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公開番号2025125994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022328
出願日2024-02-16
発明の名称着色樹脂組成物、膜、カラーフィルタ、固体撮像素子、及び画像表示装置
出願人artience株式会社
代理人
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250821BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本発明は、塗工性に優れ、異物の発生が少ない膜を形成できる着色樹脂組成物の提供を目的とする。
【解決手段】上記課題は、染料(A)、樹脂(B)、及びレベリング剤(C)を含む着色樹脂組成物であって、前記レベリング剤(C)が、下記一般式(1)で表される単量体単位(c1)、及び下記一般式(2)で表される単量体単位(c2)を有する共重合体(C1)を含む着色樹脂組成物によって解決できる。なお、前記一般式(2)で表される単量体単位(c2)の含有量が、前記共重合体(C1)100質量%に対して、5～70質量%であることが好ましい。
【化1】
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特許請求の範囲【請求項１】
染料（Ａ）、樹脂（Ｂ）、及びレベリング剤（Ｃ）を含む着色樹脂組成物であって、
前記レベリング剤（Ｃ）が、下記一般式（１）で表される単量体単位（ｃ１）、及び下記一般式（２）で表される単量体単位（ｃ２）を有する共重合体（Ｃ１）を含む、着色樹脂組成物。
一般式（１）
JPEG
2025125994000052.jpg
22
76
（一般式（１）中、Ｒ
１
は、それぞれ独立して炭素数１～６のアルキル基、又は－ＯＳｉ（Ｒ
５
）
３
で表わされる基（Ｒ
５
は、それぞれ独立して炭素数１～３のアルキル基）である。
Ｒ
２
は、それぞれ独立して炭素数１～６のアルキル基である。
Ｒ
３
は、炭素数１～６のアルキル基である。
Ｒ
４
は、水素原子、又はメチル基である。
Ｌ
１
は、２価の有機基、又は単結合である。
ｎは、１～７０の整数である。）
一般式（２）
JPEG
2025125994000053.jpg
26
45
（一般式（２）中、Ｒ
６
は、炭素数３～２０の脂環式炭化水素基である。
Ｒ
７
は、水素原子、又はメチル基である。
Ｌ
２
は、２価の有機基、又は単結合である。）
続きを表示（約 780 文字）【請求項２】
前記一般式（２）で表される単量体単位（ｃ２）の含有量が、前記共重合体（Ｃ１）１００質量％に対して、５～７０質量％である、請求項１に記載の着色樹脂組成物。
【請求項３】
前記一般式（２）中のＲ
６
が、多環脂環式炭化水素基である、請求項１に記載の着色樹脂組成物。
【請求項４】
前記染料（Ａ）が、下記一般式（３）で表される化合物（Ａ１）を含む、請求項１に記載の着色樹脂組成物。
一般式（３）
JPEG
2025125994000054.jpg
73
74
（一般式（３）中、Ｘ
１
～Ｘ
１６
は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、又は－Ｙ
１
－Ｒ
１
を表し、Ｙ
１
は、２価の連結基を表し、Ｒ
１
は、１価の有機基を表す。ただし、Ｘ
１
～Ｘ
１６
のうち少なくとも１つはハロゲン原子を表し、少なくとも１つは－Ｙ
１
－Ｒ
１
を表す。
Ｍは、金属原子、金属酸化物、又は金属ハロゲン化物を表す。）
【請求項５】
更に、重合性化合物（Ｄ）、及び重合開始剤（Ｅ）を含む、請求項１に記載の着色樹脂組成物。
【請求項６】
請求項１～５のいずれか１項に記載の着色樹脂組成物から形成されてなる、膜。
【請求項７】
請求項６に記載の膜を有する、カラーフィルタ。
【請求項８】
請求項７に記載のカラーフィルタを有する、固体撮像素子。
【請求項９】
請求項７に記載のカラーフィルタを有する、画像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、固体撮像素子、及び画像表示装置等に使用するカラーフィルタの形成に使用する着色樹脂組成物に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、液晶表示装置、有機ＥＬ表示装置、デジタルカメラ、スマートフォン、赤外線センサ等の普及から、これらに使用されるカラーフィルタの需要が伸びている。カラーフィルタは、通過光を色分解し、それらの色が合成され画像を形成する。そのため、カラーフィルタには、高輝度、高コントラスト、色再現性が求められる。
【０００３】
カラーフィルタに使用する着色剤は、耐光性、耐熱性等の観点から、通常、顔料が用いられているが、顔料ではカラーフィルタの輝度を大きく向上させることが難しかった。
【０００４】
そこで、輝度、コントラスト、色再現性に優れた染料の検討が行われている。しかしながら、染料は、塗工性や染料由来の異物が析出する問題があった。
【０００５】
例えば、特許文献１には、塗膜異物を生じ難い着色硬化膜を形成する着色組成物として、染料、カチオン性部位とアニオン性部位を同一分子内に有する重合体、及び重合性化合物を含む着色組成物が開示されている。また、特許文献２には、微小異物の発生が少ない着色硬化性組成物として、ハロゲン化フタロシアニン染料、熱硬化性化合物、ラジカルトラップ剤、及び溶剤を含む着色硬化性組成物が開示されている。また、特許文献３には、異物の析出が抑制され、コントラストが向上した着色層を形成可能な特定構造のハロゲン化フタロシアニン色材、及び着色硬化性組成物が開示されている。また、特許文献４には、異物の発生が抑制されたパターン形成可能な着色樹脂組成物として、特定構造のフタロシアニン系染料、溶剤、バインダー樹脂、及び光重合開始剤を含有する着色樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０１８－１８８４８８号公報
特開２０１５－２８６０２号公報
国際公開第２０２３／００２８７５号
特開２０２０－４２２６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかし、従来の組成物は、塗工性、異物の抑制が十分でなく、改善の余地があった。
【０００８】
本発明は、塗工性に優れ、異物の発生が少ない膜を形成できる着色樹脂組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明は、染料（Ａ）、樹脂（Ｂ）、及びレベリング剤（Ｃ）を含む着色樹脂組成物であって、
前記レベリング剤（Ｃ）が、下記一般式（１）で表される単量体単位（ｃ１）、及び下記一般式（２）で表される単量体単位（ｃ２）を有する共重合体（Ｃ１）を含む着色樹脂組成物に関する。
一般式（１）
JPEG
2025125994000001.jpg
22
76
【００１０】
一般式（１）中、Ｒ
１
は、それぞれ独立して炭素数１～６のアルキル基、又は－ＯＳｉ（Ｒ
５
）
３
で表わされる基（Ｒ
５
は、それぞれ独立して炭素数１～３のアルキル基）である。
Ｒ
２
は、それぞれ独立して炭素数１～６のアルキル基である。
Ｒ
３
は、炭素数１～６のアルキル基である。
Ｒ
４
は、水素原子、又はメチル基である。
Ｌ
１
は、２価の有機基、又は単結合である。
ｎは、１～７０の整数である。
（【００１１】以降は省略されています）

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