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公開番号
2025037176
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143989
出願日
2023-09-05
発明の名称
半導体装置及び半導体装置の製造方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H10D
30/66 20250101AFI20250310BHJP()
要約
【課題】オン抵抗を低減できる半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、第1~第3電極と、第1~第3半導体領域と、第1、第2構造体と、第1、第2絶縁部と、配線部と、を備える。第1半導体領域は、第1領域と、第2領域と、を含む。第1構造体は、第1領域に設けられ、第1絶縁領域と、第1導電領域と、を含む。第2構造体は、第2領域に設けられ、第2絶縁領域と、第2導電領域と、を含む。第3電極は、第1構造体及び第2構造体を囲む。第2絶縁部は、第2領域の上に設けられる。配線部は、第2絶縁部の上に設けられる。配線部は、第3電極と電気的に接続される。第2領域は、第1部分と、第2部分と、を含む。配線部は、第1配線領域と、第2配線領域と、を含む。第1配線領域は、第1部分の上に設けられる。第2配線領域は、第2部分の上に設けられる。第1配線領域の幅は、第3電極の幅と同じである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極と、
前記第1電極の上に設けられ、第1領域と、前記第1領域の周りに設けられた第2領域と、を含む第1導電形の第1半導体領域と、
前記第1領域の上に設けられた第2導電形の第2半導体領域と、
前記第2半導体領域の上に選択的に設けられた前記第1導電形の第3半導体領域と、
前記第3半導体領域の上に設けられ、前記第3半導体領域と電気的に接続された第2電極と、
前記第1領域に設けられ、前記第1電極から前記第2電極に向かう第1方向に垂直な第2方向と、前記第1方向及び前記第2方向に垂直な第3方向と、において、前記第1領域と並ぶ第1絶縁領域と、前記第1絶縁領域の内部に設けられた第1導電領域と、を含む複数の第1構造体と、
前記第2領域に設けられ、前記第2方向及び前記第3方向において、前記第2領域と並ぶ第2絶縁領域と、前記第2絶縁領域の内部に設けられた第2導電領域と、を含む複数の第2構造体と、
前記第2方向及び前記第3方向において、前記複数の第1構造体及び前記第2構造体を囲み、前記第2半導体領域と並ぶ第3電極と、
前記第2方向及び前記第3方向において、前記第2半導体領域と前記第3電極との間に設けられた第1絶縁部と、
前記第2領域の上に設けられた第2絶縁部と、
前記第2絶縁部の上に設けられ、前記第3電極と電気的に接続された配線部と、
を備え、
前記第2領域は、前記第2方向において前記複数の第2構造体と並ぶ第1部分と、前記第1部分の周りに設けられた第2部分と、を含み、
前記配線部は、前記第1部分の上に設けられた第1配線領域と、前記第2部分の上に設けられた第2配線領域と、を含み、
前記第1配線領域の幅は、前記第3電極の幅と同じである、半導体装置。
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【請求項2】
前記第3電極の上端は、前記第3方向において、前記配線部の上端と並ぶ、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記配線部の下に設けられた第3絶縁部をさらに備えた、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
第1領域と、前記第1領域の周りに設けられた第2領域と、を含む第1導電形の半導体領域の上に、前記第1領域と重なる第1絶縁層領域と前記第2領域と重なる第2絶縁層領域とを含む第1絶縁層を形成する第1工程と、
前記第2絶縁層領域の上に第2絶縁層を形成する第2工程と、
前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層の上に、前記第1絶縁層と重なる第3絶縁層領域と前記第2絶縁層と重なる第4絶縁層領域とを含む第3絶縁層を形成する第3工程と、
前記第3絶縁層領域の一部を除去して第1トレンチを形成するとともに、前記第4絶縁層領域を除去して第2トレンチを形成する第4工程と、
前記第1絶縁層領域のうち前記第1トレンチと重なる部分及び前記第1領域のうち前記第1トレンチと重なる部分を除去して第3トレンチを形成する第5工程と、
前記第3トレンチの底面及び側面に第4絶縁層を形成する第6工程と、
前記第3トレンチの内部、前記第2トレンチの内部、及び前記第3絶縁層の上に、前記第3トレンチの内部に位置する電極領域と、前記第2トレンチの内部に位置する配線領域と、前記電極領域の上、前記配線領域の上、及び前記第3絶縁層の上に位置する除去領域と、を含む導電部を形成する第7工程と、
前記除去領域を除去する第8工程と、
を備えた、半導体装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施形態は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などの半導体装置は、電力変換等に用いられる。半導体装置のオン抵抗は、低いことが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10872957号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、オン抵抗を低減できる半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る半導体装置は、第1電極と、第1導電形の第1半導体領域と、第2導電形の第2半導体領域と、前記第1導電形の第3半導体領域と、第2電極と、複数の第1構造体と、複数の第2構造体と、第3電極と、第1絶縁部と、第2絶縁部と、配線部と、を備える。前記第1半導体領域は、前記第1電極の上に設けられる。前記第1半導体領域は、第1領域と、第2領域と、を含む。前記第2領域は、前記第1領域の周りに設けられる。前記第2半導体領域は、前記第1領域の上に設けられる。前記第3半導体領域は、前記第2半導体領域の上に選択的に設けられる。前記第2電極は、前記第3半導体領域の上に設けられる。前記第2電極は、前記第3半導体領域と電気的に接続される。前記複数の第1構造体は、前記第1領域に設けられる。前記複数の第1構造体は、第1絶縁領域と、第1導電領域と、を含む。前記第1絶縁領域は、第2方向及び第3方向において、前記第1領域と並ぶ。前記第1導電領域は、前記第1絶縁領域の内部に設けられる。前記第2方向は、前記第1電極から前記第2電極に向かう第1方向に垂直である。前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向に垂直である。前記複数の第2構造体は、前記第2領域に設けられる。前記複数の第2構造体は、第2絶縁領域と、第2導電領域と、を含む。前記第2絶縁領域は、前記第2方向及び前記第3方向において、前記第2領域と並ぶ。前記第2導電領域は、前記第2絶縁領域の内部に設けられる。前記第3電極は、前記第2方向及び前記第3方向において、前記複数の第1構造体及び前記第2構造体を囲む。前記第3電極は、前記第2方向及び前記第3方向において、前記第2半導体領域と並ぶ。前記第1絶縁部は、前記第2方向及び前記第3方向において、前記第2半導体領域と前記第3電極との間に設けられる。前記第2絶縁部は、前記第2領域の上に設けられる。前記配線部は、前記第2絶縁部の上に設けられる。前記配線部は、前記第3電極と電気的に接続される。前記第2領域は、第1部分と、第2部分と、を含む。前記第1部分は、前記第2方向において前記複数の第2構造体と並ぶ。前記第2部分は、前記第1部分の周りに設けられる。前記配線部は、第1配線領域と、第2配線領域と、を含む。前記第1配線領域は、前記第1部分の上に設けられる。前記第2配線領域は、前記第2部分の上に設けられる。前記第1配線領域の幅は、前記第3電極の幅と同じである。
【0006】
実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第4工程と、第5工程と、第6工程と、第7工程と、第8工程と、を備える。前記第1工程では、第1領域と、前記第1領域の周りに設けられた第2領域と、を含む第1導電形の半導体領域の上に、前記第1領域と重なる第1絶縁層領域と前記第2領域と重なる第2絶縁層領域とを含む第1絶縁層を形成する。前記第2工程では、前記第2絶縁層領域の上に第2絶縁層を形成する。前記第3工程では、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層の上に、前記第1絶縁層と重なる第3絶縁層領域と前記第2絶縁層と重なる第4絶縁層領域とを含む第3絶縁層を形成する。前記第4工程では、前記第3絶縁層領域の一部を除去して第1トレンチを形成するとともに、前記第4絶縁層領域を除去して第2トレンチを形成する。前記第5工程では、前記第1絶縁層領域のうち前記第1トレンチと重なる部分及び前記第1領域のうち前記第1トレンチと重なる部分を除去して第3トレンチを形成する。前記第6工程では、前記第3トレンチの底面及び側面に第4絶縁層を形成する。前記第7工程では、前記第3トレンチの内部、前記第2トレンチの内部、及び前記第3絶縁層の上に、前記第3トレンチの内部に位置する電極領域と、前記第2トレンチの内部に位置する配線領域と、前記電極領域の上、前記配線領域の上、及び前記第3絶縁層の上に位置する除去領域と、を含む導電部を形成する。前記第8工程では、前記除去領域を除去する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る半導体装置を表す平面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の一部を表す平面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の一部を表す断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の一部を表す断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の一部を表す断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の一部を表す断面図である。
第2実施形態に係る半導体装置の一部を表す断面図である。
図8(a)~図8(e)は、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を表す断面図である。
図9(a)~図9(e)は、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を表す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
以下の説明及び図面において、n
+
、n
-
及びp
+
、pの表記は、各不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわち、「+」が付されている表記は、「+」及び「-」のいずれも付されていない表記よりも不純物濃度が相対的に高く、「-」が付されている表記は、いずれも付されていない表記よりも不純物濃度が相対的に低いことを示す。これらの表記は、それぞれの領域にp形不純物とn形不純物の両方が含まれている場合には、それらの不純物が補償しあった後の正味の不純物濃度の相対的な高低を表す。
以下で説明する各実施形態について、各半導体領域のp形とn形を反転させて各実施形態を実施してもよい。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、実施形態に係る半導体装置を表す平面図である。
図2は、第1実施形態に係る半導体装置の一部を表す平面図である。
図3~図6は、実施形態に係る半導体装置の一部を表す断面図である。
図2は、図1に示した領域IIの拡大図である。
図3は、図2に示したIII-III線による断面図である。
図4は、図2に示したIV-IV線による断面図である。
図5は、図2に示したV-V線による断面図である。
図6は、図2に示したVI-VI線による断面図である。
【0010】
第1実施形態に係る半導体装置100は、縦型のMOSFETである。半導体装置100は、いわゆるドットFP構造のMOSFETである。
(【0011】以降は省略されています)
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