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公開番号2025049903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158399
出願日2023-09-22
発明の名称聴音装置、聴音方法及びプログラム
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類G10L 21/0332 20130101AFI20250327BHJP(楽器;音響)
要約【課題】入力音声に含まれる音素に応じて出力音声を適切に調整することができる聴音装置を提供すること。
【解決手段】本開示にかかる聴音装置10は、音圧を上げることで単語の認識精度を向上させる第1周波数帯域と、音圧を下げることで認識精度を向上させる第2周波数帯域と、の少なくとも一方を含む基準周波数帯域を音素ごとに取得する基準周波数帯域取得部152と、ユーザに応じて決定された、基準周波数帯域に対応する音圧の増幅率を取得する増幅率取得部154と、ユーザの周囲の音声を入力するマイク(音声入力部)11と、音声を解析し、音声に含まれる音素を抽出する解析部12と、基準周波数帯域、増幅率、及び抽出された音素に基づいて、出力音声を調整する調整部155と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
音圧を上げることで単語の認識精度を向上させる第1周波数帯域と、音圧を下げることで前記認識精度を向上させる第2周波数帯域と、の少なくとも一方を含む基準周波数帯域を音素ごとに取得する基準周波数帯域取得部と、
ユーザに応じて決定された、前記基準周波数帯域に対応する音圧の増幅率を取得する増幅率取得部と、
前記ユーザの周囲の音声を入力する音声入力部と、
前記音声を解析し、前記音声に含まれる音素を抽出する解析部と、
前記基準周波数帯域、前記増幅率、及び抽出された前記音素に基づいて、出力音声を調整する調整部と、を備える
聴音装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ユーザにおける単語の認識状況に応じて、前記増幅率を更新する更新部をさらに備え、
前記調整部は、更新された前記増幅率を用いて前記出力音声を調整する
請求項1に記載の聴音装置。
【請求項3】
前記解析部は、前記音声に含まれる環境音を加味して前記音声を解析し、前記音素を抽出する
請求項1又は2に記載の聴音装置。
【請求項4】
コンピュータが、
音圧を上げることで単語の認識精度を向上させる第1周波数帯域と、音圧を下げることで前記認識精度を向上させる第2周波数帯域と、の少なくとも一方を含む基準周波数帯域を音素ごとに取得する基準周波数帯域取得ステップと、
ユーザに応じて決定された、前記基準周波数帯域に対応する音圧の増幅率を取得する増幅率取得ステップと、
前記ユーザの周囲の音声を入力する音声入力ステップと、
前記音声を解析し、前記音声に含まれる音素を抽出する解析ステップと、
前記基準周波数帯域、前記増幅率、及び抽出された前記音素に基づいて、出力音声を調整する調整ステップと、を実行する
聴音方法。
【請求項5】
音圧を上げることで単語の認識精度を向上させる第1周波数帯域と、音圧を下げることで前記認識精度を向上させる第2周波数帯域と、の少なくとも一方を含む基準周波数帯域を音素ごとに取得する基準周波数帯域取得ステップと、
ユーザに応じて決定された、前記基準周波数帯域に対応する音圧の増幅率を取得する増幅率取得ステップと、
前記ユーザの周囲の音声を入力する音声入力ステップと、
前記音声を解析し、前記音声に含まれる音素を抽出する解析ステップと、
前記基準周波数帯域、前記増幅率、及び抽出された前記音素に基づいて、出力音声を調整する調整ステップと、をコンピュータに実行させる
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、聴音装置、聴音方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザの聴力レベルに応じて、スピーカから出力される音声の音量レベルを調整する技術が知られている。このような技術は、例えば補聴器などに活用されている。
【0003】
関連する技術として、特許文献1は、聴取者の所望のレベルに従って、装置の音声出力を調節する方法を開示する。特許文献1が開示する方法では、ユーザは、各周波数帯域の中心に対する増幅のレベル及び多くの音声周波数帯域の試験周波数を設定する。装置の制御モジュールは、試験周波数で音声を発生させ、ユーザがその音声を聞き取ることに満足するまで、ユーザは各音声の増幅を調整する。その帯域における他の周波数は、試験音声と同じ量で調整される。これにより、特許文献1が開示する方法では、ユーザが聞き取りにくい周波数の増幅を大きくし、強く聞こえる周波数の増幅を制限する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2007-508751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
会話において、話し手の音声に含まれる単語を聞き手が精度よく認識できるか否かは、聞き手の聴力レベルだけではなく、話し手の音声に含まれる音素が影響する。音素は、当該話し手が使用する言語において、音声の区切りとなる最小の単位を示すものである。そのため、ユーザが聞き取りにくい周波数帯域の音圧を補聴器等で増加させたにもかかわらず、音素の影響により、当該ユーザが単語を精度よく認識できない場合がある。特許文献1が開示する技術では、このような問題については十分考慮されていない。
【0006】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、入力音声に含まれる音素に応じて出力音声を適切に調整することが可能な聴音装置、聴音方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる聴音装置は、
音圧を上げることで単語の認識精度を向上させる第1周波数帯域と、音圧を下げることで前記認識精度を向上させる第2周波数帯域と、の少なくとも一方を含む基準周波数帯域を音素ごとに取得する基準周波数帯域取得部と、
ユーザに応じて決定された、前記基準周波数帯域に対応する音圧の増幅率を取得する増幅率取得部と、
前記ユーザの周囲の音声を入力する音声入力部と、
前記音声を解析し、前記音声に含まれる音素を抽出する解析部と、
前記基準周波数帯域、前記増幅率、及び抽出された前記音素に基づいて、出力音声を調整する調整部と、を備えるものである。
【0008】
本開示にかかる聴音方法は、
コンピュータが、
音圧を上げることで単語の認識精度を向上させる第1周波数帯域と、音圧を下げることで前記認識精度を向上させる第2周波数帯域と、の少なくとも一方を含む基準周波数帯域を音素ごとに取得する基準周波数帯域取得ステップと、
ユーザに応じて決定された、前記基準周波数帯域に対応する音圧の増幅率を取得する増幅率取得ステップと、
前記ユーザの周囲の音声を入力する音声入力ステップと、
前記音声を解析し、前記音声に含まれる音素を抽出する解析ステップと、
前記基準周波数帯域、前記増幅率、及び抽出された前記音素に基づいて、出力音声を調整する調整ステップと、を実行するものである。
【0009】
本開示にかかるプログラムは、
音圧を上げることで単語の認識精度を向上させる第1周波数帯域と、音圧を下げることで前記認識精度を向上させる第2周波数帯域と、の少なくとも一方を含む基準周波数帯域を音素ごとに取得する基準周波数帯域取得ステップと、
ユーザに応じて決定された、前記基準周波数帯域に対応する音圧の増幅率を取得する増幅率取得ステップと、
前記ユーザの周囲の音声を入力する音声入力ステップと、
前記音声を解析し、前記音声に含まれる音素を抽出する解析ステップと、
前記基準周波数帯域、前記増幅率、及び抽出された前記音素に基づいて、出力音声を調整する調整ステップと、をコンピュータに実行させるものである。
【発明の効果】
【0010】
本開示にかかる聴音装置、聴音方法、及びプログラムは、入力音声に含まれる音素に応じて出力音声を適切に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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