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公開番号2025068308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178108
出願日2023-10-16
発明の名称打設監視装置およびセントル
出願人戸田建設株式会社,株式会社エムケーエンジニアリング
代理人個人,個人
主分類E21D 11/10 20060101AFI20250421BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】製造コストの上昇を抑制することが可能な打設監視装置およびこれを備えるセントルを提供する。
【解決手段】帯状光源LTは、FRPから形成された光透過性のセントル型枠111の内面111cに取り付けられている。帯状光源LTは、セントル型枠111を厚み方向に透過してトンネル地山501との間隙SPに向けて光を出射する。打設センサSNSは、セントル型枠111の内面であって、帯状光源LTから離間した箇所に取り付けられている。打設センサSNSは、CdSセルと、CdSセルの周囲を遮光する遮光体とを有する。セントル型枠111の内面には、帯状光源LTと打設センサSNSとの間に遮光性の角パイプ112が配設されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光透過性を有するセントル型枠の内面に取り付けられた、前記セントル型枠を厚み方向に透過して当該セントル型枠の外面とトンネル地山との間隙に光を出射する複数の光源と、
前記複数の光源のそれぞれに対応した状態で前記セントル型枠の内面に取り付けられた、前記光源から出射された光を検出可能な複数の打設センサと、
を備え、
前記複数の打設センサのそれぞれは、
前記光を検出可能なセンサ本体と、
前記センサ本体の周囲の内の、前記セントル型枠の前記外面側を向く部分を除く部分を囲み、遮光性を有する遮光体と、
を有する、
打設監視装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
隣り合う前記光源と前記打設センサとの間には、前記光源から出射され、前記セントル型枠の内面に沿って進む光を遮る遮光壁が配設されている、
請求項1に記載の打設監視装置。
【請求項3】
前記複数の打設センサのそれぞれにおける前記センサ本体に接続された、当該センサ本体から出力される信号の校正を行う複数の校正器をさらに備える、
請求項1に記載の打設監視装置。
【請求項4】
前記遮光体は、
筒状であって、一方の開口側が前記セントル型枠の内面に取り付けられた、遮光性の遮光ケースと、
前記遮光ケースのもう一方の開口を塞ぐ遮光性の遮光蓋と、
前記遮光ケース内に前記センサ本体とともに収容され、且つ、前記遮光蓋側を遮る状態で当該遮光蓋側において前記センサ本体を支持する遮光性の基板と、
により構成される、
請求項1に記載の打設監視装置。
【請求項5】
繊維強化樹脂により形成され、光透過性を有するセントル型枠と、
請求項1から請求項4の何れかの打設監視装置と、
を備える、
セントル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、打設監視装置およびこれを備えるセントルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
トンネル施工におけるトンネル地山へのコンクリートの二次覆工打設には、セントルが用いられる場合がある。セントルは、トンネルの路盤面に敷設されたレール上を移動できるように構成されており、セントルを用いたコンクリートの打設は、トンネル長手方向における一定の領域でのコンクリートの打設と、トンネルの長手方向へのセントルの移動とを交互に繰り返して行われる。
【0003】
ところで、セントルを用いたコンクリートの二次覆工打設においては、型枠とトンネル地山との間の空間に対してコンクリートを打設するのであるが、下方に位置する打設口から打設を行い、コンクリートの上面の高さ位置に応じて順に上方の打設口から打設するようにコンクリート供給用の配管経路が切り替えられる。
【0004】
ここで、コンクリートの打設高さを監視するための装置が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の監視装置は、光源としてのLED(Light Emitting Diode)と、光センサとしてのCdSセルと、LEDおよびCdSセルを収容する外部ケースとを備える。外部ケースは、金属製型枠に開けられた取付孔に対して先端部分が型枠内側から嵌め込まれており、トンネル地山側の開口が光透過性を有する窓部材で閉じられている。
【0005】
また、外部ケースは、LEDとCdSセルとの間を仕切る仕切り部材が配設されている。
【0006】
特許文献1に開示の監視装置では、CdSセルでの抵抗値の大小によりコンクリートの上面の高さ位置が検出可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6478245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記特許文献1に開示の監視装置は、製造コストの上昇を抑制することが困難であると考えられる。具体的に、コンクリートの打設においては、高さ方向での打設口の切り替えを比較的多段階に行うことが必要となる。このため、コンクリートの上面の位置を検出するためのCdSセルについての比較的多く配設することが必要となる。この場合に、上記特許文献1に開示の監視装置では、金属製型枠に取付孔を開け、当該取付孔に対してCdSセル等を収容する外部ケースを填め込んでなる構成が採用されているため、コンクリートの圧力などで外部ケースが内側へ押し込まれたり、窓部材が損傷したりするのを抑制することが必要となる。よって、上記特許文献1に開示の監視装置では、高い剛性を有する外部ケース等を、高い精度で金属製型枠に多数取り付けることが必要であり、製造コストの上昇を抑制することが困難であると考えられる。
【0009】
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、製造コストの上昇を抑制することが可能な打設監視装置およびこれを備えるセントルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る打設監視装置は、複数の光源と複数の打設センサとを備える。前記複数の光源は、光透過性を有するセントル型枠の内面に取り付けられた、前記セントル型枠を厚み方向に透過して当該セントル型枠の外面とトンネル地山との間隙に光を出射する。前記複数の打設センサは、前記複数の光源のそれぞれに対応した状態で前記セントル型枠の内面に取り付けられた、前記光源から出射された光を検出可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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