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公開番号2025024647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128912
出願日2023-08-07
発明の名称集塵浄化装置
出願人株式会社九州エアーテック
代理人個人
主分類B04C 5/28 20060101AFI20250213BHJP(物理的または化学的工程を行なうための遠心装置または機械)
要約【課題】 火災の発生を充分に防ぐレベルで火災要因物質を除去すると共に、微粉塵状のマンガン等の有害物質も除去した綺麗な空気を排出する、集塵浄化装置を提供する。
【解決手段】 吸込口11と排出口12とを有する本体1と、上昇気流により第一段階冷却分離処理を行う第1サイクロン2と、下降気流により第二段階冷却分離処理を行う第2サイクロン3と、第一段階除去処理を行う不燃フィルタ4と、第二段階除去処理を行う高性能フィルタ5とを備え、負圧により、吸込口11から吸い込んだ空気を、第1サイクロン2、第2サイクロン3、不燃フィルタ4、高性能フィルタ5の順で処理して排出口12より排出できるように、本体1内に、第1サイクロン2、第2サイクロン3、不燃フィルタ4、高性能フィルタ5を配置した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
吸込口と排出口とを有する本体と、
第一段階冷却分離処理を行う第1サイクロンと、
粒子径が3マイクロメートル以上の物質に対して、第一段階除去処理を行う不燃フィルタと、
0.3マイクロメートルの粒子に対し99.97%以上の粒子捕集率の性能で、第二段階除去処理を行う高性能フィルタとを備え、
負圧により、吸込口から吸い込んだ空気を、第1サイクロン、不燃フィルタ、高性能フィルタの順で処理して排出口より排出できるように、
本体内に、第1サイクロン、不燃フィルタ、高性能フィルタを、配置したことを特徴とする、集塵浄化装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記第1サイクロンが、2個を並列配置したものであることを特徴とする、請求項1に記載の集塵浄化装置。
【請求項3】
吸込口と排出口とを有する本体と、
第一段階冷却分離処理を行う第1サイクロンと、
第二段階冷却分離処理を行う第2サイクロンと、
粒子径が3マイクロメートル以上の物質に対して、第一段階除去処理を行う不燃フィルタと、
0.3マイクロメートルの粒子に対し99.97%以上の粒子捕集率の性能で、第二段階除去処理を行う高性能フィルタとを備え、
負圧により、吸込口から吸い込んだ空気を、第1サイクロン、第2サイクロン、不燃フィルタ、高性能フィルタの順で処理して排出口より排出できるように、
本体内に、第1サイクロン、第2サイクロン、不燃フィルタ、高性能フィルタを、配置したことを特徴とする、集塵浄化装置。
【請求項4】
前記第1サイクロンが、2個を並列配置したものであり、
前記第2サイクロンが、2個以上を配置したものであることを特徴とする、請求項3に記載の集塵浄化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、集塵浄化装置に関し、詳細には、溶接時に発生する溶接ヒュームや高温ダスト等の火災要因物質や微粉塵状のマンガン等の有害物質を含む空気を吸引し、火災要因物質を排除すると共に、微粉塵状のマンガン等の有害物質も除去した空気を排出する集塵浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、工場内の溶接工程、建設現場の溶接工程、研磨工程などで発生する火花(火の粉)を含んだヒュームを吸引、消火(消炎)、及び分離捕集して清浄化させるための集塵装置が記載されている。
【0003】
該特許文献1の集塵装置は、本体ケースの上部中央に接続される吸引ダクトと、該吸引ダクトに連通するように前記本体ケース内に垂直に設けられる導入管路と、該導入管路に隣接して前記本体ケース内に垂直に設けられ、該導入管路の下端部が側方から接続されると共に上端部に吐出口が形成され、遠心分離により前処理を行う前処理設備と、前記本体ケース内において前記前処理設備に並設されるフィルタとを備えたものである。
【0004】
該集塵装置では、前記吸引ダクトを介して前記本体ケース内に吸い込まれた含塵空気は、前記導入管路を通って流入した前記前処理設備内において遠心分離により前処理が行われる過程で粉塵を捕集された後、前記吐出口から前記本体ケース内に開放され、前記フィルタを通過する過程でさらに粉塵を捕集された後、清浄空気となって外部に排出される。
【0005】
すなわち、特許文献1に記載の集塵装置は、吸引した粉塵含有空気を、前処理設備内において遠心分離により前処理を行うことで、火花(火の粉)を含んだヒュームを消火(消炎)して火災要因物質を除去し、その後、濾布によるフィルタを通過させることで匂い物質を除去することで、清浄するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-20323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記特許文献1に記載の集塵装置は、火災要因物質を除去した後に、濾布によるフィルタを通過させることで微粉塵状の有害物質を除去するものであるが、少しでも火災要因物質が残留していると、濾布によるフィルタが燃える危険性があった。
【0008】
ちなみに、特許文献1に記載の集塵装置には、火災が発生した場合を考慮して、本体ケースの正面上部には、吐出口の前方に消火口が開閉自在に設けられており、これにより、万が一、前処理設備の内部で火災が発生した場合は勿論のこと、本体ケース内のフィルタ等の前処理設備以外の場所で火災が発生した場合であっても、開放させた消火口にホースを通して本体ケースの内部に消火剤を投入することによって消火できるようになっている。
【0009】
したがって、本発明が解決しょうとする課題は、火災の発生を充分に防ぐレベルで火災要因物質を除去すると共に、微粉塵状のマンガン等の有害物質も除去した綺麗な空気を排出する、集塵浄化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)

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