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公開番号2025071655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023182001
出願日2023-10-23
発明の名称熱マネジメントシステム
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60H 1/22 20060101AFI20250428BHJP(車両一般)
要約【課題】モジュール同士を近接して接続可能とすることで、コンパクト化を図ることができる熱マネジメントシステムを提供する。
【解決手段】
クーラントモジュール100の筐体1において冷媒モジュールに対向する対向側筐体面となる筐体前面1dは、冷媒モジュールの凝縮器における熱媒体R2の流入口および流出口に連通する一対の凝縮器用接続ポートCy、および、冷媒モジュールの蒸発器における熱媒体R2の流入口および流出口に連通する一対の蒸発器用接続ポートCzを形成し、筐体1において対向側筐体面となる筐体前面1d以外の非対向側筐体面1c、1eに多方弁となる四方弁70、八方弁が設けられ、凝縮器および蒸発器は、冷媒モジュールにおいて筐体前面1dの側に配置され、かつ該対向側筐体面と冷媒モジュールとの対向方向に交差する幅方向D1に並んで配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられて車載機器の温調および/または車内の空調を行う熱マネジメントシステムであって、
第一の熱媒体が流通する流路を形成するクーラントモジュール用筐体、および該クーラントモジュール用筐体に設けられて前記流路における前記第一の熱媒体の流通経路を切り換える多方弁を含むクーラントモジュールと、
圧縮機、凝縮器、減圧装置、および蒸発器によって構成されて第二の熱媒体が循環する冷媒回路を含み、該第二の熱媒体が該凝縮器および該蒸発器において前記第一の熱媒体と熱交換する冷媒モジュールと、
を備え、
前記クーラントモジュール用筐体において前記冷媒モジュールに対向する対向側筐体面は、前記凝縮器における前記第一の熱媒体の流入口および流出口に連通する一対の凝縮器用接続ポート、および、前記蒸発器における前記第一の熱媒体の流入口および流出口に連通する一対の蒸発器用接続ポートを形成し、
前記クーラントモジュール用筐体において前記対向側筐体面以外の非対向側筐体面に前記多方弁が設けられ、
前記凝縮器および前記蒸発器は、前記冷媒モジュールにおいて前記対向側筐体面の側に配置され、かつ該対向側筐体面と前記冷媒モジュールとの対向方向に交差する第一横方向に並んで配置されている熱マネジメントシステム。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記多方弁は、
弁回転軸と、
前記弁回転軸の回転によって前記第一熱媒体の流通経路を切り換える弁体と、
を有し、
前記多方弁は、前記非対向側筐体面のうち、前記対向方向に前記対向側筐体面とは反対側の面に設けられ、
前記弁回転軸の回転軸線は、前記対向側筐体面に交差する方向に延在している請求項1に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項3】
前記多方弁は、前記第一の熱媒体が流通する接続ポートを五個以上有する弁である請求項1または2に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項4】
前記クーラントモジュールは、前記クーラントモジュール用筐体に設けられて前記第一の熱媒体を前記流路において圧送するポンプをさらに有し、
前記ポンプは、前記非対向側筐体面のうち、前記対向方向に交差する方向を向く面に設けられている請求項1または2に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項5】
前記冷媒モジュールは、前記冷媒回路が設けられた冷媒モジュール用筐体をさらに有し、
前記冷媒モジュール用筐体は、前記クーラントモジュールにおける前記対向側筐体面に対向する冷媒モジュール側対向側筐体面、および該冷媒モジュール側対向側筐体面以外の冷媒モジュール側非対向側筐体面を形成し、
前記凝縮器および前記蒸発器は、前記冷媒モジュール用筐体において前記冷媒モジュール側対向側筐体面の側に配置され、
前記圧縮機および前記減圧装置は、前記冷媒モジュール用筐体において前記冷媒モジュール側非対向側筐体面の側に配置されている請求項1または2に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項6】
前記冷媒モジュールにおける前記圧縮機は、前記凝縮器および前記蒸発器に対して、前記対向方向に、前記クーラントモジュールとは反対側に配置されている請求項1または2に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項7】
前記冷媒モジュールにおける前記圧縮機は、前記凝縮器および前記蒸発器に対して、前記対向方向および前記第一横方向に交差する第二横方向に並んで配置されている請求項1または2に記載の熱マネジメントシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される熱マネジメントシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に自動車等の車両には、バッテリ、モータ等の車載機器の温調や、車内の空調を統括的に行う熱マネジメントシステムが設けられていることが知られている。この種の熱マネジメントシステムは、熱媒体が流通する熱媒体回路と、圧縮機、凝縮器、減圧装置、および蒸発器を含むヒートポンプとして冷媒回路とによって構成されている。
【0003】
ところでこの種の熱マネジメントシステムは、例えば特許文献1に記載されているように、一般に熱媒体回路の部分、および冷媒回路の部分がそれぞれモジュール化されて接続された状態で車両に搭載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国特許出願公開第116373551号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら従来のモジュール化された熱マネジメントシステムでは、熱媒体回路を構成するクーラントモジュールと、冷媒回路を構成する冷媒モジュールとを接続する際に、各々のモジュールにおける構成部品が邪魔になり、作業性が悪く、場合によっては各々のモジュールを離れた位置に配置せざるを得ない。このため熱マネジメントシステム全体の大型化等が問題となっている。
【0006】
そこで本発明は、モジュール同士を近接して接続可能とすることで、コンパクト化を図った熱マネジメントシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る熱マネジメントシステムは、車両に設けられて車載機器の温調および/または車内の空調を行う熱マネジメントシステムであって、第一の熱媒体が流通する流路を形成するクーラントモジュール用筐体、および該クーラントモジュール用筐体に設けられて前記流路における前記第一の熱媒体の流通経路を切り換える多方弁を含むクーラントモジュールと、圧縮機、凝縮器、減圧装置、および蒸発器によって構成されて第二の熱媒体が循環する冷媒回路を含み、該第二の熱媒体が該凝縮器および該蒸発器において前記第一の熱媒体と熱交換する冷媒モジュールと、を備え、前記クーラントモジュール用筐体において前記冷媒モジュールに対向する対向側筐体面は、前記凝縮器における前記第一の熱媒体の流入口および流出口に連通する一対の凝縮器用接続ポート、および、前記蒸発器における前記第一の熱媒体の流入口および流出口に連通する一対の蒸発器用接続ポートを形成し、前記クーラントモジュール用筐体において前記対向側筐体面以外の非対向側筐体面に前記多方弁が設けられ、前記凝縮器および前記蒸発器は、前記冷媒モジュールにおいて前記対向側筐体面の側に配置され、かつ該対向側筐体面と前記冷媒モジュールとの対向方向に交差する第一横方向に並んで配置されている。
【0008】
上記熱マネジメントシステムでは、前記多方弁は、弁回転軸と、前記弁回転軸の回転によって前記第一熱媒体の流通経路を切り換える弁体と、を有し、前記多方弁は、前記非対向側筐体面のうち、前記対向方向に前記対向側筐体面とは反対側の面に設けられ、前記弁回転軸の回転軸線は、前記対向側筐体面に交差する方向に延在していてもよい。
【0009】
上記熱マネジメントシステムでは、前記多方弁は、前記第一の熱媒体が流通する接続ポートを五個以上有する弁であってもよい。
【0010】
上記熱マネジメントシステムでは、前記クーラントモジュールは、前記クーラントモジュール用筐体に設けられて前記第一の熱媒体を前記流路において圧送するポンプをさらに有し、前記ポンプは、前記非対向側筐体面のうち、前記対向方向に交差する方向を向く面に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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