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公開番号
2025114919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009160
出願日
2024-01-25
発明の名称
検査支援システム、および検査支援方法
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
21/88 20060101AFI20250730BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検査対象物の撮像時における、検査対象物に反射した光の写り込みや、検査対象物に映し出された照射手段の写り込みの抑制を、照射角度の異なる複数の光源を設けて撮像する場合よりも簡易な手法で実現させる。
【解決手段】検査支援システム1は、検査対象物である射出成形品100を撮像する撮像部11と、撮像部11と射出成形品100との間に配置され、射出成形品100に向けて光を照射する照射部12と、照射部12と射出成形品100との間に配置され、照射部12からの光を遮光する遮光領域と、照射部12からの光を通過させる光通過領域である切欠き部132とを有する遮光部材13と、遮光部材13における切欠き部132の位置を変えることで、射出成形品100に照射される光を制御する制御装置40とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
検査対象物を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段と前記検査対象物との間に配置され、当該検査対象物に向けて光を照射する照射手段と、
前記照射手段と前記検査対象物との間に配置され、前記光を遮光する遮光領域と、当該光を通過させる光通過領域とを有する遮光手段と、
前記遮光手段における前記光通過領域の位置を変えることで、前記検査対象物に照射される光を制御する照射光制御手段と、
を備えることを特徴とする検査支援システム。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記遮光手段には、前記光通過領域としての1または複数の切欠き部または貫通部が形成されていることを特徴とする、
請求項1に記載の検査支援システム。
【請求項3】
前記照射手段は、前記検査対象物から見た形状が円環形状であり、
前記遮光手段は、前記照射手段と形状が同一または略同一である円環形状の部材に前記光通過領域を形成させたものであることを特徴とする、
請求項1に記載の検査支援システム。
【請求項4】
前記遮光手段は、円周方向に回転することで前記光通過領域の位置を変えることを特徴とする、
請求項3に記載の検査支援システム。
【請求項5】
前記照射手段と前記遮光手段との少なくとも一方は、軸方向に移動可能とすることを特徴とする、
請求項4に記載の検査支援システム。
【請求項6】
前記遮光手段は、露見された状態と露見させない状態との切り替えを可能とする複数の前記光通過領域を有することを特徴とする、
請求項1に記載の検査支援システム。
【請求項7】
前記検査対象物が透明または半透明の射出成形品であることを特徴とする、
請求項1に記載の検査支援システム。
【請求項8】
撮像手段が、検査対象物を撮像するステップと、
前記撮像手段と前記検査対象物との間に配置された照射手段が、当該検査対象物に向けて光を照射するステップと、
前記照射手段と前記検査対象物との間に配置された遮光手段の遮光領域が前記光を遮光し、当該遮光手段の光通過領域が当該光を通過させるステップと、
照射光制御手段が、前記遮光手段における前記光通過領域の位置を変えることで、前記検査対象物に照射される光を制御するステップと、
を含むことを特徴とする検査支援方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査支援システム、および検査支援方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
検査対象物である透明または半透明の射出成形品を撮像し、その撮像画像に射出成形品の欠陥を強調表示させる技術が知られている(例えば、特許文献1)。このような技術では、撮像時に照射手段から出力される光を検査対象物に照射することで検査対象物の欠陥が強調される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-136269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
検査対象物の撮像時に照明器具から出力された光は、その検査対象物に反射して撮像画像に写り込むことで検査の障害になることがある。さらに、検査対象物の材質や表面の加工の態様によっては、撮像時に検査対象物に映し出された照明器具が撮像画像に写り込むことで検査の障害になることがある(例えば、図5参照)。これに対して、例えば、照射角度の異なる複数の光源からの出力を切り替えることで、検査対象物に反射した光の写り込みや、検査対象物に映し出された照明器具の写り込みを抑制できる。しかしながら、複数の光源を設けるための費用や、照射角度の異なる複数の光源の各々の出力を制御するための手段等が必要になる。
【0005】
本発明の目的は、検査対象物の撮像時における、検査対象物に反射した光の写り込みや、検査対象物に映し出された照射手段の写り込みの抑制を、照射角度の異なる複数の光源を設けて撮像する場合よりも簡易な手法で実現させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的のもと完成させた本発明は、検査対象物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段と前記検査対象物との間に配置され、当該検査対象物に向けて光を照射する照射手段と、前記照射手段と前記検査対象物との間に配置され、前記光を遮光する遮光領域と、当該光を通過させる光通過領域とを有する遮光手段と、前記遮光手段における前記光通過領域の位置を変えることで、前記検査対象物に照射される光を制御する照射光制御手段と、を備えることを特徴とする検査支援システムである。
ここで、前記遮光手段には、前記光通過領域としての1または複数の切欠き部または貫通部が形成されていることを特徴としてもよい。
また、前記照射手段は、前記検査対象物から見た形状が円環形状であり、前記遮光手段は、前記照射手段と形状が同一または略同一である円環形状の部材に前記光通過領域を形成させたものであることを特徴としてもよい。
また、前記遮光手段は、円周方向に回転することで前記光通過領域の位置を変えることを特徴としてもよい。
また、前記照射手段と前記遮光手段との少なくとも一方は、軸方向に移動可能とすることを特徴としてもよい。
また、前記遮光手段は、露見された状態と露見させない状態との切り替えを可能とする複数の前記光通過領域を有することを特徴としてもよい。
また、前記検査対象物が透明または半透明の射出成形品であることを特徴としてもよい。
また、本発明は、撮像手段が、検査対象物を撮像するステップと、前記撮像手段と前記検査対象物との間に配置された照射手段が、当該検査対象物に向けて光を照射するステップと、前記照射手段と前記検査対象物との間に配置された遮光手段の遮光領域が前記光を遮光し、当該遮光手段の光通過領域が当該光を通過させるステップと、照射光制御手段が、前記遮光手段における前記光通過領域の位置を変えることで、前記検査対象物に照射される光を制御するステップと、を含むことを特徴とする検査支援方法である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、検査対象物の撮像時における、検査対象物に反射した光の写り込みや、検査対象物に映し出された照射手段の写り込みの抑制を、照射角度の異なる複数の光源を設けて撮像する場合よりも簡易な手法で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態にかかる検査支援システムの全体構成の一例を示す図である。
(A)乃至(C)は、照射部および遮光部材の形状の具体例を示す図である。
検査対象物に対する内部検査時の撮像手法の具体例を示す図である。
(A)および(B)は、遮光部材の変形例を示す図である。
撮像時に照明器具が検査対象物に映し出されて撮像画像に写り込んだ例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<検査支援システム1の構成>
図1は、本実施の形態にかかる検査支援システム1の全体構成の一例を示す図である。
【0010】
図1に示す検査支援システム1は、透明または半透明の射出成形品100の品質検査に用いられるシステムである。射出成形品100は、不図示の射出成形機にて製造されたものであり、形状は特に限定されない。なお、本実施の形態における品質検査の検査対象物は、透明または半透明の平板形状の射出成形品である。射出成形機は、加熱して溶融させた透明または半透明の樹脂を金型に流し込み、冷却して固化させた後に取り出すことで射出成形品100を製造可能とする装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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