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公開番号2025108530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025064235,2021544193
出願日2025-04-09,2020-02-07
発明の名称改善された内視鏡消毒剤
出願人ホワイトリー コーポレイション ピーティーワイ リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類A01N 37/02 20060101AFI20250715BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】内視鏡などの再使用可能な医療機器の消毒または滅菌に使用するための消毒剤作業溶液を提供する。
【解決手段】単一パート又は2パート濃縮液のいずれかの希釈によって調製される、過酢酸及び少なくとも1種の界面活性剤を含む消毒剤作業溶液。作業溶液は、250msで50mN/m及び500msで46mN/mの動的表面張力によって特徴付けられる迅速な濡れを示す。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
a.過酢酸及び
b.少なくとも1種の界面活性剤
を含む消毒剤濃縮液の水性希釈物を含む、医療機器の滅菌又は消毒のための消毒剤作業溶液であって、20~25℃で最大泡圧法によって測定した場合、250msの表面寿命で約50mN/m未満、及び500msの表面寿命で約46mN/m未満の動的表面張力を示す、消毒剤作業溶液。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
最大泡圧法によって測定した場合、20~25℃で、250msの表面寿命で約42.5mN/m未満、及び500msの表面寿命で約41.0mN/m未満の動的表面張力を示す、請求項1に記載の消毒剤作業溶液。
【請求項3】
最大泡圧法によって測定した場合、20~25℃で、250msの表面寿命で約42.5mN/m未満、500msの表面寿命で約41mN/m未満、及び5000nmの表面寿命で約40mN/m未満の動的表面張力を示す、請求項2に記載の消毒剤作業溶液。
【請求項4】
前記過酢酸の濃度が、前記消毒剤作業溶液の0.01%w/v~約1.0%w/v(約100ppm~約10,000ppm)である、請求項1~3のいずれか一項に記載の消毒剤作業溶液。
【請求項5】
前記過酢酸の濃度が、前記消毒剤作業溶液の約0.02%w/v~約0.5%w/v(約200ppm~約5000ppm)である、請求項1~3のいずれか一項に記載の消毒剤作業溶液。
【請求項6】
前記界面活性剤の濃度が、前記消毒剤作業溶液の約0.05%w/v~約0.5%w/vである、請求項5に記載の消毒剤作業溶液。
【請求項7】
前記消毒剤濃縮液が、単一パート消毒剤濃縮液として提供される、請求項1~3のいずれか一項に記載の消毒剤作業溶液。
【請求項8】
前記消毒剤濃縮液が、第1のパート及び第2のパートを有する2パート消毒剤濃縮液として提供される、請求項1~3のいずれか一項に記載の消毒剤作業溶液。
【請求項9】
前記単一パート消毒剤濃縮液が、前記消毒剤濃縮液の約0.1%w/w~約20%w/wの過酢酸を含む、請求項7に記載の消毒剤作業溶液。
【請求項10】
前記単一パート消毒剤濃縮液が、前記消毒剤濃縮液の約1%w/w~約15%w/wの過酢酸を含む、請求項9に記載の消毒剤作業溶液。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【発明の詳細な説明】
【0001】
[0001][背景]
[0002]再使用可能な医療機器は、複数の患者向けに保健医療提供者が再処理及び再使用できる機器である。再使用可能な医療機器の例としては、外科用鉗子、内視鏡及び聴診器が挙げられる。
続きを表示(約 1,300 文字)【0002】
[0003]再使用可能な医療機器は、機器の使用に関連する感染の危険度に従って3つのカテゴリーのうちの1つにグループ分けすることができる:
救急機器(外科用鉗子など)は、血液又は通常無菌の組織と接触する。
準救急機器(内視鏡など)は、粘膜と接触する。
非救急機器(聴診器など)は、無傷の皮膚と接触する。
【0003】
[0004]この分類体系は、Erwin Spauldingによって考案されたものであり、再使用可能な医療機器の再処理のガイドとして役立つ。
【0004】
[0005]救急医療機器は、理想的には湿式加熱による滅菌、又は機器が湿式加熱と不適合な場合は他の手段による滅菌によって再処理しなければならない。準救急医療機器も、可能であれば湿式加熱によって滅菌されるべきであるが、最低でも高度消毒剤に曝露することによって滅菌すべきである。
【0005】
[0006]化学滅菌剤は、救急医療機器の滅菌に使用される化学薬剤である。滅菌剤は、全ての微生物を死滅させ、その結果、滅菌保証レベル、すなわち単一微生物生存確率は10
-6
以下である。高度消毒剤(HLD)は、滅菌剤の下位カテゴリーとされ得るが、曝露時間は、滅菌に要する時間より短い。HLDは、製造業者が推奨するとおりに使用した場合、多数の細菌内生胞子以外の全ての微生物病原体を死滅させ、準救急医療機器の再処理に推奨される最小限の処置である。
【0006】
[0007]一般的な準救急医療機器の種類は、結腸内視鏡及び胃鏡などの軟性内視鏡である。それらの複雑な構造、並びにポリウレタンシース、エポキシコーティング、光ファイバーケーブル、光チップなどの熱不安定性材料の使用が原因で、ほとんどの軟性内視鏡は、湿式加熱によって滅菌できず、したがって、化学滅菌剤又は高度消毒剤を使用して再処理される。
【0007】
[0008]軟性内視鏡の化学滅菌及び高度消毒の両方のための好評な一選択肢は、過酢酸(PAA)である。
【0008】
[0009]PAAは、通常、PAA、過酸化水素及び酢酸の平衡混合物として供給される。PAAは、過酸化水素及び酢酸の水溶液を混合し、材料を平衡に達するようにすることによって調製される。典型的には、この反応は、無触媒で実行し、反応物質が10~14日にわたって平衡に達するようにさせるか、又は1%w/w濃硫酸などの強鉱酸を添加して触媒してもよい。
【0009】
[0010]商用グレードのPAAは、5.0~5.4%のPAAを含有して市販されている。このPAA濃度は、一般的に、クラス5.1の危険物として分類されて商取引される。より高濃度のPAAを有する製品は、クラス5.2の危険物として分類され、これは輸送費及び貯蔵要件に悪影響を及ぼす。
【0010】
[0011]典型的には、5.0~5.4%w/wのPAA平衡溶液は、約25~28%w/wの過酸化水素及び7~10%w/wの酢酸も含有する。多くの場合、ホスホン酸キレート剤を添加して、微量金属汚染物質による製品の劣化を防止する。
(【0011】以降は省略されています)

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