TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025064914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024112578
出願日
2024-07-12
発明の名称
医用画像処理装置、医用画像処理方法、およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
,
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
8/14 20060101AFI20250410BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】診断情報の推論に有用な参照領域を医用画像から取得して、診断情報の推論に利用する。
【解決手段】少なくとも腫瘤の領域を含む医用画像を取得する医用画像取得手段と、A)前記医用画像に基づいた、前記腫瘤の性状を表す所定の画像所見に関する情報である画像所見情報、およびB)前記医用画像に基づいた、前記腫瘤の診断に関する情報である第一の診断情報、の少なくともいずれかを含む補助情報を取得する補助情報取得手段と、前記医用画像と前記補助情報とに基づき生成された画像を入力として、前記腫瘤の診断に関する情報である第二の診断情報を推論する診断情報推論手段と、を備えることを特徴とする、医用画像処理装置を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも腫瘤の領域を含む医用画像を取得する医用画像取得手段と、
A)前記医用画像に基づいた、前記腫瘤の性状を表す所定の画像所見に関する情報である画像所見情報、および
B)前記医用画像に基づいた、前記腫瘤の診断に関する情報である第一の診断情報、
の少なくともいずれかを含む補助情報を取得する補助情報取得手段と、
前記医用画像と前記補助情報とに基づき生成された画像を入力として、前記腫瘤の診断に関する情報である第二の診断情報を推論する診断情報推論手段と、
を備えることを特徴とする、医用画像処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記診断情報推論手段は、前記医用画像と前記補助情報とに基づいて、前記生成された画像として、前記医用画像中の参照領域画像を取得する参照領域取得手段を有し、前記参照領域画像に基づいて、前記第二の診断情報を推論することを特徴とする、請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項3】
前記参照領域取得手段は、前記補助情報に基づいて、前記腫瘤の領域を拡大した領域または縮小した領域を参照領域として取得することを特徴とする、請求項2に記載の医用画像処理装置。
【請求項4】
前記参照領域取得手段は、前記補助情報に基づいて、前記腫瘤の領域の拡大または縮小の割合を決定することを特徴とする、請求項3に記載の医用画像処理装置。
【請求項5】
前記参照領域取得手段は、さらに、取得した参照領域の境界の鮮鋭度を前記補助情報に基づいて調整することを特徴とする、請求項2に記載の医用画像処理装置。
【請求項6】
前記参照領域取得手段は、
前記医用画像と前記補助情報とに基づいて、前記医用画像中の第一の参照領域を取得する第一参照領域取得手段と、
前記医用画像と前記補助情報とに基づいて、前記第一の参照領域とは異なる第二の参照領域を取得する第二参照領域取得手段と、
を含み、
前記診断情報推論手段は、前記医用画像と前記第一の参照領域と前記第二の参照領域に基づいて、前記第二の診断情報を推論することを特徴とする、請求項2に記載の医用画像処理装置。
【請求項7】
前記診断情報推論手段は、
前記医用画像と前記第一の参照領域に基づいて、前記第一の参照領域に関する診断情報である第一領域の診断情報を推論する第一領域の診断情報推論手段と、
前記医用画像と前記第二の参照領域に基づいて、前記第二の参照領域に関する診断情報である第二領域の診断情報を推論する第二領域の診断情報推論手段を有し、
前記第一領域の診断情報と前記第二領域の診断情報に基づいて、前記第二の診断情報を推論することを特徴とする、請求項6に記載の医用画像処理装置。
【請求項8】
前記補助情報に基づいて前記医用画像の画素値を加工した画像を前記生成された画像である入力画像として取得する入力画像取得手段を備え、
前記診断情報推論手段は、前記入力画像に基づいて、前記第二の診断情報を推論することを特徴とする、請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項9】
前記第一の診断情報は、
前記腫瘤に対する病理診断の結果、および
前記腫瘤に対する画像診断の結果に基づく前記腫瘤の悪性度
の少なくともいずれかに関する情報を含み、
前記第二の診断情報は、前記腫瘤の悪性度に関する情報を含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
【請求項10】
前記補助情報は、少なくとも、前記A)の画像所見情報を含み、
前記画像所見情報は、前記画像所見が存在する前記医用画像上の領域である画像所見領域に関する情報を含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、医用画像処理装置、医用画像処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、多様な医用情報が診断に活用されており、医用画像をはじめとする医用情報をコンピュータ等で解析して得られた結果を、医師等の利用者が、診断の際に補助として利用するためのシステムへの期待が高まっている。
【0003】
非特許文献1には、乳腺の超音波画像における腫瘤の診断情報を取得する際に、腫瘤の領域を元画像と併せて利用する方法が開示されている。また特許文献1には、肺のCT(Computer Tomography)画像における結節の画像所見を取得する際に、取得する所見の種別に応じて推論に用いる領域を調整する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-191772号公報
【非特許文献】
【0005】
The uncertainty of boundary can improve the classification accuracy of BI-RADS 4A ultrasound image (Huayu Wang et al., 2022)(PubMed)
ACR BI-RADS ATLAS 5th Edition(American College of Radiology)
乳房超音波診断ガイドライン 改訂第4版(日本乳腺甲状腺超音波医学会)
Grad-CAM: Visual Explanations From Deep Networks via Gradient-Based Localization(arXiv)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
診断情報を推論する際に、画像と併せて参照すべき領域の情報といった補助情報を優先的に利用することで、信頼度の高い推論結果を得ることが出来る。しかしながら、特許文献1や非特許文献1の方法では、画像中の画像所見が表れている領域等の、診断情報の推論に有用である領域が、参照領域から除外されてしまう可能性がある。また、特許文献1や非特許文献1の方法では、画像所見が表れておらず診断情報の推論には不要である領域が、参照領域に含まれてしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
少なくとも腫瘤の領域を含む医用画像を取得する医用画像取得手段と、
A)前記医用画像に基づいた、前記腫瘤の性状を表す所定の画像所見に関する情報である画像所見情報、および
B)前記医用画像に基づいた、前記腫瘤の診断に関する情報である第一の診断情報、
の少なくともいずれかを含む補助情報を取得する補助情報取得手段と、
前記医用画像と前記補助情報とに基づき生成された画像を入力として、前記腫瘤の診断に関する情報である第二の診断情報を推論する診断情報推論手段と、
を備えることを特徴とする、医用画像処理装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、診断情報の推論に有用な補助情報を診断情報の推論に利用することができる。これにより、診断情報を高い信頼度で推論する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る医用画像処理装置のハードウェア構成の一例である。
本発明の実施形態に係る医用画像処理装置の機能構成の一例である。
本発明の実施形態に係る医用画像処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
超音波画像の例を示す。
本発明の実施形態に係る腫瘤領域の一例を示す。
本発明の実施形態に係る腫瘤領域の一例として、腫瘤近辺領域の例を示す。
本発明の第一の実施形態に係る補助情報の一例として、腫瘤辺縁の不明瞭領域の例を示す。
本発明の第一の実施形態に係る補助情報の一例として、腫瘤辺縁のスピキュラ領域の例を示す。
本発明の第一の実施形態に係る補助情報の一例として、腫瘤辺縁の粗造領域の例を示す。
本発明の第一の実施形態に係る補助情報の一例として、腫瘤内部の高濃度領域の例を示す。
本発明の実施形態に係る参照領域の一例である。
本発明の実施形態に係る診断情報推論手段の構成の一例として、2チャンネルの一画像入力の例を示す。
本発明の実施形態に係る診断情報推論手段の構成の一例として、二画像入力の例を示す。
本発明の実施形態に係る診断情報推論手段の構成の一例として、1チャンネルの一画像入力の例を示す。
本発明の実施形態に係る医用画像処理装置の表示方法の一例として、診断情報を表示する例を示す。
本発明の実施形態に係る医用画像処理装置の表示方法の一例として、診断情報と参照領域を表示する例を示す。
本発明の実施形態に係る医用画像処理装置の表示方法の一例として、診断情報と所見領域を表示する例を示す。
本発明の第二の実施形態に係る医用画像処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の第二の実施形態に係る補助情報と腫瘤領域に対する処理内容の対応表の一例である。
本発明の第二の実施形態に係る補助情報と腫瘤領域に対する処理内容の対応表の一例である。
本発明の実施形態に係る参照領域の一例である。
本発明の実施形態に係る参照領域の一例である。
本発明の実施形態に係る診断情報推論手段の構成の一例として、3チャンネルの一画像入力の例を示す。
本発明の実施形態に係る診断情報推論手段の構成の一例として、三画像入力の例を示す。
本発明の実施形態に係る診断情報推論手段の構成の一例である。
本発明の第四の実施形態に係る医用画像処理装置の機能構成の一例である。
本発明の第四の実施形態に係る医用画像処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の第四の実施形態に係る補助情報と医用画像に対する加工処理内容の対応表の一例である。
本発明の第四の実施形態に係る補助情報と医用画像に対する加工処理内容の対応表の一例である。
本発明の第四の実施形態に係るグラデーションマスクの一例である。
本発明の第四の実施形態に係る診断情報推論手段の構成の一例である。
本発明の第四の実施形態に係る診断情報推論手段の構成の一例である。
本発明の第四の実施形態の変形例1に係る医用画像処理装置の機能構成の一例である。
本発明の第四の実施形態に係る腫瘤内部領域、腫瘤辺縁領域、腫瘤周辺領域の一例である。
本発明の第四の実施形態の変形例3に係る医用画像処理装置の機能構成の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明にかかる実施形態は、以下の医用画像処理装置を提供する。
少なくとも腫瘤の領域を含む医用画像を取得する医用画像取得手段と、
A)前記医用画像に基づいた、前記腫瘤の性状を表す所定の画像所見に関する情報である画像所見情報、および
B)前記医用画像に基づいた、前記腫瘤の診断に関する情報である第一の診断情報、
の少なくともいずれかを含む補助情報を取得する補助情報取得手段と、
前記医用画像と前記補助情報とに基づき、生成された画像を入力として、前記腫瘤の診断に関する情報である第二の診断情報を推論する診断情報推論手段と、
を備えることを特徴とする、医用画像処理装置。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
キヤノン株式会社
移動体
12日前
キヤノン株式会社
現像装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
発光装置
11日前
キヤノン株式会社
光学機器
6日前
キヤノン株式会社
発光装置
6日前
キヤノン株式会社
記録装置
13日前
キヤノン株式会社
撮像装置
13日前
キヤノン株式会社
電子機器
4日前
キヤノン株式会社
乳酸センサ
18日前
キヤノン株式会社
レンズ装置
25日前
キヤノン株式会社
電子写真装置
19日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
18日前
キヤノン株式会社
撮像システム
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
25日前
キヤノン株式会社
カートリッジ
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
12日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
12日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
今日
キヤノン株式会社
画像形成システム
5日前
キヤノン株式会社
プログラム、方法
4日前
キヤノン株式会社
演算装置、演算方法
6日前
キヤノン株式会社
制御装置、制御方法
4日前
続きを見る
他の特許を見る