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公開番号2025110683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004657
出願日2024-01-16
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の復旧方法およびプログラム。
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 8/654 20180101AFI20250722BHJP(計算;計数)
要約【課題】
本発明は、FPGAのエラー時に、FPGAのファームウェアの最小限の機能を有するミニマムコンフィギュレーションデータによりFPGAのファームウェアの復旧を行うことにより、FPGAの検証、復旧に適した情報処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明の情報処理装置は、1以上のユニットを有し、前記1以上のユニットはユニットコントローラを備え、前記ユニットコントローラは、第1サブシステムと第2サブシステムにより構成され、前記情報処理装置の起動時に、前記第1サブシステムが前記第2サブシステムと通信できない場合、前記第1サブシステムが復旧プログラムを前記第2サブシステムのプログラムが記憶されているメモリに上書きすることを特徴とする。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
1以上のユニットを有する情報処理装置であって、
前記1以上のユニットはユニットコントローラを備え、前記ユニットコントローラは、第1サブシステムと第2サブシステムにより構成され、
前記情報処理装置の起動時に、前記第1サブシステムが前記第2サブシステムと通信できない場合、前記第1サブシステムは、復旧プログラムを、前記第2サブシステムのプログラムが記憶されているメモリに上書きする、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1サブシステムはCPUを有し、前記第2サブシステムはFPGAを有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記復旧プログラムは、前記第1サブシステムに格納されたものである、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1サブシステムと前記第2サブシステムが通信を確立すると、前記第2サブシステムは、前記第2サブシステムの構成情報を収集し、前記第1サブシステムに前記構成情報を転送し、
前記第1サブシステムは、サーバから、前記構成情報に基づいた動作用プログラムを取得し、前記動作用プログラムで前記第2サブシステムのプログラムの更新を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記動作用プログラムは、前記第2サブシステムの構成によって異なる、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記復旧プログラムで復旧できなかった場合、または、前記動作用プログラムで復旧できなかった場合、前記第1サブシステムは、現場復旧できなかったことをコールセンタにコールする、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記復旧プログラムは、前記動作用プログラムから一部の機能を除いたプログラムである、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記除いた一部の機能は、デバイスの制御機能である、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記復旧プログラムは、前記第2サブシステムの起動制御を行う機能、前記第2サブシステムの構成情報を取得する機能、及び前記第1サブシステムとの通信を行う機能、を有する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
1以上のユニットを有する情報処理装置であって、
前記1以上のユニットはユニットコントローラを備え、前記ユニットコントローラは、第1サブシステムと第2サブシステムにより構成され、
前記情報処理装置の起動時に、前記第2サブシステムは、前記第2サブシステムの構成情報を収集し、前記第1サブシステムに前記構成情報を転送し、
前記第1サブシステムは、サーバから、前記構成情報に基づいたプログラムを取得し、前記プログラムを、前記第2サブシステムのプログラムが記憶されているメモリに上書きする、
情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の復旧方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、プリンタシステムなどの電子機器システムは、システム全体を制御するコントローラと複数の周辺デバイスから構成されることが多い。比較的構造のシンプルなシステムまたは周辺デバイスの構成のバリエーションの少ないシステムでは、コントローラの構成ハードウェアが一定である場合が多く、コントローラを動作させるソフトウェアもバリエーションが少ない。このようなシステムは、コントローラが共通なため、量産によるコストダウンが見込まれるが、カスタマイズすることが困難であり、開発コストが高くなる。このようなシステムを固定構成システムという。固定構成システムについての詳細は後述する。
【0003】
これに対して、電子機器システムの機能をそれぞれモジュール化したシステムがある。例えば、プリンタ、定着、紙搬送などのそれぞれの機能をモジュール化したプリンタシステムがある。ニーズに応じて、それぞれの機能のモジュールを組み替えることによりカスタマイズが容易であり、開発コストが低くなる。このようなシステムでは、モジュールのコントローラとして、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を搭載したボードを用いることがある。FPGAとは、設計者がフィールド(現場)で論理回路の構成をプログラムできるゲート(論理回路)を集積したデバイスのことである。FPGAでは、回路構造をプログラムにより変更することができ、モジュールの機能に合わせて最適な無駄のない回路を構成することができる。FPGAの処理内容を設計者が変更することができることが特徴である。このようなシステムを固定構成システムに対して、可変構成システムという。可変構成システムでは、多様な周辺デバイスに応じてコントローラのソフトウェアを変更することができるため、固定構成システムに比べて、システムの変更、拡張が容易である。そのため、システムの開発コストは固定構造システムより安いという利点がある。可変構成システムについての詳細は後述する。
【0004】
特許文献1には、BIOSと他のソフトウェアなどの段階的に起動される複数の部分ソフトウェアの検証による改ざんの検知と復旧を行う情報処理装置が提案されている。上記先行技術では、フラッシュROMにBIOSを実現する制御プログラムを記憶し、ROMにBIOSを実現する制御プログラムのコピーを記憶する。そして、BIOS検証ユニットが、フラッシュROMに記憶されたBIOSの検証を行い、検証に成功しなかった場合、ROMに記憶されたBIOSのコピーによるフラッシュROMに記憶されたBIOSの復旧処理を実行し、CPUへのBIOS起動指示を行う。
【0005】
また、特許文献2には、コンフィグモジュールとFPGAとを備え、電源投入時にコンフィグモジュールが、FPGAをコンフィグ(プログラミング)し、誤り訂正符号によりFPGAのソフトエラーを検出するシステムが提案されている。特許文献2の技術では、ソフトエラーを検出した場合、FPGAのソフトエラー発生箇所をリコンフィグすることにより、運用を停止することなくソフトエラーを回避することができる。
【0006】
また、特許文献3には、FPGA内に2つのCPUと、処理プログラムと、処理プログラムの改ざんを検出する改ざん検出プログラムを有し、処理プログラムと改ざん検出プログラムをFPGA内の別個のCPUで実行するシステムが提案されている。特許文献3の技術では、改ざん検出プログラムをFPGA内に有することにより、改ざん検出プログラムが改ざんされるのを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-157063号公報
特開2005-235074号公報
特開2012-174228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、予めソフトウェアのコピーをROMに記憶しておく必要があるため、FPGAの変更可能なファームウェアの検証、復旧には向いていないという問題があった。また、上記特許文献2、3の技術では、ハードウェアの変更に伴うFPGAのプログラムの変更には対応できないという問題があった。本発明は、FPGAのエラー時に、FPGAのファームウェアの最小限の機能を有するミニマムコンフィギュレーションデータによりFPGAのファームウェアの復旧を行うことにより、FPGAの検証、復旧に適した情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の情報処理装置は、1以上のユニットを有し、前記1以上のユニットはユニットコントローラを備え、前記ユニットコントローラは、第1サブシステムと第2サブシステムにより構成され、前記情報処理装置の起動時に、前記第1サブシステムが前記第2サブシステムと通信できない場合、前記第1サブシステムは、復旧プログラムを、前記第2サブシステムのプログラムが記憶されているメモリに上書きすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の情報処理装置によれば、FPGAのファームウェアの最小限の機能を有するミニマムコンフィギュレーションデータによりFPGAのファームウェアの復旧を行うことにより、FPGAの多種多様なファームウェアの検証、復旧に対応できる。また、本発明の検証によれば、エラーの原因に対する適した復旧方法の選択、サービスコールを行うかを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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