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公開番号2025103731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221333
出願日2023-12-27
発明の名称漏洩同軸ケーブル
出願人株式会社プロテリアル
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H01Q 13/22 20060101AFI20250702BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】円偏波の電磁波を放射可能な漏洩同軸ケーブルにおいて、漏洩させる電磁波の電力を増大させて、電力伝送用途で良好に利用できるようにする。
【解決手段】漏洩同軸ケーブルは、内部導体と、絶縁体と、絶縁体の周囲に、ギャップを形成するように一定のピッチの一重螺旋状にて巻回された外部導体とを備え、送信又は受信される高周波信号の波長λと、その波長での絶縁体の比誘電率εrと、軸線に沿う方向における外部導体の巻回のピッチPとが所定の関係を満たす。また、外部導体の絶縁体の表面における占有率は50%未満20%以上であり、入力端から入力された電力に対し終端で反射されて入力端に達した電力の減衰量を表すリターンロスが8dB以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸線に沿って延びる内部導体と、
前記内部導体を覆う絶縁体と、
前記絶縁体の周囲に、ギャップを形成するように一定のピッチの一重螺旋状にて巻回された外部導体と、
を備え、
送信又は受信される高周波信号の波長をλとし、前記波長での前記絶縁体の比誘電率をεrとし、前記軸線に沿う方向における前記外部導体の巻回のピッチをPとするとき、次式で示される関係を満たし、
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前記外部導体の前記絶縁体の表面における占有率は50%未満20%以上であり、
入力端から入力された電力に対し終端で反射されて入力端に達した電力の減衰量を表すリターンロスが8dB以上である、漏洩同軸ケーブル。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記外部導体は、複数本の金属線にて構成され、前記絶縁体の表面に螺旋状に巻回されている、請求項1に記載の漏洩同軸ケーブル。
【請求項3】
前記外部導体を構成する前記複数本の前記金属線は、複数本の樹脂線を挟んで、前記絶縁体の表面に螺旋状に巻回されている、請求項2に記載の漏洩同軸ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、円偏波を放射可能な漏洩同軸ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のように、直線状の中心導体の周囲を覆う絶縁体の表面に、一定のピッチで一重螺旋状に外部導体を巻回することで、高周波信号が入力されたときに円偏波の電磁波を放射するよう構成された漏洩同軸ケーブルが知られている。また、特許文献2に記載のように、同軸ケーブルの外部導体にスロットを設けることで、スロットから直線偏波の電磁波を放射するように構成されたものも知られている。
【0003】
特許文献2に記載の漏洩同軸ケーブルによれば、スロットから直線偏波の電磁波が放射されることから、その電磁波をダイポールアンテナにて受信するには、電磁波の偏波面に対応してアンテナの向きを調整する必要がある。これに対し、特許文献1に記載の漏洩同軸ケーブルからは、円偏波の電磁波が放射されることから、その電磁波をダイポールアンテナにて受信する際に、アンテナの向きを調整する必要がない。このため、特許文献1に記載の漏洩同軸ケーブルは、特許文献2に記載のものに比べて、使い勝手を向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5712962号公報
特開2023-57726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載の漏洩同軸ケーブルは、絶縁体表面における外部導体の占有率を50%以上、好ましくは69%以上、にし、漏洩同軸ケーブルへの入射波と反射波の関係を表すVSWR(電圧定在波比)を2.0以下にしている。これは、特許文献1では、漏洩同軸ケーブルを、800MHz~2400MHzの周波数帯域の高周波信号を送受信する、通信用途で利用することを前提としているためである。
【0006】
しかし、漏洩同軸ケーブルは、特許文献2に記載のように、例えば、850MHz~930MHzという狭い周波数帯域の高周波信号で、RFIDタグなどの外部機器に電力供給する、電力伝送用途で利用することもできる。このように電力伝送用途で漏洩同軸ケーブルを使用する場合、絶縁体表面における外部導体の占有率を50%以上にすると、漏洩同軸ケーブルからの電磁波の放射電力が抑制されて、外部機器に所望電力を供給できないことがある。
【0007】
本開示の一局面は、円偏波の電磁波を放射可能な漏洩同軸ケーブルにおいて、漏洩させる電磁波の電力を増大させて、電力伝送用途で良好に利用できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一局面の漏洩同軸ケーブルは、軸線に沿って延びる内部導体と、内部導体を覆う絶縁体と、絶縁体の周囲に、ギャップを形成するように一定のピッチの一重螺旋状にて巻回された外部導体と、を備える。
【0009】
そして、送信又は受信される高周波信号の波長をλとし、その波長での絶縁体の比誘電率をεrとし、軸線に沿う方向における外部導体の巻回のピッチをPとするとき、これら各パラメータは、次式で示される関係を満たしており、
【0010】
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(【0011】以降は省略されています)

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