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公開番号2025124443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020507
出願日2024-02-14
発明の名称テンプレート生成方法、テンプレート生成プログラム、及びテンプレート生成システム
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06F 8/73 20180101AFI20250819BHJP(計算;計数)
要約【課題】多様なアプリケーションのソースコードからログの汎用的なテンプレートを高精度で生成する。
【解決手段】テンプレート生成方法では、ソースコードの抽象構文木を用いて、既存プレートのパラメータへの代入が可能なコード情報をソースコードから抽出する。そしてコード情報と既存テンプレートとを基に抽象構文木を探索し、コード情報と既存テンプレートとの一致の判定結果に基づいて既存テンプレートに関係するソースコードの位置を特定する。特定した位置におけるソースコードの処理内容に基づいて、既存テンプレートにおけるパラメータを検証し、検証結果に基づいて既存テンプレートにおけるパラメータを修正した修正テンプレートを作成し出力する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理システムで稼働するプログラムから出力される構造化されていないログを構造化されたログへ変換するためのテンプレートを作成するテンプレート生成システムが実行するテンプレート生成方法であって、
前記テンプレート生成システムは、プロセッサとメモリとを有し、
前記プロセッサによって実行される、
前記プログラムのソースコード、及び、パラメータを用いて変数化された部分を含んだ既存の前記テンプレートである既存テンプレートの入力を受付ける受付処理と、
前記ソースコードの抽象構文木を作成する抽象構文木作成処理と、
前記抽象構文木を用いて、前記パラメータへの代入が可能なコード情報を前記ソースコードから抽出する抽出処理と、
前記コード情報と前記既存テンプレートとを基に前記抽象構文木を探索する探索処理と、
前記コード情報と前記既存テンプレートとの一致を判定する判定処理と、
前記一致の判定結果に基づいて前記既存テンプレートに関係する前記ソースコードの位置を特定する特定処理と、
前記位置における前記ソースコードの処理内容に基づいて、前記既存テンプレートにおける前記パラメータを検証し、検証結果に基づいて前記既存テンプレートにおける前記パラメータを修正した修正テンプレートを作成する修正テンプレート作成処理と、
前記修正テンプレートを出力する出力処理と
を含んだことを特徴とするテンプレート生成方法。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のテンプレート生成方法であって、
前記プロセッサは、
前記コード情報として、前記ソースコード中のリテラル情報及び識別子情報を用いる
ことを特徴とするテンプレート生成方法。
【請求項3】
請求項2に記載のテンプレート生成方法であって、
前記プロセッサが、
前記判定処理では、
前記コード情報と、前記既存テンプレートのリテラル部分ならびに前記パラメータのタイプ及びラベルと、の一致又は部分一致の判定を行い、
前記特定処理では、
前記判定処理において前記リテラル部分ならびに前記タイプ及び前記ラベルと一致又は部分一致すると判定された前記コード情報を、変数、関数、又はクラスの呼出関係に基づいて接続した関連コード情報に基づいて、前記既存テンプレートに関係する前記ソースコードの前記位置を特定する
ことを特徴とするテンプレート生成方法。
【請求項4】
請求項1に記載のテンプレート生成方法であって、
前記プロセッサが、
前記修正テンプレート作成処理では、
前記パラメータの名前及びタイプを補完して前記修正テンプレートを作成する
ことを特徴とするテンプレート生成方法。
【請求項5】
請求項1に記載のテンプレート生成方法であって、
前記プロセッサが、
前記ソースコードを実行する際に不足するライブラリ又はコードを、コードリポジトリ又はパッケージレジストリから取得して該ソースコードに追加する
処理を含んだことを特徴とするテンプレート生成方法。
【請求項6】
請求項1に記載のテンプレート生成方法であって、
前記プロセッサが、
前記既存テンプレート及び前記修正テンプレートに関連する前記ソースコードを表示部に表示する
処理を含んだことを特徴とするテンプレート生成方法。
【請求項7】
請求項1に記載のテンプレート生成方法であって、
前記プロセッサが、
前記抽象構文木作成処理、前記抽出処理、前記探索処理、前記判定処理、前記特定処理、及び前記修正テンプレート作成処理を含む各処理フェーズにおける処理又は該処理による処理結果を最適化するためのポリシーを実行する
処理を含んだことを特徴とするテンプレート生成方法。
【請求項8】
請求項1~7の何れか一項に記載のテンプレート生成方法をコンピュータに実行させるためのテンプレート生成プログラム。
【請求項9】
情報処理システムで稼働するプログラムから出力される構造化されていないログを構造化されたログへ変換するためのテンプレートを作成するテンプレート生成システムであって、
前記テンプレート生成システムは、プロセッサとメモリとを有し、
前記プロセッサは、
前記プログラムのソースコード、及び、パラメータを用いて変数化された部分を含んだ既存の前記テンプレートである既存テンプレートの入力を受付ける受付処理を実行し、
前記ソースコードの抽象構文木を作成する抽象構文木作成処理を実行し、
前記抽象構文木を用いて、前記パラメータへの代入が可能なコード情報を前記ソースコードから抽出する抽出処理を実行し、
前記コード情報と前記既存テンプレートとを基に前記抽象構文木を探索する探索処理を実行し、
前記コード情報と前記既存テンプレートとの一致を判定する判定処理を実行し、
前記一致の判定結果に基づいて前記既存テンプレートに関係する前記ソースコードの位置を特定する特定処理を実行し、
前記位置における前記ソースコードの処理内容に基づいて、前記既存テンプレートにおける前記パラメータを検証し、検証結果に基づいて前記既存テンプレートにおける前記パラメータを修正した修正テンプレートを作成する修正テンプレート作成処理を実行し、
前記修正テンプレートを出力する出力処理を実行する
ことを特徴とするテンプレート生成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、テンプレート生成方法、テンプレート生成プログラム、及びテンプレート生成システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
システムのログを用いて異常検知やデータマイニングを行う際に、取り扱いの容易さの観点から、ログは構造化されていることが望ましい。このためシステムが出力した非構造化ログを構造化ログにパースすることが行われている。具体的には、テンプレートと呼ばれるパースのためのデータ構造を予め作成しておき、非構造ログをテンプレートとパターンマッチさせることで非構造ログからパラメータを抽出し、パラメータを基に構造化ログに変換される。
【0003】
かかるテンプレートの作成には、クラスタリングや機械学習を用いて非構造ログを解析することで行われることが多い。
【0004】
しかし、クラスタリングや機械学習を用いて作成されたテンプレートは、あくまで非構造ログからの推測値であり、ログを出力するアプリケーションの開発者の意図に沿っていない可能性がある。また、パラメータのラベル情報が適切に推定されるとは限らない。特にアクセスログのような値のみが列挙されるログでは、ラベル情報の推定は困難である。
【0005】
そこで非特許文献1に開示されるように、アプリケーションのソースコード解析によってテンプレートを生成する手法が提案されている。ソースコードを解析することで、開発者が意図したログの定義が得られるほか、変数名や関数名等からパラメータのラベル情報を適切に推定することも可能となる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
D. Schipper,M. Aniche and A. van Deursen,“Tracing Back Log Data to its Log Statement:From Research to Practice,”2019 IEEE/ACM 16th International Conference on Mining Software Repositories,2019,pp.545-549.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、ソースコードは多様な書き方が可能である。このため、対象のアプリケーションやソースコードの言語、フレームワーク等を問わず様々なアプリケーションのソースコードから汎用的にログのテンプレートを高精度で生成することが困難であるという問題があった。
【0008】
本発明は、上述の事情を考慮してなされたものであり、多様なアプリケーションのソースコードからログの汎用的なテンプレートを高精度で生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様では、情報処理システムで稼働するプログラムから出力される構造化されていないログを構造化されたログへ変換するためのテンプレートを作成するテンプレート生成システムが実行するテンプレート生成方法であって、前記テンプレート生成システムは、プロセッサとメモリとを有し、前記プロセッサによって実行される、前記プログラムのソースコード、及び、パラメータを用いて変数化された部分を含んだ既存の前記テンプレートである既存テンプレートの入力を受付ける受付処理と、前記ソースコードの抽象構文木を作成する抽象構文木作成処理と、前記抽象構文木を用いて、前記パラメータへの代入が可能なコード情報を前記ソースコードから抽出する抽出処理と、前記コード情報と前記既存テンプレートとを基に前記抽象構文木を探索する探索処理と、前記コード情報と前記既存テンプレートとの一致を判定する判定処理と、前記一致の判定結果に基づいて前記既存テンプレートに関係する前記ソースコードの位置を特定する特定処理と、前記位置における前記ソースコードの処理内容に基づいて、前記既存テンプレートにおける前記パラメータを検証し、検証結果に基づいて前記既存テンプレートにおける前記パラメータを修正した修正テンプレートを作成する修正テンプレート作成処理と、前記修正テンプレートを出力する出力処理とを含んだことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、多様なアプリケーションのソースコードからログの汎用的なテンプレートを高精度で生成できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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