TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025102248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219578
出願日2023-12-26
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 5/30 20060101AFI20250701BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記憶部の容量が不足していても、中断が発生した画像形成処理に係る画像形成を再度行うことができる。
【解決手段】外部装置120からの画像データがホスト領域21aに転送される。ホスト領域21aに格納された画像データは、ラスター処理領域21cに転送されると共に、ラスター処理領域21cから画像形成動作領域21dに転送される。画像形成動作領域21dに格納されたラスターデータR3に基づいて画像形成動作が行われる。画像データがラスター処理領域21cに転送される際、同じデータが外部記憶装置110にも転送される。外部記憶装置110に格納されたデータは、処理中断後のリカバリー処理において利用される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
印刷媒体への画像形成を行う画像形成部と、
外部記憶媒体と接続可能な接続部と、
記憶部と、
制御部とを備えており、
前記制御部は、
外部装置から受信した画像データ又はその解析後のデータを前記記憶部及び前記接続部に接続された外部記憶媒体のそれぞれに記憶させる第1記憶処理と、
前記記憶部に記憶されたデータに基づいて前記画像形成部に前記画像形成を行わせる画像形成処理と、
前記画像形成処理の中断が発生した場合に、前記中断の時点で前記外部記憶媒体に記憶されていたデータである中断時外部データに少なくとも基づいて、前記中断の時点で前記画像形成が行われていた印刷媒体とは別の印刷媒体に対して、前記中断が発生した前記画像形成処理に係る前記画像形成を前記画像形成部に再度行わせる再画像形成処理とを実行することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記再画像形成処理が、前記中断の時点で前記記憶部に記憶されていたデータである中断時内部データ及び前記中断時外部データの両者又は後者に基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記中断時内部データが、前記中断の時点で前記画像形成が行われていたページである中断ページの少なくとも一部に対応するデータを含んでおらず且つ前記中断ページに連なる1以上のページの全体に対応するデータを含んでいる場合に、
前記再画像形成処理として、前記中断ページについては前記中断時外部データに基づく前記画像形成である第1画像形成を前記画像形成部に行わせると共に、前記中断ページに連なる1以上のページについては前記中断時内部データに基づく前記画像形成である第2画像形成を前記画像形成部に行わせることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1画像形成は、前記外部記憶媒体から、前記記憶部において前記中断ページの次のページに対応するデータが記憶された領域以外の領域へと、前記中断ページに対応するデータが転送された後に、その転送されたデータに基づいて行われ、
前記第2画像形成は、前記中断ページに対応するデータの転送が完了した時点で前記記憶部に記憶されている前記次のページ以降に対応するデータに基づいて行われることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記中断時外部データが、前記第2画像形成に係る最後のページに連なる1以上のページの全体に対応するデータを含んでいる場合に、
前記再画像形成処理として、前記第2画像形成後に、前記最後のページに連なる1以上のページに対応するデータに基づく前記画像形成である第3画像形成を前記画像形成部に行わせることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記再画像形成処理として、
前記中断時外部データに係る最後のページに連なる1以上のページについては、前記第1記憶処理を行うと共に、これにより前記記憶部に記憶されたデータに基づく前記画像形成を前記画像形成部に行わせることを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記中断時内部データが、前記中断の時点で前記画像形成が行われていたページである中断ページの途中以降に対応するデータである場合に、
前記再画像形成処理として、
前記中断時外部データにおいて、前記中断ページの先頭に対応するデータから、前記第1記憶処理により最後に記憶されたデータまでに基づく前記画像形成を前記画像形成部に行わせ、それより後の前記画像形成については、前記第1記憶処理を行うと共に、これにより前記記憶部に記憶されたデータに基づく前記画像形成を前記画像形成部に行わせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像データが、第1ラスターデータを含むラスター画像データと、前記画像形成の内容を指示する複数のコマンドを含んだベクターデータを含むベクター画像データとのいずれかであり、
前記第1記憶処理が、前記ラスター画像データについては前記第1ラスターデータを、前記ベクター画像データについては前記ベクターデータに含まれる前記複数のコマンドの解析により得られる第2ラスターデータを、前記記憶部及び前記外部記憶媒体にそれぞれ記憶させる処理であり、
前記制御部は、
前記ラスター画像データ及び前記ベクター画像データのいずれについても前記記憶部及び前記外部記憶媒体に記憶させたデータサイズを逐次カウントしつつ前記第1記憶処理を実行すると共に、
前記中断時外部データのうち、前記第1記憶処理により最後に記憶されたデータがいずれであるかを、前記データサイズに応じて取得することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
報知部をさらに備えており、
前記制御部は、
前記外部記憶媒体が前記接続部に接続されていなかった場合に、前記画像データ又はその解析後のデータを前記記憶部のみに記憶させる第2記憶処理を実行し、
前記中断が発生した際に、前記中断時内部データが、前記中断の時点で前記画像形成が行われていたページである前記中断ページの少なくとも一部に対応するデータを含んでいなかった場合に、前記外部記憶媒体の接続を促す報知を前記報知部に行わせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
報知部をさらに備えており、
前記画像データが、前記画像形成において使用される画質及び印刷媒体の種類の少なくともいずれかを示しており、
前記制御部は、
前記画像データに基づいて、前記画質及び前記印刷媒体の種類の少なくともいずれかが所定の条件を満たす場合であって、前記外部記憶媒体が前記接続部に接続されていないときに、前記第1記憶処理を開始する前に、前記外部記憶媒体の接続を促す報知を前記報知部に行わせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷媒体に対して画像形成を行う画像形成部を有する画像形成装置において、ジャム等により画像形成処理の中断が発生することがある。このような場合に、特許文献1の画像形成装置においては、ジャムリカバリ機能として、中断が発生した画像形成処理に係る画像形成を画像形成部に再度行わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-130782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のジャムリカバリ機能は、画像形成を行うために用いられる記憶部(メモリ)の容量が不足している場合には無効にされる。ユーザビリティ向上の観点では、記憶部の容量が不足していても、中断が発生した画像形成処理に係る画像形成を再度行えるようにすることが求められる。
【0005】
本発明の目的は、記憶部の容量が不足していても、中断が発生した画像形成処理に係る画像形成を再度行うことができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置は、本発明の画像形成装置は、印刷媒体への画像形成を行う画像形成部と、外部記憶媒体と接続可能な接続部と、記憶部と、制御部とを備えており、前記制御部は、外部装置から受信した画像データ又はその解析後のデータを前記記憶部及び前記接続部に接続された外部記憶媒体のそれぞれに記憶させる第1記憶処理と、前記記憶部に記憶されたデータに基づいて前記画像形成部に前記画像形成を行わせる画像形成処理と、前記画像形成処理の中断が発生した場合に、前記中断の時点で前記外部記憶媒体に記憶されていたデータである中断時外部データに少なくとも基づいて、前記中断の時点で前記画像形成が行われていた印刷媒体とは別の印刷媒体に対して、前記中断が発生した前記画像形成処理に係る前記画像形成を前記画像形成部に再度行わせる再画像形成処理とを実行する。
【発明の効果】
【0007】
第1記憶処理により、画像データ又はその解析後のデータが、記憶部のみならず外部記憶媒体にも記憶される。このため、画像形成処理の中断が発生した場合に、再画像形成処理の実行のためには記憶部の容量が不足していたとしても、外部記憶媒体に記憶されたデータに基づき、再画像形成処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るプリンタの概要構成図である。
図1の制御部の概要構成図である。
図2の制御部が行うラスター画像データの処理の流れを示す概念図である。
図2の制御部が行うベクター画像データの処理の流れを示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが小さいデータに関して図2の制御部が行う画像形成時の処理の流れを示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが小さいデータについての画像形成処理の中断時における図2の制御部の状態を示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが小さいデータに関して図2の制御部が行うリカバリー処理の流れを示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが小さいデータに関して図7の処理の次に図2の制御部が行うリカバリー処理の流れを示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが小さいデータに関して図8の処理の次に図2の制御部が行うリカバリー処理の流れを示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが小さいデータに関して図9の処理の次に図2の制御部が行うリカバリー処理の流れを示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが大きいデータに関して図2の制御部が行う画像形成時の処理の流れを示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが大きいデータについての画像形成処理の中断時における図2の制御部の状態を示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが大きいデータに関して図2の制御部が行うリカバリー処理の流れを示す概念図である。
ページ当たりのデータサイズが大きいデータに関して図13の処理の次に図2の制御部が行うリカバリー処理の流れを示す概念図である。
図2の制御部によるユーザへの外部記憶装置の接続を促す報知処理の流れを示すフローチャートである。
図15の報知処理においてタッチパネルディスプレイに表示されるメッセージの一例である。
図15の処理の代わりに図2の制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図17の画像形成処理の流れを示す概念図である。
図17の報知処理においてタッチパネルディスプレイに表示されるメッセージの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の好適な一実施形態に係るプリンタ1(本発明の「画像形成装置」に相当する)について図面を参照しつつ、以下に説明する。プリンタ1は、図1に示すように、画像形成部10、記憶装置接続部15、タッチパネルディスプレイ16及び制御部20を有している。画像形成部10は、複数種類の用紙を収容している。用紙の種類には、例えば光沢紙、インクジェット紙、普通紙等がある。画像形成部10は、いずれかの種類の用紙にインクを付着させることにより画像を用紙上に形成する画像形成動作を実行する。
【0010】
記憶装置接続部15は、外部記憶装置110(本発明の「外部記憶媒体」に相当する)を接続可能なインタフェース部である。記憶装置接続部15は、有線及び無線のいずれの接続方式に対応していてもよい。一例として、USB(Universal Serial Bus)方式によるインタフェース部が用いられてもよい。この場合、外部記憶装置110はUSBメモリであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

シヤチハタ株式会社
印判
1か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
6か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
3か月前
三光株式会社
感熱記録材料
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
29日前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
5か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
3か月前
ベルク工業有限会社
静電成膜装置
4か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
4か月前
キヤノン電子株式会社
サーマルプリンタ
3か月前
三栄電機株式会社
プリンタ
3か月前
株式会社リコー
液体吐出方法
4か月前
株式会社リコー
画像記録装置
29日前
続きを見る