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公開番号
2025100455
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024221531
出願日
2024-12-18
発明の名称
ブラシ接触構造及びモータ
出願人
株式会社NEXT
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
13/00 20060101AFI20250626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ブラシの摩耗によるモータの起動不良を抑制したブラシ接触構造を提供する。
【解決手段】ブラシ接触構造は、モータの回転子に設けられる整流子34と、整流子34に接触するブラシ40と、ブラシ40を移動自在に保持するブラシホルダ50と、ブラシホルダ50に保持されたブラシ40の後端部42を押圧して、ブラシ40の先端部41に形成された摺動面41aを整流子34に接触させる押圧部60と、を備え、ブラシ40、ブラシホルダ50及び押圧部60は、整流子34の回転中心軸OAと直交する平面において、回転中心軸OAを中心として対向する位置にそれぞれ一対設けられ、それぞれのブラシ40の移動方向に平行な中心軸OSは、整流子34の回転中心軸OAと直交する軸線OA1に対して互いに平行に離れており、それぞれのブラシ40の摺動面41aは、それぞれのブラシ40の中心軸OSと直交する平面に対して傾斜している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータの回転子に設けられる整流子と、
前記整流子に接触するブラシと、
前記ブラシを移動自在に保持するブラシホルダと、
前記ブラシホルダに保持された前記ブラシの後端部を押圧して、前記ブラシの先端部に形成された摺動面を前記整流子に接触させる押圧部と、を備え、
前記ブラシ、前記ブラシホルダ及び前記押圧部は、前記整流子の回転中心軸と直交する平面において、前記回転中心軸を中心として対向する位置にそれぞれ一対設けられ、
それぞれの前記ブラシの移動方向に平行な中心軸は、前記整流子の前記回転中心軸と直交する軸線に対して互いに平行に離れており、
それぞれの前記ブラシの前記摺動面は、それぞれの前記ブラシの前記中心軸と直交する平面に対して傾斜している、ブラシ接触構造。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
それぞれの前記ブラシの移動方向に平行な前記中心軸は、前記整流子の前記回転中心軸と直交する軸線に対して互いに等間隔で離れている、請求項1に記載のブラシ接触構造。
【請求項3】
それぞれの前記ブラシの移動方向に平行な前記中心軸は、前記整流子の前記回転中心軸と直交する軸線に対して0.2~0.4mmの間隔で離れている、請求項2に記載のブラシ接触構造。
【請求項4】
それぞれの前記ブラシの前記摺動面は、平坦面であり、前記整流子の前記回転中心軸を中心として前記平坦面が互いに平行となるように傾斜している、請求項1に記載のブラシ接触構造。
【請求項5】
それぞれの前記ブラシの前記摺動面は、それぞれの前記ブラシの前記中心軸と直交する面に対して6~10度の角度で傾斜する、請求項4に記載のブラシ接触構造。
【請求項6】
請求項1~5までのいずれかに記載のブラシ接触構造を備えるモータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラシ接触構造及びこのブラシ接触構造を備えるモータに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ブラシ付き直流モータにおいて、整流子へ電流を供給するブラシは、ブラシホルダに移動自在に保持されている。ブラシホルダに保持されたブラシは、先端部の摺動面と整流子との接触が維持されるように、スプリング等の押圧部材により整流子に押し付けられている。これにより、ブラシの摺動面が摩耗するにつれて、ブラシは整流子の側に押し出されるため、ブラシと整流子との接触が維持される(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-124726号公報
特開2013-126282号公報
特開2023-15875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブラシとブラシホルダとの間には、ブラシホルダ内でブラシをスムーズに移動させるために、隙間が設けられている。そのため、整流子が回転すると、ブラシは、ブラシホルダ内で傾斜した状態で整流子と接触することになる。整流子が常に同じ方向に回転している場合、摩耗したブラシの摺動面には、1つのR面が形成されるだけなので、焼損したブラシの摩耗粉が摺動面に堆積することはない。しかし、モータの回転方向の反転(正回転/逆回転)が繰り返し行われる場合において、ブラシホルダ内のブラシは、整流子の回転方向に応じて傾斜する方向が入れ替わる。これにより、摩耗したブラシの摺動面には、2つのR面が形成される。2つのR面の中心部には、焼損したブラシの摩耗粉が堆積するため、整流子がその部位で停止した場合、起動のための通電時に、堆積した摩耗粉によりブラシから整流子への通電が遮断され、モータが起動不良となることがある。なお、従来技術のブラシ接触構造において、ブラシの摺動面に形成される2つのR面と、ブラシの摩耗粉の堆積については、後述する。
【0005】
この発明の目的は、ブラシの摩耗によるモータの起動不良を抑制したブラシ接触構造及びモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、モータの回転子に設けられる整流子と、前記整流子に接触するブラシと、前記ブラシを移動自在に保持するブラシホルダと、前記ブラシホルダに保持された前記ブラシの後端部を押圧して、前記ブラシの先端部に形成された摺動面を前記整流子に接触させる押圧部と、を備え、前記ブラシ、前記ブラシホルダ及び前記押圧部は、前記整流子の回転中心軸と直交する平面において、前記回転中心軸を中心として対向する位置にそれぞれ一対設けられ、それぞれの前記ブラシの移動方向に平行な中心軸は、前記整流子の前記回転中心軸と直交する軸線に対して互いに平行に離れており、それぞれの前記ブラシの前記摺動面は、それぞれの前記ブラシの前記中心軸と直交する平面に対して傾斜しているブラシ接触構造である。
また、本発明の他の一態様は、上記ブラシ接触構造を備えるモータである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るブラシ接触構造及びモータによれば、ブラシの摩耗によるモータの起動不良を抑制したブラシ接触構造及びモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のモータ1の全体構成を示す断面図である。
実施形態のブラシ接触構造を説明する概念図である。
押圧部60の第1の構成を示す断面図である。
押圧部60の第2の構成示す断面図である。
従来技術のブラシ接触構造を説明する概念図である。
従来技術のブラシ接触構造において、整流子34を正回転させた場合のブラシ140の状態を示す概念図である。
従来技術のブラシ接触構造において、整流子34を逆回転させた場合のブラシ140の状態を示す概念図である。
従来技術のブラシ接触構造において、ブラシ140の摺動面が摩耗した状態示す概念図である。
実施形態のブラシ接触構造において、整流子34を正回転させた場合のブラシ40の状態を示す概念図である。
実施形態のブラシ接触構造において、整流子34を逆回転させた場合のブラシ40の状態を示す概念図である。
実施形態のブラシ接触構造において、ブラシ40の摺動面が摩耗した状態示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係るブラシ接触構造及びモータの実施形態について、図面を用いて説明する。本明細書に添付した図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。また、図面においては、部材の断面を示すハッチングを適宜に省略する。
【0010】
本明細書等において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ平行、ほぼ直交等とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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