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公開番号2025115103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009450
出願日2024-01-25
発明の名称監視システム、被監視装置、監視方法、および監視プログラム
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04L 41/04 20220101AFI20250730BHJP(電気通信技術)
要約【課題】接続状態に関する情報の出力条件を効率的に設定することを可能とする。
【解決手段】監視システム1は、IPネットワークを管理するためのプロトコルであるSNMPに基づきIPネットワークに含まれるネットワーク機器を監視する監視装置100と、ネットワーク機器のうち監視装置100の監視対象である被監視装置200とを有する。監視装置100は、被監視装置200の接続状態に関する情報の出力要求を、当該被監視装置200に対して送信する。被監視装置200は、出力要求を送信した監視装置100の宛先情報が登録されていない場合に、当該監視装置100の宛先情報を記憶部220に格納する。被監視装置200は、被監視装置200の接続状態の変化が検知された場合に、格納された監視装置100の宛先情報により識別される当該監視装置100に対して、被監視装置200の接続状態に関する情報を送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
IPネットワークを管理するためのプロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)に基づき前記IPネットワークに含まれるネットワーク機器を監視する監視装置と、前記ネットワーク機器のうち前記監視装置の監視対象である被監視装置とを有する監視システムであって、
前記監視装置は、
前記被監視装置の接続状態に関する情報の出力要求を、前記被監視装置に対して送信する送信部を有し、
前記被監視装置は、
前記出力要求を送信した前記監視装置の宛先情報が登録されていない場合に、該監視装置の宛先情報を記憶部に格納する格納部と、
前記被監視装置の接続状態の変化が検知された場合に、前記格納部により格納された前記監視装置の宛先情報により識別される該監視装置に対して、前記被監視装置の接続状態に関する情報を送信する送信部と、
を備えることを特徴とする監視システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記被監視装置の前記格納部は、
前記監視装置から前記被監視装置の接続状態に関する情報の出力要求を受け付けた場合に、前記監視装置の宛先情報が前記記憶部に存在するか否かを判定し、
前記記憶部に前記監視装置の宛先情報が存在しないと判定される場合には、前記監視装置の宛先情報と、該監視装置により要求される前記被監視装置の接続状態に関する情報の種別とを対応付けて前記記憶部に格納する、
ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記送信部は、
前記被監視装置と、該被監視装置に接続された所定の機器との接続を仲介するポートの接続状態として、該ポートのリンクの切断およびパケット転送のブロッキング状態から転送状態への変化のうち少なくともいずれか一方の変化が生じたことを示す情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
【請求項4】
前記被監視装置のポートを介して接続された所定の機器と該被監視装置との接続状況を監視して、
前記被監視装置のポートに接続された所定の機器との物理的な接続または論理的な接続のうち少なくともいずれか一方が切断された場合に、前記接続状態に変化が生じたと検知する検知部を更に有する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の監視システム。
【請求項5】
冗長化された経路を構成する前記被監視装置のポートを介して接続された所定の機器と該被監視装置との接続状況を監視して、
前記冗長化された経路について物理的な接続または論理的な接続のうち少なくともいずれか一方が切断されることで前記冗長化された経路を構成する前記被監視装置のポートが転送状態になった場合に、前記接続状態に変化が生じたと検知する検知部を更に有する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の監視システム。
【請求項6】
IPネットワークを管理するためのプロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)に基づき前記IPネットワークに含まれるネットワーク機器を監視する監視装置により監視される被監視装置であって、
前記監視装置の宛先情報が登録されていない場合に、該監視装置の宛先情報を記憶部に格納する格納部と、
前記被監視装置の接続状態の変化が検知された場合に、前記格納部により格納された前記監視装置の宛先情報により識別される該監視装置に対して、前記被監視装置の接続状態に関する情報を送信する送信部と、
を有することを特徴とする被監視装置。
【請求項7】
IPネットワークを管理するためのプロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)に基づき前記IPネットワークに含まれるネットワーク機器を監視する監視装置により監視される被監視装置に実行させる監視方法であって、
前記監視装置の宛先情報が登録されていない場合に、該監視装置の宛先情報を記憶部に格納する格納工程と、
前記被監視装置の接続状態の変化が検知された場合に、前記格納工程により格納された前記監視装置の宛先情報により識別される該監視装置に対して、前記被監視装置の接続状態に関する情報を送信する送信工程と、
を含むことを特徴とする監視方法。
【請求項8】
IPネットワークを管理するためのプロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)に基づき前記IPネットワークに含まれるネットワーク機器を監視する監視装置により監視される被監視装置に実行させる監プログラムであって、
前記監視装置の宛先情報が登録されていない場合に、該監視装置の宛先情報を記憶部に格納する格納手順と、
前記被監視装置の接続状態の変化が検知された場合に、前記格納手順により格納された前記監視装置の宛先情報により識別される該監視装置に対して、前記被監視装置の接続状態に関する情報を送信する送信手順と、
を特徴とする監視プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、監視システム、被監視装置、監視方法、および監視プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
SNMP(Simple Network Management Protocol)は、ビル等の建築物に係るIP(Internet Protocol)ネットワークにおいて、スイッチングハブ等のネットワーク機器の状態監視に使用されるプロトコルである。SNMPに基づく監視では、監視を行う情報処理装置(以降、「監視装置」と表記する場合がある)から監視対象の通信機器(以降、「被監視装置」と表記する場合がある)に対して、当該被監視装置の状態や当該被監視装置と他の機器との接続状態に関する情報等を出力するように指令を行い、当該情報等を収集する。
【0003】
その他にも、監視装置からの接続状態に関する情報の要求が行われない場合においても、被監視装置自身が機器内の状態変化を検知して、監視装置に対して自ら接続状態に関する情報を出力するSNMPトラップ等が知られている。ただし、上述したSNMPトラップの機能を使用するために、接続状態に関する情報の送信先と、接続状態に関する情報の出力条件とを、予め被監視装置に対して設定する必要がある。
【0004】
そこで、被監視装置(管理対象の装置)に対して、接続状態に関する情報等の出力先を自動で設定する従来技術が知られている。例えば、従来技術として、管理対象の装置にトラップ送信先の設定情報を行う場合に、管理対象の機器が管理装置に対して送信する応答確認のためのブロードキャストトラップに管理装置が応答して、応答確認パケットを送信する。そして、管理対象の機器は、送信された応答確認パケットから抽出されるトラップ送信先設定情報に基づいて、当該管理対象の装置をイベントが発生したときに送信するトラップの送信先として設定する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-003069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の従来技術では、接続状態に関する情報の出力条件を効率的に設定することが難しい場合がある。例えば、従来技術は、トラップ送信先の設定を不要とするものの、どのような状況で、どういった情報を送信するか等の設定を自動で行うことができない。また、従来技術は、被監視装置が多数使用される大規模なネットワークシステムが停電から復帰する場合等に一斉にブロードキャストトラップが送信されることで、ネットワーク帯域の圧迫や接続される機器の不具合が生じたりする可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の監視システムは、IPネットワークを管理するためのプロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)に基づき前記IPネットワークに含まれるネットワーク機器を監視する監視装置と、前記ネットワーク機器のうち前記監視装置の監視対象である被監視装置とを有する監視システムであって、前記監視装置は、前記被監視装置の接続状態に関する情報の出力要求を、前記被監視装置に対して送信する送信部を有し、前記被監視装置は、前記出力要求を送信した前記監視装置の宛先情報が登録されていない場合に、該監視装置の宛先情報を記憶部に格納する格納部と、前記被監視装置の接続状態の変化が検知された場合に、前記格納部により格納された前記監視装置の宛先情報により識別される該監視装置に対して、前記被監視装置の接続状態に関する情報を送信する送信部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接続状態に関する情報の出力条件を効率的に設定することを可能とする、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る監視システムによる処理の全体像を説明する図である。
図2は、本実施形態に係る監視システムの構成の一例を示す図である。
図3は、本実施形態に係る管理情報の一例を示すテーブル図である。
図4は、本実施形態に係る機器情報の一例を示すテーブル図である。
図5は、本実施形態に係る出力条件の一例を示すテーブル図である。
図6は、本実施形態に係る出力条件の登録処理および機器情報の出力処理の一例を示す図である。
図7は、本実施形態に係る出力条件の登録処理および機器情報の出力処理の一例を示す図である。
図8は、本実施形態に係る監視システムによる処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図9は、本実施形態に係る監視システムを構成する各種装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここから、実施の形態(以降、「実施形態」)について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、共通する構成要素には同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する。また、以下に記載する実施形態の説明は、本発明に係る監視システム、被監視装置、監視方法、および監視プログラムを限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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