TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025099348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215951
出願日2023-12-21
発明の名称構造体、構造体モジュール、および構造体の製造方法
出願人デクセリアルズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 1/118 20150101AFI20250626BHJP(光学)
要約【課題】撥水機能を容易に付与しつつ、センサデバイスの光学特性を維持しながら、センサデバイスに対して容易に交換可能な構造体を提供する。
【解決手段】外表面が曲面形状を有するセンサデバイス400の外表面に取り付けられる構造体100は、基板101と、基板101の両面に配置されている微細凹凸構造層と、を備え、微細凹凸構造層は、センサデバイス400側に位置する第1の微細凹凸構造層102と、センサデバイス400側とは反対側に位置する第2の微細凹凸構造層103と、を有し、第2の微細凹凸構造層103は、撥水性を有し、構造体100は、外表面の曲面形状に追従する3次元形状を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外表面が曲面形状を有するセンサデバイスの前記外表面に取り付けられる構造体であって、
基板と、
前記基板の両面に配置されている微細凹凸構造層と、
を備え、
前記微細凹凸構造層は、
前記センサデバイス側に位置する第1の微細凹凸構造層と、
前記センサデバイス側とは反対側に位置する第2の微細凹凸構造層と、
を有し、
前記第2の微細凹凸構造層は、撥水性を有し、
前記構造体は、前記外表面の曲面形状に追従する3次元形状を有する、
構造体。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記第1の微細凹凸構造層は、前記センサデバイスが検出する光の波長以下のピッチを有する、請求項1に記載の構造体。
【請求項3】
前記外表面から着脱可能に構成されている、請求項1に記載の構造体。
【請求項4】
前記基板は、熱可塑性を有する、請求項1に記載の構造体。
【請求項5】
全光線透過率が98%以上である、請求項1に記載の構造体。
【請求項6】
前記第2の微細凹凸構造層の水滴接触角は130度以上である、請求項1に記載の構造体。
【請求項7】
前記センサデバイスと、
前記センサデバイスの前記外表面に取り付けられている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構造体と、
を備える、
構造体モジュール。
【請求項8】
前記外表面の曲率半径は5mm以上500mm以下である、請求項7に記載の構造体モジュール。
【請求項9】
前記センサデバイスは、車載用カメラモジュールを含む、請求項7に記載の構造体モジュール。
【請求項10】
前記センサデバイスは、監視カメラ用のカメラモジュールを含む、請求項7に記載の構造体モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、構造体、構造体モジュール、および構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車載のバックモニターもしくは車外のセンシングの用途で用いられる車載用カメラモジュール、または監視カメラ用のカメラモジュール等の屋外で使用されるセンサデバイスが知られている。このようなセンサデバイスにおいて使用されるセンサの外装レンズは、集光機能を実現するために通常、3次元形状を有している。また、外部からの光の反射による視認性または画質の悪化(色ムラ、ゴースト等の発生)を回避するために、レンズ等の基板における光の入射面に対し、反射防止処理が施されることが多い。反射防止処理としては、光の入射面に多層反射防止膜を備える、または、微細凹凸構造を形成することで、反射率を低減する方法が知られている。
【0003】
さらに、上記レンズは、屋外での使用によりホコリまたは水滴等を含む外部環境にさらされるため、高い耐久性が必要とされる。外部環境に含まれるホコリまたは水滴等からレンズを保護するために、レンズの最表面に撥水コートを施す方法が知られている。
【0004】
例えば、特許文献1では、反射防止コートを施したレンズ表面に、さらに撥水コートを施す方法が開示されている。しかし、ミクロ的に平面な面に撥水コートを行った場合、接触角が100度程度と小さく、撥水性が不十分であるという課題ある。ナノポーラス膜をコーティングすることで超撥水状態が可能となるが、UV(Ultra-Violet)光または耐殺傷試験にさらされると撥水コートが除去されてしまい、撥水性が損なわれる。
【0005】
また、特許文献2では、センサデバイスが検出する光の波長以下の凹凸構造をレンズ表面に直接形成することで低反射化する技術が開示されている。これにより、曲面形状を有するレンズ表面の反射率が低減する。加えて、特許文献2では、レンズの形成材料に撥水性を有する材料を加えることで撥水化させることも開示されている。これにより、水滴付着またはホコリ付着が抑制される、とされている。しかし、この方法では、外部環境により一旦撥水性が失われると、レンズの性能を回復させることは難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-161804号公報
特許5777682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した従来技術では、撥水機能を容易に付与しつつ、センサデバイスの光学特性を維持しながら、別部品としてセンサデバイスに取り付けられることで容易に交換可能な構造体を提供する点について十分に考慮されていなかった。
【0008】
本発明では、撥水機能を容易に付与しつつ、センサデバイスの光学特性を維持しながら、センサデバイスに対して容易に交換可能な構造体、当該構造体をセンサデバイスに取り付けてなる構造体モジュール、および構造体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)外表面が曲面形状を有するセンサデバイスの前記外表面に取り付けられる構造体であって、基板と、前記基板の両面に配置されている微細凹凸構造層と、を備え、前記微細凹凸構造層は、前記センサデバイス側に位置する第1の微細凹凸構造層と、前記センサデバイス側とは反対側に位置する第2の微細凹凸構造層と、を有し、前記第2の微細凹凸構造層は、撥水性を有し、前記構造体は、前記外表面の曲面形状に追従する3次元形状を有する、構造体。
【0010】
(2)前記第1の微細凹凸構造層は、前記センサデバイスが検出する光の波長以下のピッチを有する、上記(1)に記載の構造体。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
車両用表示装置
4日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
4日前
株式会社コシナ
ズームレンズ
13日前
株式会社シグマ
大口径比超広角レンズ
4日前
株式会社シャルマン
眼鏡
今日
個人
2重らせん構造式仮想現実シミュレーター
3日前
本多通信工業株式会社
光コネクタ
12日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
6日前
TDK株式会社
網膜投影装置
4日前
住友化学株式会社
光学積層体
今日
AGC株式会社
光学フィルタ
12日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
13日前
AGC株式会社
光学フィルタ
12日前
AGC株式会社
光学フィルタ
12日前
日本化薬株式会社
偏光発光膜、偏光発光板及び表示装置
5日前
AGC株式会社
光学素子
5日前
日本電気株式会社
光送信器及び光送信器の制御方法
6日前
セイコーエプソン株式会社
光学表示装置
今日
日本放送協会
角度選択フィルター
11日前
シャープ株式会社
光走査装置および画像形成装置
14日前
日東電工株式会社
調光フィルム
4日前
日東電工株式会社
調光フィルム
4日前
住友電気工業株式会社
光学素子
12日前
キヤノン株式会社
ステレオ光学系および撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
表示光学系および画像表示装置
7日前
キヤノン株式会社
ステレオ光学系および撮像装置
7日前
セイコーエプソン株式会社
波長可変干渉フィルター
7日前
佳凌科技股ふん有限公司
光学結像レンズ装置
今日
マクセル株式会社
空中浮遊映像表示装置
13日前
東芝テック株式会社
レンズミラーアレイ
4日前
キヤノン株式会社
光走査装置及び画像形成装置
13日前
東芝テック株式会社
レンズミラーアレイ
4日前
大日本印刷株式会社
回折光学素子、投影装置、検出装置
13日前
セイコーエプソン株式会社
電気光学装置および電子機器
今日
セイコーエプソン株式会社
電気光学装置および電子機器
7日前
キヤノン株式会社
レンズ装置及びそれを有する撮像装置
今日
続きを見る