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公開番号2025122495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024018026
出願日2024-02-08
発明の名称蓄電装置及び車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/507 20210101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ガスの熱に起因するバスバーの損傷を抑制することが可能な蓄電装置を提供することを提供すること。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の第1蓄電スタック110と、複数の第2蓄電スタック120と、複数のバスバーと、一方側空間S1を含むケース500と、圧力開放弁600と、を備える。圧力開放弁600は、規定部511に設けられている。複数の第1蓄電スタック110は、第1最近接スタック111を含む第1近接スタック群ST11と、第1残部スタック群ST12と、を含む。複数の第2蓄電スタック120は、第2最近接スタック121を含む第2近接スタック群ST21と、第2残部スタック群ST22と、を含む。複数のバスバーは、第1外側配策部211と、第2外側配策部212と、内側配策部220と、第1連結配策部231と、第2連結配策部232と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に沿って並ぶように配置された複数の第1蓄電スタックと、
前記第1方向及び上下方向との双方と直交する第2方向に前記複数の第1蓄電スタックと対向し、かつ、前記第1方向に沿って並ぶように配置された複数の第2蓄電スタックと、
前記複数の第1蓄電スタック及び前記複数の第2蓄電スタックのうち互いに対向する一対の蓄電スタック同士を接続する複数のバスバーと、
前記複数の第1蓄電スタック、前記複数の第2蓄電スタック及び前記複数のバスバーを収容するとともに、前記第1方向における前記複数の第1蓄電スタック及び前記複数の第2蓄電スタックの一方側に形成された一方側空間を含むケースと、
前記ケースに設けられており、前記ケース内の圧力を開放する圧力開放弁と、を備え、
前記ケースは、前記一方側空間を規定する規定部を有し、
前記圧力開放弁は、前記規定部に設けられており、
前記複数の第1蓄電スタックは、
前記第1方向に前記圧力開放弁に最も近い位置に配置された第1最近接スタックを含む第1近接スタック群と、
前記第1近接スタック群以外の第1残部スタック群と、を含み、
前記複数の第2蓄電スタックは、
前記第1方向に前記圧力開放弁に最も近い位置に配置された第2最近接スタックを含む第2近接スタック群と、
前記第2近接スタック群以外の第2残部スタック群と、を含み、
前記複数のバスバーは、
前記第2方向における前記第1近接スタック群の外側を通るように配策された第1外側配策部と、
前記第2方向における前記第2近接スタック群の外側を通るように配策された第2外側配策部と、
前記第1残部スタック群と前記第2残部スタック群との間を通るように配策された内側配策部と、
前記第1近接スタック群を構成する前記第1蓄電スタックのうち前記圧力開放弁から最も遠い位置に配置された前記第1蓄電スタックと、前記第1残部スタック群を構成する前記第1蓄電スタックのうち前記圧力開放弁に最も近い位置に配置された前記第1蓄電スタックと、の間を通るように配策された第1連結配策部と、
前記第2近接スタック群を構成する前記第2蓄電スタックのうち前記圧力開放弁から最も遠い位置に配置された前記第2蓄電スタックと、前記第2残部スタック群を構成する前記第2蓄電スタックのうち前記圧力開放弁に最も近い位置に配置された前記第2蓄電スタックと、の間を通るように配策された第2連結配策部と、を有する、蓄電装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第1残部スタック群と前記第2残部スタック群との間に配置されており、前記内側配策部を上方から覆う被覆板をさらに備える、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記内側配策部は、
前記第1方向に互いに隣接する一対の前記第1蓄電スタック同士を接続する第1内側配策部と、
前記第1方向に互いに隣接する一対の前記第2蓄電スタック同士を接続する第2内側配策部と、を有し、
前記ケースは、前記第1内側配策部と前記第2内側配策部との間を仕切る仕切壁をさらに有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記ケースは、
上方に開口するロアケースと、
前記ロアケースの開口を閉塞するアッパーカバーと、を有し、
前記ロアケースは、
底壁と、
前記底壁の周縁部から起立しており、前記複数の第1蓄電スタック及び前記複数の第2蓄電スタックの周囲を取り囲む周壁と、を有し、
前記規定部は、前記底壁のうち前記複数の第1蓄電スタック及び前記複数の第2蓄電スタックの前記一方側の部位と、前記周壁のうち前記複数の第1蓄電スタック及び前記複数の第2蓄電スタックの前記一方側の部位と、前記アッパーカバーのうち前記複数の第1蓄電スタック及び前記複数の第2蓄電スタックの前記一方側の部位と、により構成されている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項5】
車体フレームと、
請求項1から4のいずれかに記載の蓄電装置であって、前記車体フレームに取り付けられた前記蓄電装置と、を備え、
前記車体フレームは、車両の幅方向に沿って延びるクロスフレームを含み、
前記第1近接スタック群及び前記第2近接スタック群は、上下方向に前記クロスフレームと重なっている、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置及び車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特表2022-516519号公報には、複数の単電池と、複数の単電池を収容する電池トレイと、電池トレイに接続されたカバー板と、を備える動力電池パックが開示されている。電池トレイの側壁には、排気孔に取り付けられた電池パック防爆弁が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-516519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特表2022-516519号公報では、電池パック防爆弁からガスが排出される際、ガスの熱によって単電池同士を接続するバスバーが損傷する懸念がある。
【0005】
本開示の目的は、ガスの熱に起因するバスバーの損傷を抑制することが可能な蓄電装置及び車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った蓄電装置は、第1方向に沿って並ぶように配置された複数の第1蓄電スタックと、前記第1方向及び上下方向との双方と直交する第2方向に前記複数の第1蓄電スタックと対向し、かつ、前記第1方向に沿って並ぶように配置された複数の第2蓄電スタックと、前記複数の第1蓄電スタック及び前記複数の第2蓄電スタックのうち互いに対向する一対の蓄電スタック同士を接続する複数のバスバーと、前記複数の第1蓄電スタック、前記複数の第2蓄電スタック及び前記複数のバスバーを収容するとともに、前記第1方向における前記複数の第1蓄電スタック及び前記複数の第2蓄電スタックの一方側に形成された一方側空間を含むケースと、前記ケースに設けられており、前記ケース内の圧力を開放する圧力開放弁と、を備え、前記ケースは、前記一方側空間を規定する規定部を有し、前記圧力開放弁は、前記規定部に設けられており、前記複数の第1蓄電スタックは、前記第1方向に前記圧力開放弁に最も近い位置に配置された第1最近接スタックを含む第1近接スタック群と、前記第1近接スタック群以外の第1残部スタック群と、を含み、前記複数の第2蓄電スタックは、前記第1方向に前記圧力開放弁に最も近い位置に配置された第2最近接スタックを含む第2近接スタック群と、前記第2近接スタック群以外の第2残部スタック群と、を含み、前記複数のバスバーは、前記第2方向における前記第1近接スタック群の外側を通るように配策された第1外側配策部と、前記第2方向における前記第2近接スタック群の外側を通るように配策された第2外側配策部と、前記第1残部スタック群と前記第2残部スタック群との間を通るように配策された内側配策部と、前記第1近接スタック群を構成する前記第1蓄電スタックのうち前記圧力開放弁から最も遠い位置に配置された前記第1蓄電スタックと、前記第1残部スタック群を構成する前記第1蓄電スタックのうち前記圧力開放弁に最も近い位置に配置された前記第1蓄電スタックと、の間を通るように配策された第1連結配策部と、前記第2近接スタック群を構成する前記第2蓄電スタックのうち前記圧力開放弁から最も遠い位置に配置された前記第2蓄電スタックと、前記第2残部スタック群を構成する前記第2蓄電スタックのうち前記圧力開放弁に最も近い位置に配置された前記第2蓄電スタックと、の間を通るように配策された第2連結配策部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ガスの熱に起因するバスバーの損傷を抑制することが可能な蓄電装置及び車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態における蓄電装置を概略的に示す斜視図である。
図1に示される蓄電装置からアッパーカバー及び被覆板が取り外された状態を概略的に示す斜視図である。
蓄電装置からアッパーカバーが取り外された状態を概略的に示す平面図である。
図3におけるIV-IV線での断面図である。
図3におけるV-V線での断面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す平面図である。
図6におけるVII-VII線での断面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す平面図である。
蓄電装置の変形例を概略的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一又はそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態における蓄電装置を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示される蓄電装置からアッパーカバー及び被覆板が取り外された状態を概略的に示す斜視図である。図3は、蓄電装置からアッパーカバー及び被覆板が取り外された状態を概略的に示す平面図である。図4は、図1におけるIV-IV線での断面図である。この蓄電装置1は、例えば、車両の底部に搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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