TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025103857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221538
出願日2023-12-27
発明の名称ワーク台座プレート、ワーク、及び細胞培養システム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250702BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】構成が複雑化することなく自動搬送したワークのシール不良の発生を抑える。
【解決手段】ワーク台座プレートは、ヒートシーラーのトレイの上面に着脱可能であるとともに、前記ヒートシーラーによりヒートシーリングされるワーク本体が載置されるワーク台座プレートであって、前記ワーク本体を下方から支持する支持面を有した載置部と、前記トレイの上面に載置可能な基部と、前記トレイに対して位置決めを行う位置決め部と、前記基部よりも上方に位置し、下方から搬送装置により支持可能な被支持部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ヒートシーラーのトレイの上面に着脱可能であるとともに、前記ヒートシーラーによりヒートシーリングされるワーク本体が載置されるワーク台座プレートであって、
前記ワーク本体を下方から支持する支持面を有した載置部と、
前記トレイの上面に載置可能な基部と、
前記トレイに対して位置決めを行う位置決め部と、
前記基部よりも上方に位置し、下方から搬送装置により支持可能な被支持部と、
を備えるワーク台座プレート。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記支持面に設けられ、前記支持面の外縁よりも内側から上方に向かって突出して前記ワーク本体を下方から押圧可能な凸部を、更に備える
請求項1に記載のワーク台座プレート。
【請求項3】
前記トレイは、上方に向かって突出するピンを備え、
前記位置決め部は、前記ピンを挿入可能な位置決め凹部を備える
請求項1に記載のワーク台座プレート。
【請求項4】
複数の前記ピンと、前記ピンを挿入可能な複数の位置決め凹部と、を備え、
複数の前記位置決め凹部は、
平面視で円状をなす第一孔部と、
平面視で長孔状をなす第二孔部と、
を含む
請求項3に記載のワーク台座プレート。
【請求項5】
前記ワーク本体は、上下方向を厚さ方向として合成樹脂により形成されたプレート状をなし、上方から下方に向かって凹む複数のウェル部を前記外縁よりも内側に備え、
前記凸部は、前記ウェル部の鉛直下方から前記ワーク本体に接触する
請求項2に記載のワーク台座プレート。
【請求項6】
前記載置部は、前記支持面の外縁から上方に向かって延びて前記ワーク本体の水平方向への変位を規制する規制部を、更に備える
請求項2に記載のワーク台座プレート。
【請求項7】
請求項1に記載のワーク台座プレートと、
前記ワーク台座プレートに載置された前記ワーク本体と、
前記ワーク本体及び前記ワーク台座プレートを下方から支持するワークトレイと、
を備えるワーク。
【請求項8】
培養液内の細胞を増殖させる培養エリアを有するインキュベータと、
請求項7に記載のワークに分注操作を行う液操作エリアを有するクリーンベンチと、
を備え、
前記クリーンベンチに設けられて、前記ワーク本体の載置された前記ワーク台座プレートを搬送可能な搬送装置と、
前記クリーンベンチに設けられて、前記ワーク台座プレートを介して前記トレイの上面に載置された前記ワーク本体に対してヒートシーリングする前記ヒートシーラーと、
を備える
細胞培養システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワーク台座プレート、ワーク、及び細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ウェルプレートを用いてマイクロ流体の細胞培養を行う細胞培養システムが開示されている。この特許文献1では、加熱等の操作を自動化するために、マニホールドを使用してウェルプレートの各ウェルに細胞を注入している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6232383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のような細胞培養システムでは、ウェルプレート等のワークの表面を合成樹脂、アルミニウム等からなるフィルムによりヒートシーリングする場合がある。このようなヒートシーリングでは、シール不良が生じないように、ウェルプレート等のワークをヒートシーラーのトレイ上に正確に配置する必要がある。しかしながら、ウェルプレート等のワークを自動搬送してヒートシーラーのトレイ上に正確に配置しようとすると、ワークの位置を検知するためのセンサー等が必要になる等、構成が複雑化してしまう場合があるという課題がある。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、構成が複雑化することなく自動搬送したワークのシール不良の発生を抑えることが可能なワーク台座プレート、ワーク、及び細胞培養システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るワーク台座プレートは、ヒートシーラーのトレイの上面に着脱可能であるとともに、前記ヒートシーラーによりヒートシーリングされるワーク本体が載置されるワーク台座プレートであって、前記ワーク本体を下方から支持する支持面を有した載置部と、前記トレイの上面に載置可能な基部と、前記トレイに対して位置決めを行う位置決め部と、前記基部よりも上方に位置し、下方から搬送装置により支持可能な被支持部と、を備える。
【0007】
本開示の一態様に係るワークは、上記ワーク台座プレートと、前記ワーク台座プレートに載置された前記ワーク本体と、前記ワーク本体及び前記ワーク台座プレートを下方から支持するワークトレイと、を備える。
【0008】
本開示の一態様に係る細胞培養システムは、培養液内の細胞を増殖させる培養エリアを有するインキュベータと、上記ワークに分注操作を行う液操作エリアを有するクリーンベンチと、を備え、前記クリーンベンチに設けられて、前記ワーク本体の載置された前記ワーク台座プレートを搬送可能な搬送装置と、前記クリーンベンチに設けられて、前記ワーク台座プレートを介して前記トレイの上面に載置された前記ワーク本体に対してヒートシーリングするヒートシーラーと、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、構成が複雑化することなくシール不良の発生を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態における細胞培養システムの概略構成を示す図である。
本開示の実施形態におけるヒートシーラーの斜視図である。
本開示の実施形態におけるワーク本体及びワーク台座プレートをトレイ上に載置した状態を示す分解斜視図である。
本開示の実施形態におけるトレイ及びワーク台座プレートの分解斜視図である。
図3のV-V線に沿う断面図である。
本開示の実施形態におけるウェルプレートを含むワークの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三菱重工業株式会社
復水器
11日前
三菱重工業株式会社
電動ターボ機械
1日前
三菱重工業株式会社
鋳造方法および鋳造品
12日前
三菱重工業株式会社
電動コンプレッサ装置
3日前
三菱重工業株式会社
燃焼器及びガスタービン
10日前
三菱重工業株式会社
蓋操作装置、細胞培養システム
8日前
三菱重工業株式会社
液浸冷却装置及びその運用方法
3日前
三菱重工業株式会社
制御システム、および制御方法
9日前
三菱重工業株式会社
細胞培養設備、細胞培養システム
4日前
三菱重工業株式会社
計算方法、解析装置及びプログラム
12日前
三菱重工業株式会社
評価方法、評価装置及びプログラム
9日前
三菱重工業株式会社
制御装置、制御方法及びプログラム
9日前
三菱重工業株式会社
水素製造プラント及び水素製造方法
16日前
三菱重工業株式会社
加水分解反応システム及び制御方法
3日前
三菱重工業株式会社
配管内部の付着物除去装置および方法
15日前
三菱重工業株式会社
空調システム、および空調システムの制御方法
3日前
三菱重工業株式会社
水素生成システムおよび水素生成システムの制御方法
3日前
三菱重工業株式会社
冷却システム
9日前
三菱重工業株式会社
モデル生成装置、制御装置、モデル生成方法、及びプログラム
11日前
三菱重工業株式会社
侵入検知システム、通信システム、侵入検知方法及びプログラム
8日前
三菱重工業株式会社
培地供給装置、細胞培養システム、培地供給装置の制御方法、及びプログラム
3日前
三菱重工業株式会社
無人システム管制装置、無人システム管制方法、及び、無人システム管制プログラム
8日前
三菱重工業株式会社
垂直離着陸機の自動着陸システム、垂直離着陸機および垂直離着陸機の着陸制御方法
2日前
三菱重工業株式会社
ボイラ制御装置、ボイラ、発電プラント、ボイラ制御方法およびボイラ制御プログラム
1日前
三菱重工業株式会社
プラント制御装置、発電プラント、プラント制御方法、およびプラント制御プログラム
3日前
三菱重工業株式会社
構造ヘルスモニタリングシステム、モニタリング回路および構造ヘルスモニタリング方法
8日前
三菱重工業株式会社
電解セルスタック、電解セルカートリッジ、電解セルモジュールおよび電解セルスタックの製造方法
9日前
三菱重工業株式会社
シール部材の製造方法及びシール層の気孔率制御方法
15日前
三菱重工業株式会社
運転員パフォーマンス評価システム、運転員パフォーマンス評価方法、及び、運転員パフォーマンス評価プログラム
8日前
合同酒精株式会社
麦汁の製造方法
4か月前
池田食研株式会社
RNAの合成方法
4か月前
東洋紡株式会社
細菌からの核酸抽出法
4か月前
個人
細胞培養容器
1か月前
杏林製薬株式会社
核酸検出用PCR溶液
2か月前
日本バイリーン株式会社
細胞用支持基材
1か月前
サッポロビール株式会社
飲料
2か月前
続きを見る