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公開番号
2025039186
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023146088
出願日
2023-09-08
発明の名称
走行車両用除草部
出願人
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
,
みのる産業株式会社
代理人
個人
主分類
A01B
39/18 20060101AFI20250313BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】除草強度の調節範囲を確保しつつ、高さを低く構成する。
【解決手段】走行車両2に装備される除草部1であって、走行車両2に対してその軸廻りに回転不可能な揺動軸13と、揺動軸13を介して上下揺動自在な揺動フレーム14と、該揺動フレーム14の先端側に設けられた除草ツース15と、該揺動フレーム14を下方に付勢するバネ付勢機構16とを備える。バネ付勢機構16は、揺動軸13を中心とする略円弧状の円弧状バネガイド21を備え、揺動軸13を介して揺動自在に支持されたバネ支持フレーム22と、揺動軸13に対してバネ支持フレーム22を相対的に支持する相対支持手段23と、円弧状バネガイド21に外挿され、揺動フレーム14を下方に付勢するバネ手段24と、該円弧状バネガイド21の先端がバネ支持フレーム側に離脱しないように揺動フレーム14に係止する係止手段25とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圃場を走行可能に構成された走行車両に装備され、作物の条間を除草する走行車両用除草部であって、
前記走行車両に対してその軸廻りに回転しないように設けられた、左右方向に延びる揺動軸と、
該揺動軸を介して基端側が支持されることにより、上下揺動自在に設けられた揺動フレームと、
該揺動フレームの先端側に取り付けられた除草ツースと、
該揺動フレームを下方に付勢するバネ付勢機構と
を備え、
前記バネ付勢機構は、前記揺動軸を中心とする略円弧状に形成されるとともに先端側が前記揺動フレームに対して相対移動可能に該揺動フレームを越えて延びる円弧状バネガイドを備えており、該揺動軸を介して揺動自在に支持されたバネ支持フレームと、
前記揺動軸の軸廻りに回転しないように該揺動軸に対して前記バネ支持フレームを相対的に支持する相対支持手段と、
前記バネ支持フレーム及び前記揺動フレームの間における前記円弧状バネガイドに外挿され、前記バネ支持フレームに対して前記揺動フレームを下方に付勢するバネ手段と、
該円弧状バネガイドの先端が前記バネ支持フレーム側に離脱しないように前記揺動フレームに係止する係止手段とを備える走行車両用除草部。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記バネ支持フレームは、基端側が前記揺動軸を介して揺動自在に支持され、前記バネ手段におけるバネ支持フレーム側の端部の押止するバネ押止フレームと、
該バネ押止フレームの前記揺動軸を中心とする揺動位置を調節することにより前記バネ手段によるバネ力を調節するバネ力調節手段とを備え、
前記バネ手段は、前記バネ押止フレーム及び前記揺動フレームの間における前記円弧状バネガイドに外挿され、該バネ押止フレームを介して前記バネ支持フレームに対して前記揺動フレームを下方に付勢するように構成されている請求項1記載の走行車両用除草部。
【請求項3】
前記相対支持手段は、前記揺動フレームに対する前記バネ支持フレームの前記揺動軸を中心とする相対角度を調節可能に構成されている請求項1記載の走行車両用除草部。
【請求項4】
前記相対支持手段は、前記揺動フレームに対する前記バネ支持フレームの前記揺動軸を中心とする相対角度を調節可能に構成されている請求項2記載の走行車両用除草部。
【請求項5】
前記相対支持手段は、前記揺動フレームに対する前記バネ支持フレームの前記揺動軸を中心とする揺動位置をアクチュエーター又はモーターによって調節するように構成されている請求項3記載の走行車両用除草部。
【請求項6】
前記相対支持手段は、前記揺動フレームに対する前記バネ支持フレームの前記揺動軸を中心とする揺動位置をアクチュエーター又はモーターによって調節するように構成されている請求項4記載の走行車両用除草部。
【請求項7】
前記走行車両の前後方向に延びるローリング軸を介して回動可能に支持されたローリング部を備え、該ローリング部に前記揺動軸が設けられている、請求項1記載の走行車両用除草部。
【請求項8】
前記走行車両の前後方向に延びるローリング軸を介して回動可能に支持されたローリング部を備え、該ローリング部に前記揺動軸が設けられている、請求項2記載の走行車両用除草部。
【請求項9】
前記走行車両の前後方向に延びるローリング軸を介して回動可能に支持されたローリング部を備え、該ローリング部に前記揺動軸が設けられている、請求項3記載の走行車両用除草部。
【請求項10】
前記走行車両の前後方向に延びるローリング軸を介して回動可能に支持されたローリング部を備え、該ローリング部に前記揺動軸が設けられている、請求項4記載の走行車両用除草部。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場を走行可能に構成された走行車両に装備され、作物の条間を除草する走行車両用除草部に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、圃場を走行可能に構成された除草機の除草部を地面に押さえつける力である除草強度の調節は、除草部へのウエイト加除、テンションバネの付け外し又は取り付け位置の変更により行っている。
【0003】
また、特許文献1に記載された除草機では、上下方向へ直線状に延びる調整ロッドをバネガイドとするバネを設け、該バネの上端を調整ロッドの中間高さでスライド可能に弾発支持するとともに、バネの下端を位置決めピンで選択することにより弾発力を調整可能に構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-188790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、前記除草機の除草部へのウエイト加除については、ウエイトそのものによる重量によって重量変更となり、特に非力な小型の除草機では重量増加時に走行性能に悪影響となるし、ウエイト加除作業自体が煩雑といった課題がある。テンションバネの付け外し又は取り付け位置の変更については重量増がないものの、そのための作業が繁雑であるし、その変更が段階的にしかできないといった課題がある。
【0006】
また、特許文献1の機械では、上下方向へ直線状に延びる調整ロッドをバネガイドとするバネを設けているので、高さ方向に大きくなってしまい、例えば高さ1m以下のビニールハウス内での除草作業では出入り口や天井に干渉し易くなるといった課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、第1の発明の走行車両用除草部は、
圃場を走行可能に構成された走行車両に装備され、作物の条間を除草する走行車両用除草部であって、
前記走行車両に対してその軸廻りに回転しないように設けられた、左右方向に延びる揺動軸と、
該揺動軸を介して基端側が支持されることにより、上下揺動自在に設けられた揺動フレームと、
該揺動フレームの先端側に取り付けられた除草ツースと、
該揺動フレームを下方に付勢するバネ付勢機構と
を備え、
前記バネ付勢機構は、前記揺動軸を中心とする略円弧状に形成されるとともに先端側が前記揺動フレームに対して相対移動可能に該揺動フレームを越えて延びる円弧状バネガイドを備えており、該揺動軸を介して揺動自在に支持されたバネ支持フレームと、
前記揺動軸の軸廻りに回転しないように該揺動軸に対して前記バネ支持フレームを相対的に支持する相対支持手段と、
前記バネ支持フレーム及び前記揺動フレームの間における前記円弧状バネガイドに外挿され、前記バネ支持フレームに対して前記揺動フレームを下方に付勢するバネ手段と、
該円弧状バネガイドの先端が前記バネ支持フレーム側に離脱しないように前記揺動フレームに係止する係止手段とを備える。
【0008】
この構成によれば、前記バネ付勢機構は、前記揺動軸を中心とする略円弧状に形成される前記円弧状バネガイドに対して外挿された前記バネ手段を備え、それにより前記揺動フレームを介して前記除草ツースを下方に付勢するようになっている。このように前記円弧状バネガイドは、延設方向が円弧状に延びているため、上下方向に直線状に形成するよりも低く構成できる。そのため、この構成によれば、除草強度の調節範囲を確保しながらも、高さを低く構成できる。
【0009】
第2の発明の走行車両用除草部としては、前記第1の発明において、
前記バネ支持フレームは、基端側が前記揺動軸を介して揺動自在に支持され、前記バネ手段におけるバネ支持フレーム側の端部の押止するバネ押止フレームと、
該バネ押止フレームの前記揺動軸を中心とする揺動位置を調節することにより前記バネ手段によるバネ力を調節するバネ力調節手段とを備え、
前記バネ手段は、前記バネ押止フレーム及び前記揺動フレームの間における前記円弧状バネガイドに外挿され、該バネ押止フレームを介して前記バネ支持フレームに対して前記揺動フレームを下方に付勢するように構成されている態様を例示する。
【0010】
この構成によれば、前記バネ手段が前記揺動フレームを下方に付勢する力を、前記バネ力調節手段により容易に調節でき、それにより除草強度を容易に調節できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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