TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025099642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216453
出願日2023-12-22
発明の名称チップの製造方法
出願人株式会社ディスコ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01L 21/301 20060101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】表面に膜が設けられた基板の分割予定ラインに沿ってレーザービームを照射して加工溝を形成する際に、加工溝の底の端部に牙のような形状の部分が形成されることを防止することができるチップの製造方法を提供する。
【解決手段】分割予定ラインに沿って第1レーザービームを照射することにより、分割予定ラインの幅の方向において第1幅を有する第1加工溝を形成する第1加工溝形成ステップと、第1加工溝形成ステップの後分割予定ラインに沿って第2レーザービームを照射することにより、分割予定ラインの幅の方向において第1幅とは異なる第2幅を有する第2加工溝を形成する第2加工溝形成ステップと、加工溝の底に沿って基板を分割することにより複数のチップを形成する分割ステップと、を含む、チップの製造方法を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
表面に膜が設けられた基板を所定の幅の分割予定ラインで分割して複数のチップを製造するチップの製造方法であって、
該分割予定ラインに沿って該膜の一部を除去することにより、加工溝を形成する加工溝形成ステップと、
該加工溝形成ステップの後、該加工溝の底に沿って該基板を分割することにより複数の該チップを形成する分割ステップと、を有し、
該加工溝形成ステップは、
該分割予定ラインに沿って第1レーザービームを照射することにより、該幅の方向において第1幅を有する第1加工溝を形成する第1加工溝形成ステップと、
該第1加工溝形成ステップの後、該分割予定ラインに沿って第2レーザービームを照射することにより、該幅の方向において該第1幅とは異なる第2幅を有する第2加工溝を形成する第2加工溝形成ステップと、を含む、チップの製造方法。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
該第2幅は、該第1幅よりも小さい、請求項1に記載のチップの製造方法。
【請求項3】
該第2幅は、該第1幅の30%以上80%以下である、請求項2に記載のチップの製造方法。
【請求項4】
該第2幅は、該第1幅よりも大きい、請求項1に記載のチップの製造方法。
【請求項5】
該膜に照射される照射位置での該第1レーザービームの該幅の方向における第1ビーム幅と、該膜又は該基板に照射される照射位置での該第2レーザービームの該幅の方向における第2ビーム幅と、が異なる、請求項1から請求項4のいずれかに記載のチップの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チップの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子機器等に利用されるデバイスチップの製造方法では、例えば、基板(ウェーハ)の表面に格子状に設定された分割予定ラインにより区切られた複数の領域のそれぞれに集積回路等のデバイスが形成される。そして、切削装置等で基板が分割予定ラインに沿って切削され、分割されることにより、それぞれがデバイスを有する複数のデバイスチップが製造される。
【0003】
ところで、例えば、低誘電率絶縁膜(Low-k膜)等の膜が設けられた基板を切削ブレードにより切削すると、膜と切削ブレードとの接触により、基板から膜が剥離してしまう場合がある。膜の剥離がデバイスにまで達すると、デバイスを損傷させるという課題がある。
【0004】
この課題を解決するために、例えば、特許文献1では、レーザービームを分割予定ラインに沿って照射することにより、分割予定ラインに沿った複数条の加工溝を形成する技術が提案されている。形成された加工溝に沿って切削ブレードを切り込ませることにより、膜と切削ブレードとの接触が避けられ、基板からの膜の剥離が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-64231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1において提案された技術では、加工溝の底の側壁に近い端部の深さが、加工溝の底の他の部分の深さよりも深くなり、先の尖った牙のような断面形状の部分を端部に有する溝が形成されることがある。このような溝が形成されると、チップの抗折強度が低下したり、チップにクラックが発生したりするという問題があった。
【0007】
よって、本発明は、表面に膜が設けられた基板の分割予定ラインに沿ってレーザービームを照射して加工溝を形成する際に、加工溝の底の端部に牙のような形状の部分が形成されることを防止することができるチップの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によれば、表面に膜が設けられた基板を所定の幅の分割予定ラインで分割して複数のチップを製造するチップの製造方法であって、該分割予定ラインに沿って該膜の一部を除去することにより、加工溝を形成する加工溝形成ステップと、該加工溝形成ステップの後、該加工溝の底に沿って該基板を分割することにより複数のチップを形成する分割ステップと、を有し、該加工溝形成ステップは、該分割予定ラインに沿って第1レーザービームを照射することにより、該幅の方向において第1幅を有する第1加工溝を形成する第1加工溝形成ステップと、該第1加工溝形成ステップの後、該分割予定ラインに沿って第2レーザービームを照射することにより、該幅の方向において該第1幅とは異なる第2幅を有する第2加工溝を形成する第2加工溝形成ステップと、を含むチップの製造方法が提供される。
【0009】
本発明の一側面において、該第2幅は、該第1幅よりも小さいことがある。この場合、好ましくは、該第2幅は、該第1幅の30%以上80%以下である。
【0010】
また、本発明の一側面において、該第2幅は、該第1幅よりも大きいことがある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

APB株式会社
二次電池
25日前
日東精工株式会社
端子部品
19日前
レナタ・アーゲー
電池
14日前
株式会社電知
組電池の製造方法
1か月前
個人
鉄心用材料とその製造方法
4日前
株式会社クオルテック
空気電池
11日前
ローム株式会社
半導体装置
26日前
株式会社メルビル
ステージ
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
18日前
三洲電線株式会社
撚線
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
13日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
27日前
株式会社村田製作所
電池
26日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
13日前
株式会社高田製作所
電源切替器
26日前
エドワーズ株式会社
冷却システム
4日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
20日前
株式会社不二越
ソレノイド
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
19日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
27日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
21日前
株式会社アイシン
回転電機駆動装置
5日前
株式会社村田製作所
二次電池
4日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
電極及び電池
12日前
三菱電機株式会社
半導体装置
12日前
続きを見る