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公開番号
2025119725
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014672
出願日
2024-02-02
発明の名称
切片作成装置および切片作成装置の製造方法
出願人
株式会社シンテック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
1/06 20060101AFI20250807BHJP(測定;試験)
要約
【課題】基板を刃先に容易に近付けることができる切片作成装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】切片作成装置1は、ナイフ部3と、液体を貯留する槽5および槽5の前側を画定しナイフ部3を保持する前壁6を有する液体貯留部2と、を備える。ナイフ部3は、槽5とは反対側に配置される刃先3aと、刃先3aを形成する一対の刃面3bと、を有する。前壁6は、刃先3aを斜め上方に向けてナイフ部3を斜めに保持する。前壁6の内面6aは、ナイフ部3の上側の刃面3bの下端を通りナイフ部3の傾斜角度と同一角度で傾斜する平面よりも前側に配置され、槽5内に挿入された基板が刃面3bの下端またはその近傍まで前側へ移動することを許容する急傾斜面6aを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
試料をスライスして切片を作成するナイフ部と、
上側が開放され液体を貯留する槽と、槽の前側を画定し前記ナイフ部を保持する前壁と、を有する液体貯留部と、を備え、
前記ナイフ部は、前記槽とは反対側である前側に配置される刃先と、該刃先を形成する一対の刃面と、を有し、
前記前壁は、前記刃先を斜め上方に向けて前記ナイフ部を斜めに保持し、
前記前壁の内面は、前記ナイフ部の前記槽側の一方の前記刃面の下端を通り前記ナイフ部と同一角度で傾斜する平面よりも前側に配置され、前記槽内に挿入された基板が前記一方の刃面の前記下端またはその近傍まで前側へ移動することを許容する急傾斜面を有する、切片作成装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記急傾斜面が、略鉛直方向に配置される鉛直面である、請求項1に記載の切片作成装置。
【請求項3】
前記液体貯留部が、前記前壁と隣接し前記槽の横側を画定する横壁を有し、
該横壁の上面が、
該横壁の内面よりも上側かつ横方向外側に配置される縁部と、
前記横壁の内面と前記縁部との間に設けられ、前記基板が前記横壁の内面の上端と干渉することを防ぐ逃げ部と、を有する、請求項1に記載の切片作成装置。
【請求項4】
前記ナイフ部が、前記急傾斜面と同一の平面に配置される端面を有する、請求項1に記載の切片作成装置。
【請求項5】
請求項1に記載の切片作成装置の製造方法であって、
前記刃先および前記一対の刃面を有するナイフ部前駆部材を前記前壁に固定する工程と、
前記ナイフ部前駆部材の前記急傾斜面よりも突出する部分を切除する工程と、を含む、切片作成装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、切片作成装置および切片作成装置の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子顕微鏡または光学顕微鏡用の切片の作成に、ダイヤモンドナイフが使用されている(例えば、非特許文献1参照。)。ダイヤモンドナイフは、水を貯留するボートと、ボートの前壁に保持されたナイフ部とを有する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
DiATOME Diamond Knife, ultra 35° 4,0mm、[online]、Science Services、[令和6年1月19日検索]、インターネット<URL:https://www.scienceservices.eu/diatome-diamond-knife-ultra-35-4-0mm.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ナイフ部は、前端の刃先が斜め上方を向くように斜めに配置される。このような配置のナイフ部をボートの内部に収納するため、非特許文献1のボートの前側の内面は、傾斜している。
一方、切片の回収の際、水中に挿入したスライドガラスのような基板を刃先に出来るだけ近付けることが望ましい。非特許文献1のダイヤモンドナイフの場合、基板が傾斜する内面と干渉し、基板を刃先に近付けることが難しい。例えば、刃先から基板まで約10mm以上離れてしまう。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、基板を刃先に容易に近付けることができる切片作成装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、試料をスライスして切片を作成するナイフ部と、上側が開放され液体を貯留する槽と、槽の前側を画定し前記ナイフ部を保持する前壁と、を有する液体貯留部と、を備え、前記ナイフ部は、前記槽とは反対側に配置される刃先と、該刃先を形成する一対の刃面と、を有し、前記前壁は、前記刃先を斜め上方に向けて前記ナイフ部を斜めに保持し、前記前壁の内面は、前記ナイフ部の上側の前記刃面の下端を通り前記ナイフ部の傾斜角度と同一角度で傾斜する平面よりも前側に配置され、前記槽内に挿入された基板が前記上側の刃面の前記下端またはその近傍まで前側へ移動することを許容する急傾斜面を有する、切片作成装置である。
【0007】
本発明の他の態様は、上記の切片作成装置の製造方法であって、前記刃先および前記一対の刃面を有するナイフ部前駆部材を前記前壁に固定する工程と、前記ナイフ部前駆部材の前記急傾斜面よりも突出する部分を切除する工程と、を含む、切片作成装置の製造方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、基板を刃先に容易に近付けることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る切片作成装置の斜視図である。
図1の切片作成装置の前側から見た正面図である。
図1の切片作成装置の後側から見た背面図である。
図1の切片作成装置の左側から見た左側面図である。
図1の切片作成装置の右側から見た右側面図である。
図1の切片作成装置の上側から見た平面図である。
図1の切片作成装置の下側から見た底面図である。
図2EのI-I線における切片作成装置の部分断面図である。
図1の切片作成装置の使用状態を示す図である。
図1の切片作成装置の製造方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る切片作成装置およびその製造方法について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る切片作成装置1は、ミクロトームまたはウルトラミクロトームに搭載され、試料をスライスして切片を作成するものである。切片作成装置1は、ナイフとも呼ばれ、後述するようにダイヤモンド製の刃先3aを有する場合にはダイヤモンドナイフとも呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
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