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公開番号
2025058622
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168663
出願日
2023-09-28
発明の名称
端子及び前記端子の製造方法
出願人
西日本商工株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
4/62 20060101AFI20250402BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】
線膨張係数が異なる複数の金属板材の端面同士が接合されたクラッド材によって構成される端子において、接合部の剥離を抑制することができる端子を提供する。
【解決手段】複数種類の金属板材の端面同士が接合されたクラッド材によって構成され
、少
なくとも一つの第1接続部4と
、少
なくとも一つの第2接続部5と、第1接続部4と第2接続部5とを連結する連結部6と、連結部6を折り曲げた少なくとも一つの折り曲げ部7と、を有する端子1である。第1接続部4は
、単
一種類の金属板材によって構成される。第2接続部5は
、第
1接続部4を構成する金属板材と異なる単一種類の金属板材によって構成される。連結部6は
、前
記複数種類の金属板材の端面同士が接合された接合部110を有する。折り曲げ部7は、前記複数種類の金属板材のうち単一種類の金属板材の折り曲げによって構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数種類の金属板材の端面同士が接合されたクラッド材によって構成され、
外部の導体である第1導体に接続される少なくとも一つの第1接続部と、
外部の導体である第2導体に接続される少なくとも一つの第2接続部と、
前記第1接続部と前記第2接続部とを連結する連結部と、
前記連結部を折り曲げた少なくとも一つの折り曲げ部と、
を有する端子であって、
前記第1接続部は、
前記複数種類の金属板材のうち単一種類の金属板材によって構成され、
前記第2接続部は、
前記複数種類の金属板材のうち前記第1接続部を構成する金属板材と異なる単一種類の金属板材によって構成され、
前記連結部は、
前記複数種類の金属板材によって構成され、前記複数種類の金属板材の端面同士が接合された接合部を有し、
前記折り曲げ部は、
前記複数種類の金属板材のうち単一種類の金属板材の折り曲げによって構成される、
端子。
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【請求項2】
請求項1に記載の端子において、
前記第1接続部は、
機械的接合方法によって前記第1導体に接続される接続部であり、
前記第2接続部は、
熱を加える治金的接合方法によって前記第2導体に接続される接続部であり、
前記接合部は、
少なくとも一つの折り曲げ部のうち前記第2接続部の最も近くに位置にする折り曲げ部よりも前記第1接続部に近い位置に位置する、
端子。
【請求項3】
請求項1または2に記載の端子において、
前記第2接続部を構成する金属板材の線膨張係数は、
18×10
-6
/℃以下であり、
前記第2接続部を構成する金属板材の線膨張係数と、前記第1接続部を構成する金属板材の線膨張係数との差は、
10×10
-6
/℃以下である、
端子。
【請求項4】
請求項1または2に記載の端子において、
前記第1接続部を構成する金属板材は、アルミニウムを含み、
前記第2接続部を構成する金属板材は、銅を含む、
端子。
【請求項5】
請求項1または2に記載の端子において、
前記第1接続部を構成する金属板材と、前記第2接続部を構成する金属板材との間には、少なくとも一つの中間金属板材が位置し、
前記連結部は、前記第1接続部を構成する金属板材と、前記第2接続部を構成する金属板材と、前記中間金属板材とを有し、
前記中間金属板材の線膨張係数は、前記第2接続部を構成する金属板材の線膨張係数よりも大きく、前記第1接続部を構成する金属板材の膨張係数よりも小さい、
端子。
【請求項6】
複数種類の金属板材の端面同士が接合されたクラッド材によって構成され、
外部の導体である第1導体に接続される少なくとも一つの第1接続部と、
外部の導体である第2導体に接続される少なくとも一つの第2接続部と、
前記第1接続部と前記第2接続部とを連結する連結部と、
前記連結部を折り曲げた少なくとも一つの折り曲げ部と、
を有する端子の製造方法であって、
前記クラッド材を構成する複数種類の金属板材のうち単一種類の第1金属板材から前記第1接続部を打ち抜き、前記クラッド材を構成する複数種類の金属板材のうち前記第1金属板材と異なる単一種類の第2金属板材から前記第2接続部を打ち抜き、前記第1金属板材と前記第2金属板材の接合部を含むように前記第1金属板材と前記第2金属板材とから前記連結部を打ち抜くプレス工程と、
前記連結部を折り曲げて前記折り曲げ部を構成する曲げ工程と、
を有する端子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類の金属板材の端面同士が接合されたクラッド材によって構成された端子と、前記端子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、材質が異なる2つの導体を電気的に接続する部品として、2種類の金属材料からなる端子がある。例えば、特許文献1には、アルミ板と銅板とを突合わせて抵抗溶接し、短冊状に形成された突合せ型クラッド材からなるターミナルが開示されている。特許文献1に記載のターミナルは、前記アルミ板にアルミ線が抵抗溶接され、前記銅板に銅線がハンダ付けされることにより、前記アルミ線と前記銅線とを電気的に接続することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-257843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のターミナルは、前記突合せ型クラッド材における前記アルミ板と前記銅板との接合部に曲げ加工による力が加わると、前記アルミ板と前記銅板との前記接合部が剥離する可能性がある。
【0005】
また、特許文献1に記載のターミナルは、前記アルミ線または前記銅線が溶接される部分に前記接合部が含まれる。前記接合部は、前記アルミ線または前記銅線が溶接されると前記アルミ板と前記銅板とが溶接時の熱によって線膨張する。この際、前記接合部を構成する前記アルミ板と前記銅板とは、線膨張係数と上昇温度とに基づく線膨張量の差による熱歪ひずみが大きくなるほど互いに剥離し易い。
【0006】
従って、線膨張係数が異なる複数の金属板材の端面同士が接合されたクラッド材によって構成される端子において、接合部の剥離を抑制することができる構成が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る端子は、複数種類の金属板材の端面同士が接合されたクラッド材によって構成され、外部の導体である第1導体に接続される少なくとも一つの第1接続部と、外部の導体である第2導体に接続される少なくとも一つの第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部とを連結する連結部と、前記連結部を折り曲げた少なくとも一つの折り曲げ部と、を有する端子である。前記第1接続部は、前記複数種類の金属板材のうち単一種類の金属板材によって構成される。前記第2接続部は、前記複数種類の金属板材のうち前記第1接続部を構成する金属板材と異なる単一種類の金属板材によって構成される。前記連結部は、前記複数種類の金属板材によって構成され、前記複数種類の金属板材の端面同士が接合された接合部を有する。前記折り曲げ部は、前記複数種類の金属板材のうち単一種類の金属板材の折り曲げによって構成される(第1の構成)。
【0008】
上述のように構成される端子の接合部は、第1接続部と第2接続部とを連結する連結部に位置している。前記第1接続部及び前記第2接続部には、前記接合部が位置していない。よって、前記接合部には、外部の導体が溶接されることなく、前記第1接続部及び前記第2接続部に前記外部の導体が溶接される際の熱が伝わる。前記接合部を構成する複数種類の金属板材の線膨張量の差による熱歪ひずみ応力は、前記接合部に前記導体が溶接される場合に比べて抑制される。
【0009】
また、前記折り曲げ部は、前記複数種類の金属板材のうち単一種類の金属板材の折り曲げによって構成される。すなわち、前記折り曲げ部は、前記接合部を含んでいない。よって、折り曲げによって前記接合部に生じる曲げ応力は、前記接合部が折り曲げられる場合に比べて抑制される。これにより、複数種類の金属板材の端面同士が接合されたクラッド材によって構成される端子において、接合部の剥離を抑制することができる。
【0010】
前記第1の構成において、前記第1接続部は、機械的接合方法によって前記第1導体に接続される接続部である。前記第2接続部は、熱を加える治金的接合方法によって前記第2導体に接続される接続部である。前記接合部は、少なくとも一つの折り曲げ部のうち前記第2接続部の最も近くに位置する折り曲げ部よりも前記第1接続部に近い位置に位置する(第2の構成)。
(【0011】以降は省略されています)
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