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公開番号2025035425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142454
出願日2023-09-01
発明の名称ユーザ間情報共有装置および方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザにとっての使い勝手がよいユーザ間情報共有装置を提供すること。
【解決手段】複数ユーザ間の取引を支援する情報を共有するユーザ間情報共有装置2は、質問を発するユーザの端末3から質問情報D1を受け付ける質問受付部21と、質問に対する回答を発するユーザの端末4から回答情報D2を受け付ける回答受付部22と、質問情報と回答情報とを対応付けて、閲覧用情報D3として管理する閲覧用情報管理部23と、閲覧用情報の閲覧を希望するユーザの端末5から閲覧要求を受け付け、閲覧を希望するユーザに設定された閲覧条件に基づき、閲覧用情報を閲覧希望のユーザの端末へ送信する閲覧制御部25と、閲覧用情報に関するユーザの所定の行動に応じて、ユーザごとに閲覧条件を管理する閲覧条件管理部と26を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数ユーザ間の取引を支援する情報を共有するユーザ間情報共有装置であって、
前記複数ユーザのうち質問を発するユーザの端末から質問情報を受け付ける質問受付部と、
前記複数ユーザのうち前記質問に対する回答を発するユーザの端末から回答情報を受け付ける回答受付部と、
前記質問情報と前記回答情報とを対応付けて、閲覧用情報として管理する閲覧用情報管理部と、
前記複数ユーザのうち前記閲覧用情報の閲覧を希望するユーザの端末から閲覧要求を受け付け、前記閲覧を希望するユーザに設定された閲覧条件に基づき、前記閲覧要求された閲覧用情報を前記閲覧希望のユーザの端末へ送信する閲覧制御部と、
前記閲覧用情報に関するユーザの所定の行動に応じて、前記ユーザごとに前記閲覧条件を管理する閲覧条件管理部と
を備えるユーザ間情報共有装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記所定の行動には、前記質問受付部がユーザの端末からの前記質問情報を受け付けることが含まれており、
前記ユーザの端末からの前記質問情報が前記質問受付部に受け付けられると、前記ユーザの前記閲覧条件に含まれる閲覧可能数が所定数だけ追加される
請求項１に記載のユーザ間情報共有装置。
【請求項３】
前記所定の行動には、さらに、前記回答受付部がユーザの端末から前記回答情報を受け付けることが含まれており、
前記ユーザの端末からの前記回答情報が前記回答受付部に受け付けられると、前記ユーザの前記閲覧条件に含まれる前記閲覧可能数が所定数だけ追加される
請求項２に記載のユーザ間情報共有装置。
【請求項４】
前記所定の行動には、さらに、前記閲覧制御部がユーザの端末から前記閲覧要求を受け付けることが含まれており、
前記ユーザの端末からの前記閲覧要求が前記閲覧制御部に受け付けられると、前記ユーザの閲覧条件に含まれる前記閲覧可能数が減じられる
請求項３に記載のユーザ間情報共有装置。
【請求項５】
前記所定の行動の際に、ユーザ名に関する情報を公開した場合は、前記所定数とは別に、前記閲覧可能数が追加される
請求項４に記載のユーザ間情報共有装置。
【請求項６】
前記ユーザ名に関する情報は、所属する業界名から社名まで複数段階で具体的になるように用意されており、前記ユーザ名に関する情報が具体的になるほど前記閲覧可能数が追加される
請求項５に記載のユーザ間情報共有装置。
【請求項７】
前記所定の行動の活発度に応じて、前記所定数が調整される
請求項６に記載のユーザ間情報共有装置。
【請求項８】
さらに、前記質問情報が過去の質問情報に比べてユニークである度合を示すユニーク度と、前記回答情報が過去の回答情報に比べてユニークである度合を示すユニーク度とを算出する評価部を備える
請求項７に記載のユーザ間情報共有装置。
【請求項９】
前記閲覧制御部は、前記閲覧を要求するユーザに設定された活発度と前記閲覧要求された閲覧用情報に含まれる前記ユニーク度とに基づいて、前記閲覧要求された閲覧用情報の閲覧可否を決定する
請求項８に記載のユーザ間情報共有装置。
【請求項１０】
前記複数ユーザのうち前記質問を発するユーザはバイヤであり、前記複数ユーザのうち前記回答を発するユーザはサプライヤであり、前記複数ユーザ間の取引を支援する情報は、製品の製造に関する情報である
請求項１に記載のユーザ間情報共有装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ユーザ間情報共有装置および方法に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
複数企業間で連携し、各企業における担当業務の計画及び実績といった業務データを企業間で共有するシステムは提案されている（特許文献１）。技術情報に関する質問と回答を許可された範囲で、閲覧を許可するシステムも提案されている（特許文献２）。質問者の属性と質問とに応じて、適切な回答者を抽出するシステムも提案されている（特許文献３）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１８／０１２３７５号
特開２００２－３７３０９６号公報
特許第５４９８３０９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１では、「企業間情報共有システム１０は、当該業務データを企業間情報共有システム１０に登録した企業と、当該業務データを閲覧しようとする企業と、の関係性に応じて、適切なアクセスコントロールを行う」ようになっている（特許文献１段落００２３）。特許文献２には、質問者と回答者をどのようにして集めるのかについて開示されていない。特許文献３には、適切な回答者を推定して集めることはできるが、質問者を集める方法は開示されていない。
【０００５】
従来技術では、質問者からの質問と回答者からの回答とを効率よく収集して共有することができない。
【０００６】
本発明の目的は、ユーザにとっての使い勝手がよいユーザ間情報共有装置および方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決すべく、本発明の一つの観点に従うユーザ間情報共有装置は、複数ユーザ間の取引を支援する情報を共有するユーザ間情報共有装置であって、複数ユーザのうち質問を発するユーザの端末から質問情報を受け付ける質問受付部と、複数ユーザのうち質問に対する回答を発するユーザの端末から回答情報を受け付ける回答受付部と、質問情報と回答情報とを対応付けて、閲覧用情報として管理する閲覧用情報管理部と、複数ユーザのうち閲覧用情報の閲覧を希望するユーザの端末から閲覧要求を受け付け、閲覧を希望するユーザに設定された閲覧条件に基づき、閲覧要求された閲覧用情報を閲覧希望のユーザの端末へ送信する閲覧制御部と、閲覧用情報に関するユーザの所定の行動に応じて、ユーザごとに閲覧条件を管理する閲覧条件管理部とを備える。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、閲覧用情報に関するユーザの所定の行動に応じて、ユーザごとに閲覧条件を管理し、閲覧を希望するユーザに設定された閲覧条件に基づき、閲覧要求された閲覧用情報を閲覧希望のユーザの端末へ送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
ユーザ間情報共有装置を含むシステム全体の機能構成図である。
ユーザ間情報共有システムのハードウェア構成図である。
質問を管理するテーブルの例である。
回答を管理するテーブルの例である。
質問および回答に対する閲覧を管理するテーブルの例である。
ユーザ間情報共有装置の各ユーザを管理するテーブルの例である。
各ユーザの状態を管理するテーブルの例である。
ユーザ間情報共有装置の全体処理を示すフローチャートである。
質問および回答の受付処理を示すフローチャートである。
質問および回答の閲覧制御処理を示すフローチャートである。
ユーザランクおよび閲覧可能数の更新処理のフローチャートである。
閲覧可能数の追加処理を示すフローチャートである。
ユニーク度を更新する処理を示すフローチャートである。
質問を登録する画面の例である。
回答を登録する画面の例である。
第２実施例に係り、ユーザ間情報共有システムの機能構成図である。
第３実施例に係り、質問を登録する画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態のユーザ間情報共有装置は、複数ユーザ間の取引を支援する情報を共有する。ユーザ間情報共有装置は、複数ユーザの端末から質問情報を受け付けるとともに、複数ユーザの端末から回答情報を受け付ける。ユーザ間情報共有装置は、ユーザ端末から閲覧要求を受け付けると、閲覧を希望するユーザに設定された閲覧条件にしたがって、質問情報と回答情報とを対応付けてなる閲覧用情報を、閲覧を希望するユーザの端末へ送信する。そして、ユーザ間情報共有装置は、閲覧用情報に関するユーザの所定の行動に応じて、ユーザごとに閲覧条件を管理する。
（【００１１】以降は省略されています）

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