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公開番号
2025083076
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196750
出願日
2023-11-20
発明の名称
熱マネジメントシステム
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60L
58/24 20190101AFI20250523BHJP(車両一般)
要約
【課題】空調装置等の他の車載機器の要求によるバッテリの計測データのばらつきを抑え、バッテリの劣化状態の推定精度を向上させることが可能な熱マネジメントシステムを提供する。
【解決手段】熱マネジメントシステム100は、車載バッテリ55と、車載バッテリ55の温度調節を行う温調部61と、制御装置と、を有し、制御装置は、車載バッテリ55の充電中における情報を記憶する記憶部と、情報に基づいて車載バッテリ55の劣化の程度を推定する推定部を有し、推定部の推定結果に基づいて、温調部の運転条件を補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車載バッテリと、
前記車載バッテリの温度調節を行う温調部と、
制御装置と、を有する熱マネジメントシステムであって、
前記制御装置は、
前記車載バッテリの充電中における情報を記憶する記憶部と、
前記情報に基づいて前記車載バッテリの劣化の程度を推定する推定部を有し、
前記推定部の推定結果に基づいて、前記温調部の運転条件を補正する、
ことを特徴とする熱マネジメントシステム。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
車室内の空気調和を行う空調部を有し、
前記情報は、前記車載バッテリが外部電源から充電中であり、且つ前記空調部が運転停止状態である場合の前記車載バッテリに関する温度情報を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項3】
前記情報は、充電時の外気温度と、所定期間における前記車載バッテリに関する温度変化情報を含む情報であり、
前記推定部は、
現状の前記情報と、前記記憶部に記憶されている過去の前記情報とを比較し、該車載バッテリの劣化の状態を推定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記推定部により前記車載バッテリが劣化していると推定された場合、前記温調部による前記車載バッテリの冷却目標温度を低下させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記推定部により前記車載バッテリが劣化していると推定された場合、前記温調部による前記車載バッテリの温度管理範囲を狭める、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記推定部により前記車載バッテリが劣化していると推定された場合、前記温調部による前記車載バッテリの冷却開始時期を補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱マネジメントシステム。
【請求項7】
前記制御装置は、前記推定部により前記車載バッテリが劣化していると推定された場合、車両の始動中における前記温度調節と前記空気調和の優先度を切り替える、
ことを特徴とする請求項2に記載の熱マネジメントシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用の熱マネジメントシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されたバッテリから供給される電力で走行用モータを駆動する電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等における車両の熱マネジメントシステムにおいては、車両からの要求に応じてバッテリの温度調節(例えばバッテリ冷却)が行われている。ところが、バッテリの劣化状態に関わらず車両からの温度調節(温調)の要求がある場合、当該要求に応じてバッテリの温調(例えば冷却)を行うとバッテリの劣化が進行する恐れがある。
【0003】
バッテリの劣化状態に応じてバッテリの温度調節を行う技術として、例えば、蓄電池の内部抵抗と蓄電池の残容量とに基づいて、予め設定された蓄電池の目標温度を補正する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的に、特許文献1には、充電開始時の蓄電池の残容量が所定値未満のため充電時間が長くなると見込まれる場合に、蓄電池の内部抵抗に応じた劣化の程度が大きいほど目標温度を低い温度に補正する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/056161号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら特許文献1に記載の技術においては、具体的なバッテリの劣化状態の把握(推定、予測)について十分な検討はなされていない。例えば空調装置等の他の車載機器が動作している場合はバッテリ負荷も頻繁に変動するため、バッテリの能力を把握するための計測データにもばらつきが生じる。このようにばらつきのある計測データに基づきバッテリの劣化状態を把握し、バッテリの温度調節を行ったとしても、実際にバッテリの劣化の進行を抑制することは困難である。
【0006】
本発明は、斯かる実情に鑑み、空調装置等の他の車載機器の要求によるバッテリの計測データのばらつきを抑え、バッテリの劣化状態の推定精度を向上させることが可能な熱マネジメントシステムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車載バッテリと、前記車載バッテリの温度調節を行う温調部と、制御装置と、を有する熱マネジメントシステムであって、前記制御装置は、前記車載バッテリの充電中における情報を記憶する記憶部と、前記情報に基づいて前記車載バッテリの劣化の程度を推定する推定部を有し、前記推定部の推定結果に基づいて、前記温調部の運転条件を補正する、ことを特徴とする熱マネジメントシステムにかかるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、空調装置等の他の車載機器の要求によるバッテリの計測データのばらつきを抑え、バッテリの劣化状態の推定精度を向上させることが可能な熱マネジメントシステムを提供できるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る熱マネジメントシステムを採用した車両用空気調和装置の概略構成を示す図である。
本発明の実施形態に係る熱マネジメントシステムの制御装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る熱マネジメントシステムの制御装置の機能ブロック図である。
本発明の実施形態に係る熱マネジメントシステムにおけるバッテリの劣化レベルの推定方法を説明する概念図である。
本発明の実施形態に係る熱マネジメントシステムにおける空調制御を説明する概念図である。
本発明の実施形態に係る熱マネジメントシステムにおける温調制御処理の流れを示すフロー図である。
本発明の実施形態に係る熱マネジメントシステムにおける温調制御処理の流れを示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1~図7は本発明を実施する形態の一例であって、図中、同一の符号を付した部分は同一の機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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