤解釈に基づき、停止保持装置によるバックアップを非作動にしてしまうと、車両がドライバの意図に反してクリープ走行により発進してしまう可能性がある。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本開示の目的の一つは、停止保持装置の作動の最適化を図ることにある。
【0007】
本開示の制御装置(1,10)は、
車両(SV)を停止状態に保持する保持状態と、該保持状態を解除する解除状態とを備える停止保持装置(55,70)の制御装置(1,10)であって、
操作者による前記保持状態又は前記解除状態を切り替えるための入力を取得し、
取得される前記入力に基づき、前記停止保持装置(55,70)の作動を制御し、
前記車両に搭載されたブレーキ装置(60)によるブレーキホールド制御の実行中に、前記入力を所定時間以上継続して取得した場合には、前記入力に基づくことなく前記停止保持装置(55,70)を前記保持状態に作動させるバックアップ制御を実行することを特徴とする。
【0008】
本開示の制御方法は、
車両(SV)を停止状態に保持する保持状態と、該保持状態を解除する解除状態とを備える停止保持装置(55,70)の制御方法であって、
操作者による前記保持状態又は前記解除状態を切り替えるための入力を取得し、
取得される前記入力に基づき、前記停止保持装置(55,70)の作動を制御し、
前記車両に搭載されたブレーキ装置(60)によるブレーキホールド制御の実行中に、前記入力を所定時間以上継続して取得した場合には、前記入力に基づくことなく前記停止保持装置(55,70)を前記保持状態に作動させるバックアップ制御を実行することを特徴とする。
【0009】
本開示のプログラムは、
車両(SV)を停止状態に保持する保持状態と、該保持状態を解除する解除状態とを備える停止保持装置(55,70)の制御装置(1,10)のコンピュータに、
操作者による前記保持状態又は前記解除状態を切り替えるための入力を取得し、
取得される前記入力に基づき、前記停止保持装置(55,70)の作動を制御し、
前記車両に搭載されたブレーキ装置(60)によるブレーキホールド制御の実行中に、前記入力を所定時間以上継続して取得した場合には、前記入力に基づくことなく前記停止保持装置(55,70)を前記保持状態に作動させるバックアップ制御を実行する処理を実行させることを特徴とする。
【0010】
以上の構成によれば、制御装置(1,10)は、操作部(52,72)に停止保持装置(55,70)を作動させる入力が所定時間以上継続する特定入力状態を取得する場合には、操作部(52,72)の入力状態に基づくことなく、停止保持装置(55,70)の作動を制御する。これにより、制御装置(1,10)が操作部(52,72)に対するドライバ操作を正しく解釈できないような状況においても、停止保持装置(55,70)の作動の最適化を図ることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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