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公開番号
2025125671
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021761
出願日
2024-02-16
発明の名称
空調システム及び空調システムの制御方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
F24F
11/65 20180101AFI20250821BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】利用者の快適性を向上させることができる空調システム及び空調システムの制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】空調システムは、第1空間と、第1空間よりも下層に配置された第2空間及び第3空間と、第2空間及び第3空間よりも下層に配置された床下空間と、第3空間が設けられた階から第1空間が設けられた階まで連通する壁内空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、第1空間に設置され、第1空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、第1空間に設置され、第1空間へ外気を流入させる給気装置と、第2空間に設置され、第2空間の空気を屋外に排出する排気装置と、床下空間及び壁内空間に設けられ、第1空間と第3空間とを接続する風路を形成するダクトと、風路内に設けられ、第1空間の空気を第3空間に送る送風装置と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1空間と、前記第1空間よりも下層に配置された第2空間及び第3空間と、前記第2空間及び前記第3空間よりも下層に配置された床下空間と、前記第3空間が設けられた階から前記第1空間が設けられた階まで連通する壁内空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、
前記第1空間に設置され、前記第1空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、
前記第1空間に設置され、前記第1空間へ外気を流入させる給気装置と、
前記第2空間に設置され、前記第2空間の空気を屋外に排出する排気装置と、
前記床下空間及び前記壁内空間に設けられ、前記第1空間と前記第3空間とを接続する風路を形成するダクトと、
前記風路内に設けられ、前記第1空間の空気を前記第3空間に送る送風装置と、を備える空調システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記ダクトは、前記送風装置が、前記送風装置から発生する騒音が予め設定された基準値以下となる回転速度で運転する場合に、前記送風装置の送風量が前記排気装置の排気風量よりも大きくなる径を有する請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記第1空間に設置された第1吸込口及び第2吸込口と、
前記第2吸込口と前記送風装置との間を閉塞し、前記第1吸込口を開放する第1状態と、前記第1吸込口と前記送風装置との間を閉塞し、前記第2吸込口を開放する第2状態とに切り替えられる第1開閉装置と、をさらに備え、
前記第1空間を高さ方向に等分する境界線によって上部領域及び下部領域の2つに分割した場合、前記第1吸込口は前記上部領域に配置され、前記第2吸込口は前記下部領域に配置される請求項1又は2に記載の空調システム。
【請求項4】
前記第1開閉装置は、前記空気調和装置が暖房運転を行う場合は前記第1状態とされ、前記空気調和装置が冷房運転を行う場合は前記第2状態とされる請求項3に記載の空調システム。
【請求項5】
前記風路は、前記第1空間と前記第3空間とを接続する第1風路と、前記床下空間と前記第3空間とを接続する第2風路とからなり、
前記床下空間に設置された第3吸込口と、
前記第2風路を閉塞し、前記第1空間と前記第3空間とを接続する第1状態と、前記第1風路を閉塞し、前記床下空間と前記第3空間とを接続する第2状態とに切り替えられる第2開閉装置と、をさらに備える請求項3に記載の空調システム。
【請求項6】
前記第2開閉装置を制御する制御装置と、
前記床下空間の空気質情報を測定する計測装置と、をさらに備え、
前記制御装置は、前記床下空間の前記空気質情報に応じて前記第2開閉装置の状態を切り替える請求項5に記載の空調システム。
【請求項7】
前記計測装置は、前記床下空間の温度を測定するものであり、
前記制御装置は、
冬季として設定された期間に前記床下空間の前記温度が予め設定された第1温度以上の場合、前記第2開閉装置を前記第2状態とし、前記床下空間の前記温度が前記第1温度以上でない場合、前記第2開閉装置を前記第1状態とし、
夏季として設定された期間に前記床下空間の前記温度が予め設定された第2温度以下の場合、前記第2開閉装置を前記第2状態とし、前記床下空間の前記温度が前記第2温度以下でない場合、前記第2開閉装置を前記第1状態とする請求項6に記載の空調システム。
【請求項8】
請求項6に記載の空調システムの制御方法であって、
前記送風装置の運転が開始されると、前記制御装置が前記計測装置から前記空気質情報を取得するステップと、
前記制御装置が、前記空気質情報に応じて、前記第2開閉装置を前記第1状態又は前記第2状態に切り替えるステップと、を含む空調システムの制御方法。
【請求項9】
請求項6に記載の空調システムの制御方法であって、
前記送風装置の運転が開始されると、前記制御装置が前記計測装置から前記空気質情報を取得し、前記空気調和装置から運転情報を取得するステップと、
前記制御装置が、前記空気調和装置の前記運転情報に応じて、前記第1開閉装置を前記第1状態又は前記第2状態に切り替えるステップと、
前記制御装置が、前記空気質情報に応じて、前記第2開閉装置を前記第1状態又は前記第2状態に切り替えるステップと、を含む空調システムの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、建物内の空調及び換気を行う空調システム及び空調システムの制御方法に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、住宅等の建物内の空調及び換気を行う空調システムにおいて、空気調和装置が設置された空調対象空間の空気を、空気調和装置が設置されていない非空調対象空間へ送ることで、建物内の温熱環境を改善することが知られている。例えば、特許文献1には、空調対象空間である居室から非空調対象空間である脱衣室へ、ダクトファンによって空気を送風する空調システムが開示されている。特許文献1の空調システムでは、暖房装置の暖房能力の余力及び非空調対象空間の暖房の必要性に基づきダクトファンを制御することで、複数の空間を効率的に暖房する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-185743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような空調システムでは、居室から脱衣室へ送風する際の送風量が少ない場合、送風された空気が排気設備から外気へ排出され、温熱環境の改善が小さくなり、利用者の快適性を向上できなくなってしまう。送風量を増加させるために、ダクトファンの回転速度を上げることが考えられるが、この場合は、消費電力が増加するとともに騒音が発生し、利用者の快適性が低下する恐れがある。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、利用者の快適性を向上させることができる空調システム及び空調システムの制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る空調システムは、第1空間と、第1空間よりも下層に配置された第2空間及び第3空間と、第2空間及び第3空間よりも下層に配置された床下空間と、第3空間が設けられた階から第1空間が設けられた階まで連通する壁内空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、第1空間に設置され、第1空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、第1空間に設置され、第1空間へ外気を流入させる給気装置と、第2空間に設置され、第2空間の空気を屋外に排出する排気装置と、床下空間及び壁内空間に設けられ、第1空間と第3空間とを接続する風路を形成するダクトと、風路内に設けられ、第1空間の空気を第3空間に送る送風装置と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示における空調システム及び空調システムの制御方法によれば、床下空間及び壁内空間に設けられ、第1空間と第3空間とを接続する風路を形成するダクトと、第1空間の空気を第3空間に送る送風装置とを備えることで、利用者の快適性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る空調システムの概略構成図である。
実施の形態1に係る空調システムが設置された建物の断面模式図である。
実施の形態1に係る空調システムにおいて送風装置が停止している場合の建物における空気の流れを示す図である。
実施の形態1に係る空調システムにおいて送風装置が運転している場合の建物における空気の流れを示す図である。
実施の形態2に係る空調システムが設置された建物の断面模式図である。
実施の形態2に係る空調システムの制御ブロック図である。
実施の形態2に係る空調システムにおける制御装置の制御の流れを示すフローチャートである。
実施の形態3に係る空調システムが設置された建物の断面模式図である。
実施の形態3に係る空調システムの制御ブロック図である。
実施の形態3に係る空調システムにおける制御装置の制御の流れを示すフローチャートである。
変形例に係る制御装置の冬季における制御の流れを示すフローチャートである。
変形例に係る制御装置の夏季における制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ及び配置等は、本開示の範囲内で適宜変更することができる。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空調システム100の概略構成図である。実施の形態1の空調システム100は、住宅等の建物200に設置される。図1は、建物200の平面図と、建物200に設置された空調システム100の各構成とを示している。建物200は、1階201と2階202とからなる2階建ての建物である。1階201と2階202との間は、階段210を使って移動することが可能となっている。図2は、実施の形態1に係る空調システム100が設置された建物200の断面模式図である。図2は、建物200を図1のA-A線で切断した場合の断面を示している。図1及び図2を用いて、本実施の形態における空調システム100の構成及び配置について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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