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公開番号
2025102251
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219583
出願日
2023-12-26
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B41J
2/17 20060101AFI20250701BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】小さい液滴の吐出抑制を、画質をなるべく低下させないように適切に行う。
【解決手段】フチなし処理において、用紙Pの外側を含む抑制領域に対して、中インク滴及び小インク滴の使用を確実に抑制する処理と、抑制領域における中インク滴及び小インク滴の使用の抑制の度合いを緩和する抑制緩和処理とのいずれかを実行する。これらの処理の切り替えは、用紙Pの総使用枚数及びプリンタ100の総使用時間の少なくともいずれかに基づいて行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
小液滴及び大液滴をそれぞれ吐出可能である液滴吐出ヘッドと、
前記液滴吐出ヘッドに媒体を供給する媒体供給部と、
制御部とを備えており、
前記制御部は、
前記媒体供給部が供給する媒体の内側及び外側の両方に向かって、前記小液滴と前記大液滴とを選択的に吐出することで画像データが示す画像を媒体に形成するように前記液滴吐出ヘッド及び前記媒体供給部を制御する画像形成処理を実行し、
前記画像形成処理は、
前記小液滴及び前記大液滴のいずれを使用するかを前記画像データに基づいて決定する通常液滴決定処理と、
前記通常液滴決定処理と比べて前記小液滴の使用を抑制するように、前記小液滴及び前記大液滴のいずれを使用するかを前記画像データに基づいて決定する抑制液滴決定処理と、
前記通常液滴決定処理により決定した液滴を前記液滴吐出ヘッドから吐出させる通常吐出処理と、
前記抑制液滴決定処理により決定した液滴を前記液滴吐出ヘッドから吐出させる第1及び第2の抑制吐出処理とを含んでおり、
前記制御部は、
前記媒体の内側であって前記媒体の端部を除いた領域である通常領域に対しては前記通常吐出処理を実行し、
前記媒体の端部及び前記媒体の外側からなる抑制領域に対しては、前記画像形成処理において過去に使用された媒体の数及び装置の使用期間の少なくともいずれかが所定の条件を満たさない場合に前記第1の抑制吐出処理を実行し、前記媒体の数及び前記使用期間の少なくともいずれかが前記所定の条件を満たす場合に抑制緩和処理を実行し、
前記抑制緩和処理は、前記第2の抑制吐出処理及び前記通常吐出処理の少なくともいずれかを含み、
前記第2の抑制吐出処理は、前記第1の抑制吐出処理と比べて前記抑制領域における前記小液滴の使用を抑制する度合いが低くなるように前記抑制液滴決定処理により決定した液滴を前記液滴吐出ヘッドから吐出させる処理であることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記所定の条件は、前記媒体の数及び前記使用期間の少なくともいずれかが基準値を超えないことであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記所定の条件は、前記媒体の数及び前記使用期間の両方を用いて算出される時間当たりの媒体の使用数が基準値を超えないことであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記画像形成処理を第1の画像形成処理とするときに、
前記媒体供給部が供給する媒体の内側のみに向かって、前記小液滴と前記大液滴とを選択的に吐出することで前記画像データが示す画像を媒体に形成するように前記液滴吐出ヘッド及び前記媒体供給部を制御する第2の画像形成処理を、前記第1の画像形成処理と選択的に実行可能であり、
前記媒体の数は、前記第1の画像形成処理において使用された媒体の数であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記抑制緩和処理は、
前記抑制領域の一部に対して前記通常吐出処理及び前記第2の抑制吐出処理の少なくともいずれかを行い、前記抑制領域の残りの一部に対して前記第1の抑制吐出処理を行う処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記抑制緩和処理は、前記抑制領域の全てに対して前記通常吐出処理又は前記第2の抑制吐出処理を行う処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記抑制緩和処理において、前記媒体の数及び前記使用期間の両方を用いて算出される時間当たりの媒体の使用数に応じた程度で前記小液滴の使用を抑制する度合いを小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成処理が繰り返されることにより前記液滴が付着する部分と、
前記部分の前記液滴の付着による汚れを検出する汚れ検出部とをさらに備えており、
前記制御部は、前記所定の条件が満たされているか否かに関わらず、前記汚れ検出部の検出結果に基づいて、前記抑制領域に対して前記第1の抑制吐出処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記液滴吐出ヘッドを移動させる移動機構と、
前記液滴吐出ヘッドの位置を光学的に検出する位置検出部とをさらに備えており、
前記部分は、前記位置検出部であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、媒体の内側及び外側の両方にインク滴等の液滴を吐出する画像形成装置が存在する。特許文献1に係るプリンタはその一例であり、ふちなし印刷として、媒体の外側にもインク滴が吐出される。
【0003】
このような画像形成装置においては、微小な液滴が装置内を浮遊するミストが発生することがある。ミストが繰り返し発生すると、装置内が液滴で汚れることによる弊害が生じやすくなる。
【0004】
ミストは、比較的小さい液滴が媒体の外側に吐出される場合に発生しやすい。そこで、特許文献1には、媒体の外側に対しての小さい液滴の吐出を抑制することでミストを発生しにくくすることが記載されている。小さい液滴の吐出が抑制されると、媒体に形成される画像の画質が低下する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-38579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ミストによる弊害の発生状況は装置の使用態様によっても変化する。つまり、装置の使用態様によっては、ミストが多少発生してもそれによる弊害が比較的発生しにくい場合もある。したがって、特許文献1のように装置の使用態様によらず、小さい液滴の吐出を抑制すると、画質を不要に低下させることに繋がる。
【0007】
本発明の目的は、小さい液滴の吐出抑制を、画質をなるべく低下させないように適切に行う画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像形成装置は、小液滴及び大液滴をそれぞれ吐出可能である液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドに媒体を供給する媒体供給部と、制御部とを備えており、前記制御部は、前記媒体供給部が供給する媒体の内側及び外側の両方に向かって、前記小液滴と前記大液滴とを選択的に吐出することで画像データが示す画像を媒体に形成するように前記液滴吐出ヘッド及び前記媒体供給部を制御する画像形成処理を実行し、前記画像形成処理は、前記小液滴及び前記大液滴のいずれを使用するかを前記画像データに基づいて決定する通常液滴決定処理と、前記通常液滴決定処理と比べて前記小液滴の使用を抑制するように、前記小液滴及び前記大液滴のいずれを使用するかを前記画像データに基づいて決定する抑制液滴決定処理と、前記通常液滴決定処理により決定した液滴を前記液滴吐出ヘッドから吐出させる通常吐出処理と、前記抑制液滴決定処理により決定した液滴を前記液滴吐出ヘッドから吐出させる第1及び第2の抑制吐出処理とを含んでおり、前記制御部は、前記媒体の内側であって前記媒体の端部を除いた領域である通常領域に対しては前記通常吐出処理を実行し、前記媒体の端部及び前記媒体の外側からなる抑制領域に対しては、前記画像形成処理において過去に使用された媒体の数及び装置の使用期間の少なくともいずれかが所定の条件を満たさない場合に前記第1の抑制吐出処理を実行し、前記媒体の数及び前記使用期間の少なくともいずれかが前記所定の条件を満たす場合に抑制緩和処理を実行し、前記抑制緩和処理は、前記第2の抑制吐出処理及び前記通常吐出処理の少なくともいずれかを含み、前記第2の抑制吐出処理は、前記第1の抑制吐出処理と比べて前記抑制領域における前記小液滴の使用を抑制する度合いが低くなるように前記抑制液滴決定処理により決定した液滴を前記液滴吐出ヘッドから吐出させる処理である。
【発明の効果】
【0009】
媒体の端部より内側の通常領域に対しては通常吐出処理が行われる。媒体の外側を含む抑制領域に対しては、一定の場合、第1の抑制吐出処理が行われる。第1の抑制吐出処理は、通常吐出処理と比べて小液滴の使用を抑制する処理である。これにより、媒体に形成される画像の画質が低下する可能性がある。
【0010】
一方、過去に使用された媒体の数及び装置の使用期間の少なくともいずれかが所定の条件を満たす場合、抑制緩和処理が行われる。抑制緩和処理は第2の抑制吐出処理及び通常吐出処理の少なくともいずれかを含む。第2の抑制吐出処理は、小液滴の使用を抑制する度合いが第1の抑制吐出処理と比べて小さい。通常吐出処理は小液滴の使用を抑制しない。したがって、抑制緩和処理が行われる場合、媒体に形成される画像の画質が低下しないか、第1の抑制吐出処理と比べて低下の程度が小さい。
(【0011】以降は省略されています)
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