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公開番号2025053998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163156
出願日2023-09-26
発明の名称消音パネル
出願人ドリックス株式会社
代理人弁理士法人京都国際特許事務所
主分類G10K 11/16 20060101AFI20250331BHJP(楽器;音響)
要約【課題】消音性及び装飾性に優れ、かつ簡単に作製することができる消音パネルを提供する。
【解決手段】
高圧縮フェルトから成る平板状の基板(10)と、高圧縮フェルトから成り、切離部に沿って折り曲げることにより波状に成形され、前記基板の一方の面に重ね合わされた波板(20)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高圧縮フェルトから成る平板状の基板と、
高圧縮フェルトから成り、切離部に沿って折り曲げることにより波状に成形され、前記基板の一方の面に重ね合わされた波板と、
を備える消音パネル。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記切離部の少なくとも一部が切除部であり、
前記波板が、切除部において対向する面が当接するように折り曲げられている請求項1に記載の消音パネル。
【請求項3】
前記波板が、平行に配置された複数の山部を備え、
前記山部の断面形状がV字状、コの字状、又は半円状である請求項1又は2に記載の消音パネル。
【請求項4】
隣接する山部の間に平板状の谷部を備える請求項3に記載の消音パネル。
【請求項5】
前記基板と前記波板を重ねた際に生じる前記波板の各山部の側端の開口を閉鎖する単位側板を備える請求項1又は2に記載の消音パネル。
【請求項6】
1枚の前記基板の一方の面に、複数枚の前記波板が、波に平行な方向に所定の間隔を空けて連設されるよう重ね合わされるとともに、
前記基板と前記波板を重ねた際に生じる前記波板の各山部の側端の開口を閉鎖する単位側板を備える請求項1又は2に記載の消音パネル。
【請求項7】
高圧縮フェルトから成る平板状の基板と、
高圧縮フェルトから成り、二次元状に配列された複数の凸部を有する、前記基板の一方の面に重ね合わされた二次元凸板と、
を備える消音パネル。
【請求項8】
高圧縮フェルトから成る平板状の基板と、
高圧縮フェルトから成り、一つの凸部を有する、前記基板の一方の面に重ね合わされた単一凸板と、
を備える消音パネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭やオフィス等において騒音対策として用いられる消音パネルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般家庭やオフィス等において、騒音対策として、パネル化された吸音材(いわゆる吸音パネル)を壁や天井に配設することがある。例えば、特許文献1に記載された吸音パネルは高圧縮フェルトにより形成される板材から成る。高圧縮フェルトは内部に多数の細孔を有するため、音源からの音が進入すると、細孔の内壁と空気との摩擦によって音エネルギーの一部が熱エネルギーに変換され、吸音される。
【0003】
壁や天井に配設された吸音パネルはインテリアの一部となるため、吸音性能だけでなく装飾性が求められる。特許文献1では、凹凸により形成された模様を有する吸音パネルを提案している。特許文献1では、吸音パネルに凹凸を形成する方法として、板材を所定形状に型抜きした型抜きパーツを別の板材に貼り付ける方法(いわゆるレイヤー加工)、板材に熱を与えつつ型押しする方法(いわゆるエンボス加工)、および板材に繊維材料等を用いて静電印刷する方法(いわゆる3D印刷加工)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3208847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
吸音パネルの表面に凹凸を形成することは、装飾性の観点からのみならず、表面の凹凸により音波が乱反射されることから、消音性能向上の点からも望ましい。ここで、パネル等について「消音」とは、音を吸収する「吸音」ばかりでなく、そのパネルで音波が乱反射されることにより音波発生源の方に返ってくる音波のエネルギーが減少することを含む。
しかし、特許文献1に記載された吸音パネルでは、凹凸の形成による消音性能の向上効果が十分ではなかった。また、エンボス加工により凹凸を形成した吸音パネルでは、高圧縮フェルトの内部の細孔が押し潰されてしまうため、吸音性能が低下するという問題があった。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、消音性及び装飾性に優れた消音パネルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために成された本発明に係る消音パネルの第1の態様のものは、
高圧縮フェルトから成る平板状の基板と、
高圧縮フェルトから成り、切離部に沿って折り曲げることにより波状に成形され、前記基板の一方の面に重ね合わされた波板と、
を備える。
【0008】
ここで上記の「切離部」とは、板材を完全には切り離すことなく、一方の表面の一部を切り離さずに残して他方の表面から厚さの1/2以上を切り離した部分のことを言う。この「切離部」には、切り離した部分を切除しない「切断部」と、切り離した部分の少なくとも一方を切除する「切除部」が含まれる。切除部は、典型的にはV字状に切除したV溝である。
【0009】
上記消音パネルでは、波板の方は、切離部に沿って折り曲げるだけで波状の凹凸模様を形成することができる。凹凸模様が形成された上記消音パネルは、平板状の吸音パネルと比べて表面積が大きいため、効率よく音を吸収することできるとともに、音源からの音波が凹凸模様により乱反射されるため、音源の方に返ってくる音波のエネルギーが減少する。また、音源からの音波が波板に進入すると、波板を透過した音波の一部が、基板と波板の間に形成された空洞内で多重反射して、干渉によりそのエネルギーが減衰するため、効果的に音を吸収することができる。さらに、上記消音パネルでは、波板において凹凸模様を形成する際に高圧縮フェルトの細孔を押し潰すということがないため、波板自体の吸音性能が低下しない。
【0010】
上記消音パネルにおいては、
前記切離部の少なくとも一部が切除部であり、
前記波板が、切除部において対向する面が当接するように折り曲げられていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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