TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025103971
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221754
出願日
2023-12-27
発明の名称
点火装置の極性判別装置
出願人
マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
,
MAHLE International GmbH
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
主分類
F02P
7/067 20060101AFI20250702BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】フライホイールに対して接続された点火装置の極性を正確に判別することができる、点火装置の極性判別装置を提供すること。
【解決手段】フライホイールの回転に応じた点火タイミングでエンジンを点火する外磁式のTCI点火装置の点火コイルに生じた一次電圧を取得する一次電圧取得部21と、前記取得した一次電圧が閾値電圧を超過したことを検出する閾値超過検出部22と、前記閾値超過検出部22における検出のパターンである超過検出のパターンに基づいて、前記点火装置が前記フライホイールに対して、前記点火タイミングで前記一次電圧として正電圧が生ずる第1の極性、または前記点火タイミングで前記一次電圧として負電圧が生ずる第2の極性のいずれの極性で取り付けられているかを判別する極性判別部23とを備える、点火装置の極性判別装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
フライホイールの回転に応じた点火タイミングでエンジンを点火する外磁式のTCI点火装置の点火コイルに生じた一次電圧を取得する一次電圧取得部と、
前記取得した一次電圧が閾値電圧を超過したことを検出する閾値超過検出部と、
前記閾値超過検出部における検出のパターンである超過検出のパターンに基づいて、前記点火装置が前記フライホイールに対して、前記点火タイミングで前記一次電圧として正電圧が生ずる第1の極性、または前記点火タイミングで前記一次電圧として負電圧が生ずる第2の極性のいずれの極性で取り付けられているかを判別する極性判別部とを備える、点火装置の極性判別装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記極性判別部は、前記閾値超過検出部において、前記取得した一次電圧が、正の閾値電圧または負の閾値電圧のいずれかを連続して超過を検出したことに基づいて、前記点火装置が前記フライホイールに対して、前記第1の極性または前記第2の極性のいずれの極性で取り付けられているかを判別することを特徴とする請求項1に記載の点火装置の極性判別装置。
【請求項3】
前記極性判別部は、前記閾値超過検出部において、前記取得した一次電圧が、正の閾値電圧を超えたことを検出した回数と負の閾値電圧を超えたことを検出した回数とに基づいて、前記点火装置が前記フライホイールに対して、前記第1の極性または前記第2の極性のいずれの極性で取り付けられているかを判別することを特徴とする請求項1に記載の点火装置の極性判別装置。
【請求項4】
前記極性判別部は、前記閾値超過検出部において、前記取得した一次電圧が、正の閾値電圧を超えたことを検出した複数のタイミングのうちの隣接するタイミングの時間間隔と負の閾値電圧を超えたことを検出した複数のタイミングのうちの隣接するタイミングの時間間隔とに基づいて、前記点火装置が前記フライホイールに対して、前記第1の極性または前記第2の極性のいずれの極性で取り付けられているかを判別することを特徴とする請求項1に記載の点火装置の極性判別装置。
【請求項5】
前記極性判別部において、第2の極性であると判別した場合に、前記一次電圧の極性を切り替える極性切替部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の極性判別装置。
【請求項6】
前記極性判別部において、第2の極性であると判別した場合に警告を出力する警告部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の極性判別装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載の極性判別装置と、
前記点火装置の二次コイルに接続された点火プラグと、
フライホイールに設置する磁石回転子と
エンジンを制御するエンジン制御装置と、
を備えたことを特徴とする回転検出システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの点火に用いられる点火装置の極性を判別する判別装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
気筒内の混合器に点火するエンジンの点火装置としては、大きく分けてTCI(Transistor Charge Ignition)方式の点火装置とCDI(Capacitive Discharge Ignition)方式の点火装置とが知られている。特許文献1には、TCI方式の点火装置、特に外磁石式のTCI点火装置において、点火装置の一次コイルの電圧信号である一次側電圧を利用してエンジンの回転を検出することが記載されている。この文献では、エンジン稼働中に点火の停止を伴う場合でも、一次側電圧信号を継続的に検出してエンジンの回転数を検出可能な装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-77876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした点火装置は、フライホイールと一体に構成されておらず、寿命や故障などの原因によってフライホイールとは別に取り外し交換することがある。従来の外磁石式のTCI点火装置では、点火コイルがフライホイールに特定の極性で接続されていることを前提に設計がなされているので、取り外し交換の際は、この極性にしたがって接続がなされなければならない。
【0005】
たとえば、特許文献1の装置では、点火コイルの1次電圧の電圧レベルは、正(+)側よりも負(-)側が著しく大きいので、これに合わせた電圧レベルを基準として1次電圧の検出をしており、極性が逆に接続されていると負側の1次電圧の検出ができない。
【0006】
しかしながら、汎用エンジンなどに用いられる点火装置は、極性が逆のものでも外観が非常に似ている場合がある。外観が非常に似ているので、部品交換などのアフターサービス時に点火装置の極性を間違えて組み入れてしまわないように、ディーラーや販売店の作業者に注意負担をかけていた。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、フライホイールに対して接続された点火装置の極性を正確に判別することができる、点火装置の極性判別装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる点火装置の極性判別装置は、フライホイールの回転に応じた点火タイミングでエンジンを点火する外磁式のTCI点火装置の点火コイルに生じた一次電圧を取得する一次電圧取得部と、前記取得した一次電圧が閾値電圧を超過したことを検出する閾値超過検出部と、前記閾値超過検出部における検出のパターンである超過検出のパターンに基づいて、前記点火装置が前記フライホイールに対して、前記点火タイミングで前記一次電圧として正電圧が生ずる第1の極性、または前記点火タイミングで前記一次電圧として負電圧が生ずる第2の極性のいずれの極性で取り付けられているかを判別する極性判別部とを備えることを特徴とする。
【0009】
この態様によれば、フライホイールに対して接続された点火装置の極性を正確に判別することができる。
【0010】
前記極性判別部は、前記閾値超過検出部において、前記取得した一次電圧が、正の閾値電圧または負の閾値電圧のいずれかを連続して超過を検出したことに基づいて、前記点火装置が前記フライホイールに対して、前記第1の極性または前記第2の極性のいずれの極性で取り付けられているかを判別することとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ダイハツ工業株式会社
車両
17日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
11日前
ソレイユラアラ株式会社
燃焼システム
4日前
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
6日前
ダイハツ工業株式会社
燃料供給システム
4日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン異常診断装置
4日前
マツダ株式会社
エンジンの燃焼制御装置
11日前
マツダ株式会社
エンジンの燃焼制御装置
11日前
Astemo株式会社
エンジン制御装置
4日前
フタバ産業株式会社
キャニスタ
17日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃料供給装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気再循環装置
11日前
株式会社イケヤフォ-ミュラ
2サイクルエンジン
4日前
マツダ株式会社
ウォータージャケットスペーサ構造
4日前
マツダ株式会社
エンジンの制御装置および制御方法
12日前
株式会社デンソー
燃料噴射装置
18日前
株式会社アイシン
燃焼ガス出力装置
4日前
Astemo株式会社
燃料噴射装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
液体貯留装置
17日前
日産自動車株式会社
内燃機関の凝縮水処理方法および装置
6日前
株式会社ミクニ
スロットル装置及び内燃エンジンの吸気システム
5日前
株式会社ミクニ
センサユニット及び内燃エンジンの吸気システム
10日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン装置
3日前
株式会社ミクニ
エンジンのデリバリパイプ
13日前
ボッシュ株式会社
推定燃料温度生成方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置
17日前
三菱重工業株式会社
ガス供給装置及びガス供給装置の起動方法
3日前
三菱自動車工業株式会社
副室式内燃機関
17日前
三菱自動車工業株式会社
副室式内燃機関
17日前
Astemo株式会社
内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法
5日前
Astemo株式会社
スロットル装置の製造方法及び角度調整用治具
10日前
三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
内燃機関の制御装置および内燃機関の制御方法
19日前
続きを見る
他の特許を見る