TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025054524
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163596
出願日
2023-09-26
発明の名称
カラオケ装置
出願人
株式会社第一興商
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
G10K
15/04 20060101AFI20250331BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】カラオケ歌唱にビブラートハンマリング・オン歌唱が含まれるかどうかを判定することが可能なカラオケ装置を提供する。
【解決手段】カラオケ楽曲のリファレンスデータに含まれる一のノートの発音開始タイミングから発音終了タイミングまでの期間において検出された歌唱ピッチの中に、水平区間と、上昇区間と、ビブラート区間とが存在し、ビブラート区間に含まれるマイナス区間の開始時の歌唱ピッチ及び/またはプラス区間の開始時の歌唱ピッチに基づいて求めた値が第2の所定範囲内である場合、一のノートにおいてビブラートハンマリング・オン歌唱が行われていると判定する歌唱技法判定部を有するカラオケ装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
カラオケ楽曲の歌唱により得られた歌唱音声信号から、所定区間毎に歌唱ピッチを検出する歌唱ピッチ検出部と、
前記カラオケ楽曲のリファレンスデータに含まれる一のノートの発音開始タイミングから発音終了タイミングまでの期間において検出された前記歌唱ピッチの中に、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差が、第1の所定範囲内であり且つ第1の所定数以上連続する水平区間と、当該水平区間の直後において、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がプラスであり且つ第2の所定数以上連続する上昇区間と、当該上昇区間の後において、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がマイナスであり且つ第3の所定数以上連続するマイナス区間、及び連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がプラスであり且つ第4の所定数以上連続するプラス区間が交互に第5の所定数以上連続するビブラート区間とが存在し、当該ビブラート区間に含まれるマイナス区間の開始時の歌唱ピッチ及び/またはプラス区間の開始時の歌唱ピッチに基づいて求めた値が第2の所定範囲内である場合、当該一のノートにおいてビブラートハンマリング・オン歌唱が行われていると判定する歌唱技法判定部と、
を有するカラオケ装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記歌唱技法判定部は、
前記一のノートを特定し、
特定された前記一のノートの発音開始タイミングから発音終了タイミングまでの期間において検出された歌唱ピッチを時系列に抽出し、
抽出した先頭のピッチから順に、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差を算出し、
算出された前記ピッチ差を前記一のノートの先頭から確認し、前記一のノートの発音期間の発音開始から発音終了タイミングまでの期間に含まれるピッチ差のうちプラスとなるピッチ差が前記第2の所定数以上連続している場合、当該プラスとなる複数のピッチ差を算出する際に用いた歌唱ピッチのうち最も先頭に近い歌唱ピッチを前記上昇区間の開始時の歌唱ピッチとし、
前記上昇区間の開始時の歌唱ピッチ以降の期間において、0またはマイナスとなるピッチ差があった場合、当該ピッチ差を算出する際に用いた2つの歌唱ピッチのうち先頭に近い方の歌唱ピッチを前記上昇区間の終了時の歌唱ピッチとし、
前記上昇区間の終了時の歌唱ピッチが、前記上昇区間の開始時の歌唱ピッチに対して所定値以上の場合、前記上昇区間の開始時の歌唱ピッチから前記上昇区間の終了時の歌唱ピッチまでの区間を前記上昇区間として特定し、
特定された前記上昇区間の開始時の歌唱ピッチ以前の期間において、算出された前記ピッチ差を前記一のノートの先頭に向かって確認し、前記第1の所定範囲内であるピッチ差が前記第1の所定数以上連続している場合、複数の当該ピッチ差を算出する際に用いた歌唱ピッチのうち最も先頭から遠い歌唱ピッチを前記水平区間の終了時の歌唱ピッチとし、
前記水平区間の終了時の歌唱ピッチ以前の期間において、第3の所定範囲外にあるピッチ差があった場合、当該第3の所定範囲外にあるピッチ差を算出する際に用いた2つの歌唱ピッチのうち先頭から遠い方の歌唱ピッチを前記水平区間の開始時の歌唱ピッチとし、
前記水平区間の開始時の歌唱ピッチから前記水平区間の終了時の歌唱ピッチまでの歌唱ピッチのうち、最高ピッチと最低ピッチとの差が第4の所定範囲内の場合、前記水平区間の開始時の歌唱ピッチから前記水平区間の終了時の歌唱ピッチまでの区間を前記水平区間として特定し、
特定された前記上昇区間の終了時の歌唱ピッチ以降の期間において、算出された前記ピッチ差を前記一のノートの後方に向かって確認し、マイナスとなるピッチ差が前記第3の所定数以上連続している場合、複数の当該マイナスとなるピッチ差を算出する際に用いた歌唱ピッチのうち最も先頭に近い歌唱ピッチを前記マイナス区間の開始時の歌唱ピッチとし、
前記マイナス区間の開始時の歌唱ピッチ以降の期間において、プラスとなるピッチ差があった場合、当該プラスとなるピッチ差を算出する際に用いた2つの歌唱ピッチのうち先頭に近い方の歌唱ピッチを前記マイナス区間の終了時の歌唱ピッチとすることで前記マイナス区間を特定し、
特定された前記上昇区間の終了時の歌唱ピッチ以降の期間において、算出された前記ピッチ差を前記一のノートの後方に向かって確認し、プラスとなるピッチ差が前記第4の所定数以上連続している場合、複数の当該プラスとなるピッチ差を算出する際に用いた歌唱ピッチのうち最も先頭に近い歌唱ピッチを前記プラス区間の開始時の歌唱ピッチとし、
前記プラス区間の開始時の歌唱ピッチ以降の期間において、マイナスとなるピッチ差があった場合、当該マイナスとなるピッチ差を算出する際に用いた2つの歌唱ピッチのうち先頭に近い方の歌唱ピッチを前記プラス区間の終了時の歌唱ピッチとすることで前記プラス区間を特定し、
前記マイナス区間及び前記プラス区間が交互に前記第5の所定数以上連続している場合、最初に特定された前記マイナス区間または前記プラス区間の開始時の歌唱ピッチから最後に特定された前記マイナス区間または前記プラス区間の終了時の歌唱ピッチまでの区間を前記ビブラート区間として特定し、
特定された前記ビブラート区間に含まれる前記マイナス区間の開始時の歌唱ピッチ及び/または前記プラス区間の開始時の歌唱ピッチに基づいて求めた値が前記第2の所定範囲内である場合、前記一のノートにおいてビブラートハンマリング・オン歌唱が行われていると判定することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
【請求項3】
前記一のノートの採点結果が不合格と判定された場合、且つ当該一のノートに対する前記ビブラートハンマリング・オン歌唱が行われていた場合、当該一のノートの採点結果を合格と判定する採点処理部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカラオケ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
カラオケ装置は、マイクにより入力された歌唱音声から抽出した歌唱音声データと、カラオケ演奏された楽曲の主旋律を示すリファレンスデータとを比較することにより、カラオケ歌唱の巧拙を採点する採点機能が搭載されている。
【0003】
カラオケ歌唱を行う歌唱者の中にはプロ歌手の歌唱を真似て、しゃくり、フォール、こぶし、シャウトなどの特殊な歌唱技法を用いて歌唱を行う者もいる。ここで、特許文献1には、所謂「ハンマリング・オン歌唱」を特定可能な技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7194016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、カラオケ歌唱にビブラートハンマリング・オン歌唱(後述)が含まれるかどうかを判定することが可能なカラオケ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、聴感上特殊な歌唱と判断される歌唱音声信号に含まれる歌唱ピッチを解析したところ、一のノートにおいて、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差が第1の所定範囲内であり且つ第1の所定数以上連続する水平区間と、当該水平区間の直後において、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がプラスであり且つ第2の所定数以上連続する上昇区間と、当該上昇区間の後において、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がマイナスであり且つ第3の所定数以上連続するマイナス区間、及び連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がプラスであり且つ第4の所定数以上連続するプラス区間が交互に第5の所定数以上連続するビブラート区間とが存在し、当該ビブラート区間に含まれるマイナス区間の開始時の歌唱ピッチ及び/またはプラス区間の開始時の歌唱ピッチに基づいて求めた値が第2の所定範囲内であることを見出した。本発明は、この発見に基づき、完成されたものであって、この歌唱独特のピッチの変化を検出することにより、この歌唱を判定することができる技術である。
【0007】
なお、このような歌唱は、特許文献1に記載されたハンマリング・オン歌唱と類似する歌唱ピッチの推移(水平区間、上昇区間)を示しつつ、上昇区間の後における歌唱ピッチがビブラート歌唱の技法(カラオケ歌唱において音の伸ばす際に音高をわずかに上下させることにより、声を揺らす技法)に類似する推移を示すため、以下「ビブラートハンマリング・オン歌唱」という。
【0008】
具体的に、上記目的を達成するための発明は、カラオケ楽曲の歌唱により得られた歌唱音声信号から、所定区間毎に歌唱ピッチを検出する歌唱ピッチ検出部と、前記カラオケ楽曲のリファレンスデータに含まれる一のノートの発音開始タイミングから発音終了タイミングまでの期間において検出された前記歌唱ピッチの中に、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差が、第1の所定範囲内であり且つ第1の所定数以上連続する水平区間と、当該水平区間の直後において、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がプラスであり且つ第2の所定数以上連続する上昇区間と、当該上昇区間の後において、連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がマイナスであり且つ第3の所定数以上連続するマイナス区間、及び連続する2つの歌唱ピッチのピッチ差がプラスであり且つ第4の所定数以上連続するプラス区間が交互に第5の所定数以上連続するビブラート区間とが存在し、当該ビブラート区間に含まれるマイナス区間の開始時の歌唱ピッチ及び/またはプラス区間の開始時の歌唱ピッチに基づいて求めた値が第2の所定範囲内である場合、当該一のノートにおいてビブラートハンマリング・オン歌唱が行われていると判定する歌唱技法判定部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、カラオケ歌唱にビブラートハンマリング・オン歌唱が含まれるかどうかを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るカラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。
実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。
実施形態に係るビブラートハンマリング・オン歌唱の判定処理を示すフローチャートである。
実施形態に係るビブラートハンマリング・オン歌唱の判定処理を示すフローチャートである。
実施形態に係る歌唱ピッチ及びピッチ差を示した図である。
実施形態に係る歌唱ピッチ及びピッチ差を示した図である。
実施形態に係る一のノートと歌唱ピッチの関係を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社SOU
保護具
9日前
三井化学株式会社
防音構造
3日前
三井化学株式会社
遮音構造体
10日前
三井化学株式会社
防音構造体
4日前
東レ・セラニーズ株式会社
混繊不織布
9日前
スマートライフサプライ合同会社
楽器スタンド
9日前
横浜ゴム株式会社
多層空洞音響材
17日前
中強光電股ふん有限公司
電子システム及びその制御方法
9日前
ドリックス株式会社
消音パネル
6日前
株式会社第一興商
カラオケ装置
5日前
カシオ計算機株式会社
電子機器
9日前
株式会社JVCケンウッド
聴音装置、聴音方法及びプログラム
9日前
カシオ計算機株式会社
電子鍵盤楽器
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
12日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
11日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
11日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
6日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
12日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
12日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
10日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
11日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
10日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
続きを見る
他の特許を見る