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公開番号
2025112802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007275
出願日
2024-01-22
発明の名称
表示装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G02F
1/1335 20060101AFI20250725BHJP(光学)
要約
【課題】 低屈折率材料を用いることなく、表示品位の低下を抑制することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 一実施形態によれば、表示装置は、表示パネルと、複数の発光素子と、第3透明基板と、構造体と、を備えている。表示パネルは、第1透明基板と、第2透明基板と、第1透明基板と第2透明基板との間に位置する高分子分散型の液晶層と、第1画素電極及び第2画素電極と、共通電極と、を備えている。複数の発光素子は、第1方向に並んでいる。第3透明基板は、複数の発光素子と対向する側面を有し第2透明基板と対向している。構造体は、第2透明基板と第3透明基板とに接している。第2画素電極は、第1画素電極よりも複数の発光素子から離間し、構造体は、第1画素電極に重なる複数の第1構造体と、第2画素電極に重なる複数の開口を有する第2構造体と、を備えている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1透明基板と、前記第1透明基板と対向する第2透明基板と、前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に位置する高分子分散型の液晶層と、前記第1透明基板と前記液晶層との間に位置する第1画素電極及び第2画素電極と、前記第2透明基板と前記液晶層との間に位置し前記第1画素電極及び前記第2画素電極と対向する共通電極と、を備える表示パネルと、
第1方向に並んだ複数の発光素子と、
前記複数の発光素子と対向する側面を有し前記第2透明基板と対向する第3透明基板と、
前記第2透明基板と前記第3透明基板とに接し前記複数の発光素子から出射された光を前記第3透明基板から前記液晶層に導光する構造体と、を備え、
前記第2画素電極は、前記第1画素電極よりも前記複数の発光素子から離間し、
前記構造体は、前記第1画素電極に重なる複数の第1構造体と、前記第2画素電極に重なる複数の開口を有する第2構造体と、を備え、
前記複数の第1構造体及び前記複数の開口は、前記第1方向に第1ピッチでそれぞれ並ぶとともに、前記第1方向と直交する第2方向に前記第1ピッチに等しい第2ピッチでそれぞれ並び、
前記第1構造体と前記第1画素電極とが重なる面積は、前記第2構造体と前記第2画素電極とが重なる面積より小さい、
表示装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記表示パネルは、さらに、前記第1透明基板と前記液晶層との間に位置する複数の走査線と、前記複数の走査線に交差する複数の信号線と、を備え、
前記複数の信号線は、前記第1方向に第3ピッチで並び、
前記複数の走査線は、前記第2方向に第4ピッチで並び、
前記第3ピッチは、前記第1ピッチの整数倍であり、
前記第4ピッチは、前記第2ピッチの整数倍である、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記複数の走査線のうち前記第1画素電極の両側に位置する一対の走査線、及び、前記複数の信号線のうち前記第1画素電極の両側に位置する一対の信号線は、前記複数の第1構造体に重なり、
前記複数の走査線のうち前記第2画素電極の両側に位置する一対の走査線、及び、前記複数の信号線のうち前記第2画素電極の両側に位置する一対の信号線は、前記複数の開口に重なる、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記構造体の屈折率は、前記第2透明基板及び前記第3透明基板のそれぞれの屈折率と同等である、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記構造体と前記第2透明基板との屈折率差、及び、前記構造体と前記第3透明基板との屈折率差は、それぞれ0.05以下である、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記複数の第1構造体のそれぞれの面積は、前記第1画素電極の面積よりも小さい、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記複数の開口のそれぞれの面積は、前記第2画素電極の面積よりも小さい、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項8】
前記複数の第1構造体は、千鳥状に配置されている、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項9】
前記複数の開口は、千鳥状に配置されている、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記構造体は、アクリル系樹脂又はエポキシ系樹脂で形成されている、
請求項1に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、散乱状態と透明状態とを切り替え可能な高分子分散型液晶(Polymer Dispersed Liquid Crystal:以下、PDLCと称する)を用いた表示装置が種々提案されている。一例では、PDLCを用いた表示装置は、表示パネルと、表示パネルに接着される透明基板と、透明基板の一端側に配置される光源と、表示パネルと透明基板との間に位置し透明基板よりも屈折率が小さい低屈折率層と、を備える。低屈折率層は、例えば光源から離れるにつれて小さくなる開口を有している。
【0003】
例えば、低屈折率層の材料として用いられるシロキサン系樹脂は、ガス化しやすく、生産過程で種々の悪影響を及ぼすおそれがある。また、低屈折率層の他の材料として用いられるフッ素化合物は、世界的に規制の動きが強まっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019―32411号公報
特開2020―16724号公報
特開平8-31217号公報
国際公開第2012/020669号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、低屈折率材料を用いることなく、表示品位の低下を抑制することが可能な表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態によれば、表示装置は、表示パネルと、複数の発光素子と、第3透明基板と、構造体と、を備えている。前記表示パネルは、第1透明基板と、前記第1透明基板と対向する第2透明基板と、前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に位置する高分子分散型の液晶層と、前記第1透明基板と前記液晶層との間に位置する第1画素電極及び第2画素電極と、前記第2透明基板と前記液晶層との間に位置し前記第1画素電極及び前記第2画素電極と対向する共通電極と、を備えている。前記複数の発光素子は、第1方向に並んでいる。前記第3透明基板は、前記複数の発光素子と対向する側面を有し前記第2透明基板と対向している。前記構造体は、前記第2透明基板と前記第3透明基板とに接し前記複数の発光素子から出射された光を前記第3透明基板から前記液晶層に導光する。前記第2画素電極は、前記第1画素電極よりも前記複数の発光素子から離間し、前記構造体は、前記第1画素電極に重なる複数の第1構造体と、前記第2画素電極に重なる複数の開口を有する第2構造体と、を備え、前記複数の第1構造体及び前記複数の開口は、前記第1方向に第1ピッチでそれぞれ並ぶとともに、前記第1方向と直交する第2方向に前記第1ピッチに等しい第2ピッチでそれぞれ並び、前記第1構造体と前記第1画素電極とが重なる面積は、前記第2構造体と前記第2画素電極とが重なる面積より小さい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る表示装置DSPの構成例を示す図である。
図2は、図1に示した表示パネルPNLの構成例を示す断面図である。
図3は、図1に示したA-A’線に沿った表示装置DSPの概略的な断面図である。
図4は、第1構造体41の一例を示す平面図である。
図5は、第2構造体42及び開口APの一例を示す平面図である。
図6は、構造体40及び接着剤ADの構成例を示す平面図である。
図7は、構造体40及び接着剤ADの他の構成例を示す平面図である。
図8は、構造体40と画素電極PEとの関係の一例を示す平面図である。
図9は、構造体40と画素電極PEとの関係の他の例を示す平面図である。
図10は、第2実施形態に係る表示装置DSPの概略的な構成例を示す図である。
図11は、図10に示したB-B’線に沿った表示装置DSPの概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
いくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を記載する。X軸に沿った方向を第1方向Xと称し、Y軸に沿った方向を第2方向Yと称し、Z軸に沿った方向を第3方向Zと称する。第3方向Zと平行に各種要素を見ることを平面視という。第1方向X及び第2方向Yは、表示装置を構成する基板の主面に平行な方向であり、第3方向Zは、表示装置の厚さ方向に相当する。
【0010】
本実施形態においては、表示装置の一例として、高分子分散型液晶を適用した透光性の高い液晶表示装置(いわゆる透明表示装置)を開示する。ただし、本実施形態にて開示する構成、特に実装領域とその近傍に配置される各種要素に関する構成は、他種の表示装置にも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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