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公開番号2025110671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004633
出願日2024-01-16
発明の名称車載用電源装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 53/30 20190101AFI20250722BHJP(車両一般)
要約【課題】外部太陽光発電装置の余剰電力を用いた蓄電装置の充電における電力ロスを低減する。
【解決手段】車載用電源装置は、蓄電装置と、車載された車載用太陽発電装置と、車載用太陽光発電装置からの発電電力を用いた蓄電装置の充電と外部施設に設置された外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた蓄電装置の充電と蓄電装置からの電力の前記外部施設への供給とを行なう電力調整器と、電力調整器を制御する制御装置とを備える。制御装置は、車載用太陽光発電装置の発電電力が第1所定電力以上に至ったときに蓄電装置の加温を開始し、その後、外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた蓄電装置の充電が行なわれるよう電力調整器を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置と、
車載された車載用太陽発電装置と、
前記車載用太陽光発電装置からの発電電力を用いた前記蓄電装置の充電と、外部施設に設置された外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた前記蓄電装置の充電と、前記蓄電装置からの電力の前記外部施設への供給とを行なう電力調整器と、
前記電力調整器を制御する制御装置とを備える車載用電源装置であって、
前記制御装置は、前記車載用太陽光発電装置の発電電力が第1所定電力以上に至ったときに前記蓄電装置の加温を開始し、その後、前記外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた前記蓄電装置の充電が行なわれるよう前記電力調整器を制御する、
ことを特徴とする車載用電源装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1記載の車載用電源装置であって、
前記制御装置は、前記蓄電装置の蓄電割合が所定蓄電割合以上のときには、前記車載用太陽光発電装置の発電電力が第2所定電力以上に至ったときでも前記蓄電装置の加温は行なわない、
車載用電源装置。
【請求項3】
蓄電装置と、
外部施設に設置された太陽光発電装置からの余剰電力を用いた前記蓄電装置の充電と前記蓄電装置からの電力の前記外部施設への供給とを行なう電力調整器と、
前記電力調整器を制御する制御装置とを備える車載用電源装置であって、
前記制御装置は、前記太陽光発電装置の発電電力が第2所定電力以上に至ったときに前記蓄電装置の加温を開始し、その後、前記太陽光発電装置からの余剰電力を用いた前記蓄電装置の充電が行なわれるよう前記電力調整器を制御する、
ことを特徴とする車載用電源装置。
【請求項4】
請求項3記載の車載用電源装置であって、
前記制御装置は、前記蓄電装置の蓄電割合が所定蓄電割合以上のときには、前記太陽光発電装置の発電電力が第1所定電力以上に至ったときでも前記蓄電装置の加温は行なわない、
車載用電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用電源装置に関し、詳しくは、蓄電装置を有し、外部施設に設置された太陽光発電装置からの余剰電力を用いた蓄電装置の充電と蓄電装置からの電力の外部施設への供給とを行なう車載用電源装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車載用電源装置としては、車載された太陽光発電装置および蓄電装置を有し、太陽光発電装置と蓄電装置とを有する家屋とを電気的に接続するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車載用電源装置では、車載された太陽光発電装置からの発電電力による車載された蓄電装置の充電や、家屋の太陽光発電装置からの発電電力による車載された蓄電装置の充電、車載された蓄電装置からの電力の家屋への供給を可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-236550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の車載用電源装置では、家屋の太陽光発電装置からの余剰電力を用いて車載された蓄電装置を充電するときに蓄電装置の温度が充電に適した温度になっている必要から、車両側と家屋側とを電気的に接続しているときには常に蓄電装置を加温するため、電力ロスが多くなる。
【0005】
本開示の車載用電源装置は、外部太陽光発電装置の余剰電力を用いた蓄電装置の充電における電力ロスを低減することことを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用電源装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の第1の車載用電源装置は、
蓄電装置と、
車載された車載用太陽発電装置と、
前記車載用太陽光発電装置からの発電電力を用いた前記蓄電装置の充電と、外部施設に設置された外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた前記蓄電装置の充電と、前記蓄電装置からの電力の前記外部施設への供給とを行なう電力調整器と、
前記電力調整器を制御する制御装置とを備える車載用電源装置であって、
前記制御装置は、前記車載用太陽光発電装置の発電電力が第1所定電力以上に至ったときに前記蓄電装置の加温を開始し、その後、前記外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた前記蓄電装置の充電が行なわれるよう前記電力調整器を制御する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の第1の車載用電源装置は、車載された車載用太陽発電装置と、車載用太陽光発電装置からの発電電力を用いた蓄電装置の充電と、外部施設に設置された外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた蓄電装置の充電と、蓄電装置からの電力の外部施設への供給とを行なう電力調整器と、電力調整器を制御する制御装置とを備える。制御装置は、車載用太陽光発電装置の発電電力が第1所定電力以上に至ったときに蓄電装置の加温を開始し、その後、外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた蓄電装置の充電が行なわれるよう電力調整器を制御する。第1所定電力は、外部施設において外部太陽光発電装置の発電電力が余剰となると想定される車載用太陽光発電装置の発電電力より若干小さな電力として予め定められるものである。こうすれば、外部施設において外部太陽光発電装置の発電電力が余剰となる少し前に蓄電装置の加温を開始し、その後、外部施設において外部太陽光発電装置の発電電力が余剰となったときに外部太陽光発電装置からの余剰電力を用いた蓄電装置の充電を行なうことができる。このため、蓄電装置を常に加温する場合に比して、電力ロスを低減することができる。なお、外部施設には、一般の家屋も含まれる。
【0009】
本開示の第1の車載用電源装置において、前記制御装置は、前記蓄電装置の蓄電割合が所定蓄電割合以上のときには、前記車載用太陽光発電装置の発電電力が第2所定電力以上に至ったときでも前記蓄電装置の加温は行なわないものとしてもよい。蓄電装置の蓄電割合が所定蓄電割合以上のときには、外部施設において外部太陽光発電装置からの発電電力が余剰となっても余剰電力を用いた蓄電装置の充電が行なわれない場合があるから、この場合における電力ロスを低減することができる。
【0010】
本開示の第2の車載用電源装置は、
蓄電装置と、
外部施設に設置された太陽光発電装置からの余剰電力を用いた前記蓄電装置の充電と前記蓄電装置からの電力の前記外部施設への供給とを行なう電力調整器と、
前記電力調整器を制御する制御装置とを備える車載用電源装置であって、
前記制御装置は、前記太陽光発電装置の発電電力が第2所定電力以上に至ったときに前記蓄電装置の加温を開始し、その後、前記太陽光発電装置からの余剰電力を用いた前記蓄電装置の充電が行なわれるよう前記電力調整器を制御する、
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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