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公開番号2025071835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182200
出願日2023-10-24
発明の名称RFタグ
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01Q 1/38 20060101AFI20250430BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナ部に穴を有したとしても通信の安定性に優れるRFタグを提供することを目的とする。
【解決手段】RFタグ100は、基材110と、基材110上に配設された略矩形の導通領域120aを有するアンテナ部120と、基材110上に配設され、アンテナ部120と電気的に接合された半導体素子130と、アンテナ部120と半導体素子130とを電気的に接合する集電部140と、アンテナ部120と、半導体素子130と、集電部140とを覆う被覆材150と、を備え、アンテナ部120は、1か所以上の非導通領域120bを有し、アンテナ部120の幅方向D1において、非導通領域120bの占める合計幅は、90%未満であり、集電部140と非導通領域120bの最短距離が、アンテナ部120が出力する波長の0.30%以上である。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、
前記基材上に配設された略矩形の導通領域を有するアンテナ部と、
前記基材上に配設され、前記アンテナ部と電気的に接合された半導体素子と、
前記アンテナ部と前記半導体素子とを電気的に接合する集電部と、
前記アンテナ部と、前記半導体素子と、前記集電部とを覆う被覆材と、を備え、
前記アンテナ部は、1か所以上の非導通領域を有し、
前記アンテナ部の幅方向において、該非導通領域の占める合計幅Wは、90%未満であり、
前記集電部と前記非導通領域の最短距離Lが、前記アンテナ部が出力する波長λの0.30%以上である、
RFタグ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記集電部に最も近い前記非導通領域において、最大となる幅W’と前記最短距離Lの比(W’/L)が、70以下である、
請求項1に記載のRFタグ。
【請求項3】
前記導通領域は、銅、アルミ、銀、金、及び亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも一種以上の金属を含む、
請求項1に記載のRFタグ。
【請求項4】
前記導通領域は、略矩形の金属膜、又は略矩形に広がる金属細線で形成される、
請求項1に記載のRFタグ。
【請求項5】
前記金属細線の線幅が、0.25μm以上200μm以下である、
請求項4に記載のRFタグ。
【請求項6】
前記金属細線のピッチ間隔が、1.0μm以上300μm以下である、
請求項4に記載のRFタグ。
【請求項7】
前記被覆材から前記基材までを貫通する貫通孔を有し、
前記貫通孔が、少なくとも一部の前記非導通領域を貫通するように形成される、
請求項1に記載のRFタグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はRFタグに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、小売り店の商品管理において、ICチップとアンテナとを備えるRF(Radio Frequency)タグが利用されている。これらRFタグは、タグを商品に取り付け、専用のデータ読み書き装置によって商品のデータを読み書きし、商品の入出庫管理、在庫管理、貸し出し管理等を行うものであり、RFタグはICチップを備えているので、商品コードだけでなく、入荷日、担当者などの豊富な情報を商品といっしょに管理することができる。
【0003】
UHF帯のRFタグは、トレーサビリティや在庫管理の効率化の観点から、食品や雑貨、衣類、金属部品などといった様々な製品への貼付が急速に普及している。RFタグは、一般的に高い導電率の金属材料が使用されるため電波放射効率はほぼ100%である。そのため、通常のRFタグでは、UHF帯の周波数で高い通信距離が発揮されるように、貼付材料のサイズや誘電率に応じてUHF帯で共振するアンテナ形状を設計する必要がある。
【0004】
このようなRFタグを、アンテナ部を微細化させた導電性パターンで形成することで、導電性パターンの不可視性を向上させる技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、RFタグの面積の大部分を占めるアンテナ部を透過体とすることができ、RFタグの貼付による商品のパッケージ情報の遮蔽を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-105624号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特に衣類や皮革・鞄製品を取り扱うメーカ―では、ブランドイメージを害さないために、商品の下札に実装されたRFタグのアンテナ部に穴をあけることが望まれている。しかし、一般的なUHF帯のRFタグは、数mm幅の金属材料で、かつ貼付材料に合わせて設計されているため、紐を通すための穴によりアンテナ部が欠損あるいは断線することにより、通信距離が大幅に低下してしまうことが問題となる。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、アンテナ部に穴を有したとしても通信の安定性に優れるRFタグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
〔1〕
基材と、
前記基材上に配設された略矩形の導通領域を有するアンテナ部と、
前記基材上に配設され、前記アンテナ部と電気的に接合された半導体素子と、
前記アンテナ部と前記半導体素子とを電気的に接合する集電部と、
前記アンテナ部と、前記半導体素子と、前記集電部とを覆う被覆材と、を備え、
前記アンテナ部は、1か所以上の非導通領域を有し、
前記アンテナ部の幅方向において、該非導通領域の占める合計幅Wは、90%未満であり、
前記集電部と前記非導通領域の最短距離Lが、前記アンテナ部が出力する波長λの0.30%以上である、
RFタグ。
〔2〕
前記集電部に最も近い前記非導通領域において、最大となる幅W’と前記最短距離Lの比(W’/L)が、70以下である、
〔1〕に記載のRFタグ。
〔3〕
前記導通領域は、銅、アルミ、銀、金、及び亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも一種以上の金属を含む、
〔1〕に記載のRFタグ。
〔4〕
前記導通領域は、略矩形の金属膜、又は略矩形に広がる金属細線で形成される、
〔1〕に記載のRFタグ。
〔5〕
前記金属細線の線幅が、0.25μm以上200μm以下である、
〔4〕に記載のRFタグ。
〔6〕
前記金属細線のピッチ間隔が、1.0μm以上300μm以下である、
〔4〕に記載のRFタグ。
〔7〕
前記被覆材から前記基材までを貫通する貫通孔を有し、
前記貫通孔が、少なくとも一部の前記非導通領域を貫通するように形成される、
〔1〕に記載のRFタグ。
【発明の効果】
【0009】
本発明に依れば、アンテナ部に穴を有したとしても通信の安定性に優れるRFタグを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態のRFタグ100の一態様を表す斜視図である。
本実施形態のRFタグ100の一態様を表す斜視図である。
図1Aの領域Sの拡大図である。
アンテナ部120の態様を表す平面図である。
アンテナ部120の態様を表す平面図である。
アンテナ部120の態様を表す平面図である。
実施例及び比較例における非導通領域と通信の安定性の関係を表す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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