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公開番号
2025038135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2024221383,2021560234
出願日
2024-12-18,2020-03-27
発明の名称
VSV-IFNβ-NIS腫瘍溶解療法における薬力学マーカーとしてのIFNβ
出願人
メイヨ・ファウンデーション・フォー・メディカル・エデュケーション・アンド・リサーチ
,
ビリアド,インコーポレーテッド
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
G01N
33/68 20060101AFI20250311BHJP(測定;試験)
要約
【課題】動的な臨床環境におけるリアルタイムの測定およびモニタリング、ならびに各患者における個々の反応および状況の変化に基づいた治療決定の提供。
【解決手段】癌組織を有する対象における癌組織が癌療法レジメンの投与に対して反応する可能性を決定する方法に関する。前記方法は、一般に、(a)可溶性インターフェロンベータ(IFNβ)をコードする核酸を含む腫瘍溶解性ウイルスプローブの治療用量以下の診断用量を癌組織に腫瘍内投与すること、および(b)腫瘍溶解性ウイルスの投与後の対象におけるIFNβの循環レベルを測定し、癌組織が、強レスポンダー、中程度レスポンダー、低レスポンダーまたはノンレスポンダーであるかを決定することを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
癌組織を有する対象における癌組織が癌療法レジメンの投与に対して反応する可能性を決定する方法であって、前記方法が、
(a)可溶性インターフェロンベータ(IFNβ)をコードする核酸を含む腫瘍溶解性ウイルスプローブの治療用量以下の診断用量を癌組織に腫瘍内投与すること、および
(b)腫瘍溶解性ウイルスの投与後の対象におけるIFNβの循環レベルを測定し、癌組織が、強レスポンダー、中程度レスポンダー、低レスポンダーまたはノンレスポンダーであるかを決定すること
を含む、方法。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記癌療法レジメンが、(a)において腫瘍内投与される腫瘍溶解性ウイルスプローブを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記癌療法レジメンが、(a)において腫瘍内投与されるものと異なる腫瘍溶解性ウイルスプローブを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記癌療法レジメンが、免疫腫瘍溶解療法である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記癌療法レジメンが、抗体または小分子抗癌治療である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記腫瘍溶解性ウイルスプローブが、非傷害性用量および非治療用量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
非治療用量および非傷害性用量が、約10
5
TCID
50
~約3×10
9
TCID
50
である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
非治療用量および非傷害性用量が、約10
8
TCID
50
~約5×10
8
TCID
50
である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記腫瘍溶解性ウイルスプローブが、GMPグレードのウイルスである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記腫瘍溶解性ウイルスプローブが、水疱性口内炎ウイルス(VSV)である、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照
本願は、2019年3月28日に出願された米国仮出願シリアル番号第62/825,482号に基づく優先権の主張を伴うものである。先願の開示内容は、本願の開示内容の一部とみなされる(かつ引用することにより本明細書の一部とされる)。
続きを表示(約 2,200 文字)
【0002】
政府利益の記載
本発明は、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health)により授与されたCA015083の下での政府支援により行われた。政府は、本発明における特定の権利を有する。
【背景技術】
【0003】
本発明は、一般に、治療レジメンおよび癌を治療する方法のための薬物動態マーカーおよび薬力学マーカーに関する。
【0004】
癌は、依然として世界中で死の主因となっている。2015年に、米国において、推定1,658,370例の癌の新症例が診断され、589,430例の癌死亡が生じた。2004~2010年における全癌診断に対する5年相対生存率は、わずか68%であった。さらに、いくつかの癌は特に不良な予後を有し、5年相対生存率は、膵臓癌で7%、肝臓癌、肺癌および食道癌で20%未満であり;遠隔転移を有する進行期悪性腫瘍の生存率は、膵臓癌での2%から甲状腺癌での55%の範囲である。
【0005】
化学療法は、転移性癌および/または進行癌を有する患者の大部分にとって標準的な治療選択肢である。残念ながら、多くの患者にとって、化学療法は治癒的ではなく、それらの疾患は、療法に対して抵抗性となる。抵抗性の転移性固形腫瘍を有する患者には、治療選択肢がほとんどない。
【0006】
癌免疫療法は、化学療法が無効となる場合に臨床的利益の可能性をもたらす急速に進出してきた治療クラスである。過去10年間で、イピリムマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリズマブおよびニボルマブなどの免疫チェックポイント阻害剤が承認されている。これらの承認は、最初は黒色腫に対するものであったが、より最近に他の病型に拡大されており、アベルマブおよびデュルバルマブなどの追加の剤が、最近承認されている。これらの剤は、臨床パイプラインにおける免疫療法の復活を促進している。多数の剤が開発中であり、それには、腫瘍溶解性ウイルス療法が含まれる。
【0007】
腫瘍溶解性ウイルス療法は、特に、既に2以上の系統の癌療法に失敗している抵抗性または再発性疾患を有する患者における、化学療法の有望な代替である。腫瘍溶解性ウイルスの治療効果は、多面的な攻撃を引き起こすそれらの能力により決定される。腫瘍溶解性ウイルスは、癌細胞において選択的に複製し、炎症促進性細胞溶解および腫瘍関連抗原の曝露を誘導しながら、微小環境免疫抑制を逆転させ、かつ宿主エフェクター細胞を再活性化して、全身的かつ持続的な抗癌免疫を助長することに役立つ。
【0008】
2015年に、最初の腫瘍溶解性ウイルス療法であるImlygic(タリモジーン・ラハーパレプベック)が、局所進行黒色腫を有する患者における使用に対して承認された。それらの安全性および有効性をさらに理解するために、腫瘍溶解性ウイルスは、抵抗性の固形腫瘍を有する患者において評価されなければならない。最近、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子をコードする腫瘍溶解性単純ヘルペスウイルス1型であるT-Vecが、外科的に切除不能な黒色腫の治療に対してFDAにより承認され、米国において承認されたファースト・イン・クラスとなった(Andtbacka 2015)。腫瘍溶解性ウイルス療法を試験する3件の他の第III相試験が進行中である:肝細胞癌の治療のためのGMCSFをコードする腫瘍溶解性ワクシニアウイルス(Pexa-Vec)の腫瘍内投与、膀胱癌の治療のための、これもまたGMCSFをコードするアデノウイルス(CG0070)の膀胱内投与、および頭頸部癌に対するレオウイルス(Reolysin)のIV治療。他の腫瘍溶解性ウイルスの臨床試験のうち、肝細胞癌の治療のためのIFNβを発現する(共輸送体を発現しない)腫瘍溶解性VSVの腫瘍内投与を用いた第1相試験が、オープンであり、募集中である。
【0009】
腫瘍溶解性ウイルス療法は、化学療法または免疫療法などの他の癌療法と組み合わせることもできる。新たに得られたデータからは、腫瘍溶解性ウイルスと組み合わせたチェックポイント阻害剤の使用は、ネオアンチゲンの放出を介した抗腫瘍免疫応答を増強することができ、チェックポイント阻害剤単独で予想されるものよりも、患者のより大きな割合において持続的な客観的反応がもたらされることが示唆されている。いくつかの試験は、チェックポイント阻害剤および腫瘍溶解性ウイルスの組合せが有用であり得ることを示唆しているが、現在のところ、ヒトにおける転移性結腸癌に対するチェックポイント阻害剤および腫瘍溶解性ウイルスから構成される併用療法を検討した試験は存在しない。
【0010】
腫瘍溶解性ウイルス療法は、最適化またはカスタマイズすることができる。例えば、抗ウイルス欠損を有する癌細胞は、ウイルス療法許容性の遺伝子発現シグネチャーの存在に基づき同定することができる。このような一式のマーカーは、WO2017218757A1に示されている。腫瘍の遺伝子発現シグネチャーは、実用的な情報をもたらす。しかしながら、これは静的であるため、治療中に生じ得る状況の変化を考慮に入れることができない。さらに、遺伝子発現シグネチャーは、腫瘍負荷を考慮に入れることができない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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