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公開番号2025063480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172713
出願日2023-10-04
発明の名称貯蔵装置および導出方法
出願人エア・ウォーター株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F17C 11/00 20060101AFI20250409BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】バイオガスまたはバイオガスの濃縮ガスを効率的に導出させることができる貯蔵装置、および、バイオガスまたはバイオガスの濃縮ガスの導出方法を提供すること。
【解決手段】メタンガスおよび炭酸ガスを含むバイオガス、または、前記バイオガス中のメタンガスを濃縮した濃縮ガスを貯蔵するための貯蔵装置であって、前記バイオガスおよび前記濃縮ガスを吸着する吸着材を含む、前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを貯蔵するためのタンクと、前記タンクに接続される配管であって、前記タンクに前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを導入および前記タンクから前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを導出するための導入出配管と、を備える、貯蔵装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
メタンガスおよび炭酸ガスを含むバイオガス、または、前記バイオガス中のメタンガスを濃縮した濃縮ガスを貯蔵するための貯蔵装置であって、
前記バイオガスおよび前記濃縮ガスを吸着する吸着材を含む、前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを貯蔵するためのタンクと、
前記タンクに接続される配管であって、前記タンクに前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを導入および前記タンクから前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを導出するための導入出配管と、を備える、貯蔵装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記導入出配管は、前記タンクの第1側面に接続されている、請求項1に記載の貯蔵装置。
【請求項3】
前記タンクは、長手方向および短手方向を有し、
前記第1側面は、前記長手方向と交差する一方の側面である、請求項2に記載の貯蔵装置。
【請求項4】
前記長手方向が水平方向となるように設置して使用される、請求項3に記載の貯蔵装置。
【請求項5】
前記導入出配管は、第1導入出配管および第2導入出配管を含み、
前記第1導入出配管の先端および前記第2導入出配管の先端は、前記タンク内に設置され、
前記第1導入出配管の先端は、前記第2導入出配管の先端よりも前記第1側面側に位置する、請求項4に記載の貯蔵装置。
【請求項6】
前記タンクと前記導入出配管とを接続するための配管であって、前記タンクから導出された前記バイオガスまたは前記濃縮ガスの少なくとも一部を前記タンクに戻すための戻し配管を備え、
前記戻し配管は、前記第1側面に接続されており、
前記戻し配管の先端は、前記タンク内に設置され、
前記第1導入出配管の先端は、前記戻し配管の先端よりも前記第1側面側に位置し、
前記第2導入出配管の先端は、前記戻し配管の先端よりも第2側面側に位置し、
前記第2側面は、前記第1側面に対向する側面である、請求項5に記載の貯蔵装置。
【請求項7】
前記第1導入出配管、前記第2導入出配管および前記戻し配管は、前記第1側面の鉛直方向の下部に接続されている、請求項6に記載の貯蔵装置。
【請求項8】
前記吸着材を充填するための吸着材充填部を備え、
前記吸着材充填部は、前記第1側面に設置されている、請求項3に記載の貯蔵装置。
【請求項9】
前記導入出配管を開閉するための第1バルブと、
前記戻し配管を開閉するための第2バルブと、を備え、
前記第1バルブおよび前記第2バルブは、前記第1側面側に設けられている、請求項6に記載の貯蔵装置。
【請求項10】
可搬式である、請求項1に記載の貯蔵装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、貯蔵装置および導出方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化や化石燃料の枯渇等の問題から、乳牛や肉牛等の家畜の糞尿を由来とするバイオガスが注目されている。バイオガスは、主に大規模牧場等で発電機により発電され、売電されていた。しかしながら、発電機を有しない中小規模牧場等では、バイオガスを十分に利用できていなかった。また、送電網も不足しているため、発電が可能であっても、売電が困難であった。
【0003】
そこで、捕集したバイオガスを、吸着材を充填した貯蔵装置に各牧場で貯蔵し、集積地に運搬して分離精製する方法が検討されている。このようなバイオガスの取り扱いは、従来の天然ガスの分離精製に類似した特性を有すると考えられる。
【0004】
特許文献1(特開2002-267097号公報)は、圧力装置に充填した吸着材により天然ガスを吸着する貯蔵装置を開示しており、吸着材から天然ガスを脱着させる際に、加熱することで脱着が促進される旨も開示している。
【0005】
特許文献2(特開2008-240835号公報)は、吸着材を充填した耐圧容器に天然ガス等のガスを吸着させて回収および再利用する方法を開示しており、該耐圧容器を車両に搭載すること、吸脱着熱を温度調節ユニットで調節していることも開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-267097号公報
特開2008-240835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の装置は、定置式で使用することおよび長期間天然ガスを貯蔵することを前提とした構成となっている。そのため、可搬式にしたり、短期間での天然ガスの吸脱着を行うことは想定されていない。また、脱着を促進するためにヒーターが圧力装置の側面に設けられているが、このような構成も、熱源の確保が可能な定置式で使用することを前提としている。
【0008】
特許文献2は、耐圧容器に熱媒体配管や温度調節ユニットが設けられているが、具体的にどのような機構としているのかが開示されていない。
【0009】
本開示の目的は、バイオガスまたはバイオガスの濃縮ガスを効率的に導出させることができる貯蔵装置、および、バイオガスまたはバイオガスの濃縮ガスの導出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
〔1〕メタンガスおよび炭酸ガスを含むバイオガス、または、前記バイオガス中のメタンガスを濃縮した濃縮ガスを貯蔵するための貯蔵装置であって、
前記バイオガスおよび前記濃縮ガスを吸着する吸着材を含む、前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを貯蔵するためのタンクと、
前記タンクに接続される配管であって、前記タンクに前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを導入および前記タンクから前記バイオガスまたは前記濃縮ガスを導出するための導入出配管と、を備える、貯蔵装置。
(【0011】以降は省略されています)

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