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公開番号
2025091256
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206430
出願日
2023-12-06
発明の名称
ウェーハの製造方法
出願人
株式会社ディスコ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/304 20060101AFI20250611BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】GaNのウェーハを製造する際に切り代を低減する。
【解決手段】窒化ガリウムのインゴット又は窒化ガリウムの単結晶基板である被加工物から、ウェーハを製造するウェーハの製造方法であって、被加工物に分離層を形成する分離層形成ステップと、分離層を起点に被加工物からウェーハを分離する分離ステップと、を備え、分離層形成ステップにおける所定の方向は、(0001)面において下記の(1)で表される結晶方位との間で形成される角度が10°以下である。
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面と、該第1面の反対側に位置する第2面と、をそれぞれ有する窒化ガリウムのインゴット又は窒化ガリウムの単結晶基板である被加工物から、該第1面及び該第2面間の距離未満の厚さを有するウェーハを製造するウェーハの製造方法であって、
該被加工物の該第2面を吸引保持する保持ステップと、
該保持ステップの後、該被加工物を透過する波長を有するパルス状のレーザービームを該第2面とは反対側から該第1面に照射して該レーザービームの集光点を該被加工物の所定の深さ位置に位置付けた状態で、該被加工物と該集光点とを所定の方向に沿って相対的に移動させることで、該被加工物に分離層を形成する分離層形成ステップと、
該分離層形成ステップの後、該分離層を起点に該被加工物から該ウェーハを分離する分離ステップと、
を備え、
該分離層形成ステップにおける該所定の方向は、(0001)面において下記の(1)で表される結晶方位との間で形成される角度が10°以下であることを特徴とするウェーハの製造方法。
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2025091256000017.tif
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【請求項2】
該保持ステップの後、且つ、該分離層形成ステップの前に、該集光点を該所定の深さ位置に位置付けると共に、該被加工物の外周縁に沿って円環状に該レーザービームを照射することで、該被加工物の外周領域に分離層を形成する円環状加工ステップを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のウェーハの製造方法。
【請求項3】
該分離層形成ステップでは、該所定の方向に沿う様に正六角形状に該被加工物と該集光点とを相対的に移動させた後、該集光点を該被加工物の径方向の中央側に移動させた上で、該所定の方向に沿う様に六角形状に該被加工物と該集光点とを相対的に移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェーハの製造方法。
【請求項4】
該分離層形成ステップでは、該レーザービームを複数のレーザービームに分岐させて、該複数のレーザービームの各々の集光点を第1方向に沿って並ぶ様に配置した上で、該第1方向に直交する第2方向を、該所定の方向とすることを特徴とする請求項1に記載のウェーハの製造方法。
【請求項5】
該分離層形成ステップでは、複数の集光点を該第2方向に沿って移動させた後、該複数の集光点の該第2方向への移動の軌跡を含む移動領域と該第1面から見て部分的に重なる様に該複数の集光点を該第1方向に沿ってずらした状態で、該複数の集光点を該第2方向に沿って移動させることを特徴とする請求項4に記載のウェーハの製造方法。
【請求項6】
該分離層形成ステップにおいて、該第1方向に沿って並ぶ複数の集光点の間隔は、5μm以上20μm以下であることを特徴とする請求項4に記載のウェーハの製造方法。
【請求項7】
該分離層形成ステップにおいて形成される該分離層は、複数の改質領域を含み、
該第1方向に沿って並んで形成される該複数の改質領域同士の間隔をa(μm)とし、且つ、該複数の集光点と該被加工物とを該第2方向に沿って相対的に移動させることにより該第2方向に沿って並んで形成される該複数の改質領域同士の間隔をb(μm)とした場合に、(b/a)で表されるアスペクト比は0.5以上3.0以下であることを特徴とする請求項6に記載のウェーハの製造方法。
【請求項8】
該分離層形成ステップにおいて、該被加工物に照射される該レーザービームは、バーストモードで該被加工物に照射されることを特徴とする請求項1に記載のウェーハの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1面と、該第1面の反対側に位置する第2面と、をそれぞれ有する窒化ガリウムのインゴット又は窒化ガリウムの単結晶基板である被加工物から、第1面及び第2面間の距離未満の厚さを有するウェーハを製造するウェーハの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
窒化ガリウム(GaN)は、ワイドバンドギャップ半導体と呼ばれており、シリコン(Si)と比較して略3倍のバンドギャップを有する。この比較的大きいGaNのバンドギャップを利用して、パワーデバイス、LED等のデバイスが製造されている。
【0003】
GaNの単結晶基板(即ち、ウェーハ)は、通常、GaNのインゴットをスライスすることで製造される。ウェーハの製造には、例えば、外周部ではなく内周部に切り刃が設けられた円環状のスライサが用いられる(特許文献1参照)。
【0004】
しかし、ウェーハの厚さ(例えば、0.15mm)に対して、スライサの切り刃の厚さは比較的大きい(例えば、0.3mm)ので、切り代及びウェーハを合わせると1枚のウェーハ当たり60%から70%程度が切り代として廃棄される。この様に、切り刃を使用すると、切り代及びウェーハの合計に対する切り代の比率(即ち、廃棄率)が比較的高くなるので、不経済である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-84469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、GaNのインゴットからGaNのウェーハを製造する際に、切り代を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、第1面と、該第1面の反対側に位置する第2面と、をそれぞれ有する窒化ガリウムのインゴット又は窒化ガリウムの単結晶基板である被加工物から、該第1面及び該第2面間の距離未満の厚さを有するウェーハを製造するウェーハの製造方法であって、該被加工物の該第2面を吸引保持する保持ステップと、該保持ステップの後、該被加工物を透過する波長を有するパルス状のレーザービームを該第2面とは反対側から該第1面に照射して該レーザービームの集光点を該被加工物の所定の深さ位置に位置付けた状態で、該被加工物と該集光点とを所定の方向に沿って相対的に移動させることで、該被加工物に分離層を形成する分離層形成ステップと、該分離層形成ステップの後、該分離層を起点に該被加工物から該ウェーハを分離する分離ステップと、を備え、該分離層形成ステップにおける該所定の方向は、(0001)面において下記の(1)で表される結晶方位との間で形成される角度が10°以下であるウェーハの製造方法が提供される。
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【0008】
好ましくは、ウェーハの製造方法は、該保持ステップの後、且つ、該分離層形成ステップの前に、該集光点を該所定の深さ位置に位置付けると共に、該被加工物の外周縁に沿って円環状に該レーザービームを照射することで、該被加工物の外周領域に分離層を形成する円環状加工ステップを更に備える。
【0009】
また、好ましくは、該分離層形成ステップでは、該所定の方向に沿う様に正六角形状に該被加工物と該集光点とを相対的に移動させた後、該集光点を該被加工物の径方向の中央側に移動させた上で、該所定の方向に沿う様に六角形状に該被加工物と該集光点とを相対的に移動させる。
【0010】
また、好ましくは、該分離層形成ステップでは、該レーザービームを複数のレーザービームに分岐させて、該複数のレーザービームの各々の集光点を第1方向に沿って並ぶ様に配置した上で、該第1方向に直交する第2方向を、該所定の方向とする。
(【0011】以降は省略されています)
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