TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025002268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102326
出願日
2023-06-22
発明の名称
クリーニングブレード、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20241226BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】使用開始直後であっても、トルクの上昇を抑制でき、良好なクリーニング性が得られるクリーニングブレードを提供すること。
【解決手段】被清掃部材の表面に当接して前記被清掃部材の表面の残留物を除去する弾性部材を有するクリーニングブレードであって、前記クリーニングブレードは、前記被清掃部材が当接するブレード先端面に被覆層を有し、前記ブレード先端面と直交しているブレード下面には前記被覆層を有さず、前記被覆層は、少なくとも前記クリーニングブレードが前記被清掃部材に当接する部分に存在するクリーニングブレード。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
被清掃部材の表面に当接して前記被清掃部材の表面の残留物を除去する弾性部材を有するクリーニングブレードであって、
前記クリーニングブレードは、前記被清掃部材が当接するブレード先端面に被覆層を有し、前記ブレード先端面と直交しているブレード下面には前記被覆層を有さず、
前記被覆層は、少なくとも前記クリーニングブレードが前記被清掃部材に当接する部分に存在するクリーニングブレード。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記被覆層は、
前記ブレード先端面の全面、又は
前記ブレード先端面の一部であって、ブレード先端稜線部から最大900μm離れた位置から、前記ブレード先端稜線部に対向する前記ブレード先端面の端までの範囲に存在する請求項1に記載のクリーニングブレード。
【請求項3】
前記ブレード先端面のうち前記被覆層が存在しない範囲、及び前記ブレード下面がタッチアップ剤で被覆されている請求項1又は2に記載のクリーニングブレード。
【請求項4】
前記被覆層は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)微粒子及び結着成分であるフッ素系樹脂を含む膜、テフロン(登録商標)もしくは超高分子量ポリエチレンのフィルム、又はパーフルオロアルキル鎖を有する有機単分子膜である請求項1又は2に記載のクリーニングブレード。
【請求項5】
前記ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)微粒子及び結着成分であるフッ素系樹脂を含む膜は、ブレード先端稜線部から50μmの位置における平均厚さが10μm以下である請求項4に記載のクリーニングブレード。
【請求項6】
前記クリーニングブレードのブレード基体が、ポリウレタンゴムもしくはポリウレタンエラストマーを含む弾性部材の単層構造、又はマルテンス硬度もしくはJIS-A硬度の異なる複数の該弾性部材の積層構造を含む請求項1又は2に記載のクリーニングブレード。
【請求項7】
前記結着成分であるフッ素系樹脂は、フッ化ビニリデン(VdF)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、テトラフルオロエチレン(TFE)からなる三元共重合体を含み、
前記三元共重合体におけるVdF単量体単位、HFP単量体単位、TFE単量体単位のモル比であるVdF/HFP/TFEの組成は、30~80モル%/10~35モル%/5~35モル%である請求項4に記載のクリーニングブレード。
【請求項8】
像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段、帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段、前記静電潜像をトナー像に現像する現像手段、及び前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段の少なくとも一つ以上の手段と、
前記像担持体の表面に当接して、前記像担持体の表面の残留物を除去するクリーニング手段とを有し、
前記クリーニング手段が、請求項1又は2に記載のクリーニングブレードを有するプロセスカートリッジ。
【請求項9】
像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記記録媒体に転写された前記トナー像を定着させる定着手段と、
前記像担持体の表面に当接して、前記像担持体の表面の残留物を除去するクリーニング手段とを有し、
前記クリーニング手段が、請求項1又は2に記載のクリーニングブレードを有する画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーニングブレード、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成において、記録媒体又は中間転写体へトナー像を転写した後の像担持体表面に付着した残留トナーは、クリーニング手段によって除去されている。
【0003】
前記クリーニング手段としては、構成が簡単であり、クリーニング性能も優れていることから、クリーニングブレードが用いられている。前記クリーニングブレードは、通常、ポリウレタンゴム等を含む弾性部材を含むブレード基体と、支持部材とから構成されている。そして、前記クリーニングブレードのブレード基体の基端を支持部材で支持して、前記クリーニングブレードのブレード先端稜線部を像担持体表面に当接して押し当て、前記像担持体表面に残留するトナーを堰き止め、掻き落として除去している。
【0004】
前記クリーニングブレードを用いたクリーニング手段では、前記クリーニングブレードと前記像担持体とが接するため、前記クリーニングブレードと前記像担持体との摩擦が発生し、前記像担持体を回転させるために必要な力であるトルクが上昇し、前記像担持体が停止してしまう場合がある。また、前記クリーニングブレードと前記像担持体との摺擦により、前記像担持体表面と前記クリーニングブレードが当接する部分(ブレード先端稜線部含む)が摩耗し、当接する部分がめくれ、めくれた部分からトナーがすり抜け、クリーニング不良が発生する場合がある。
【0005】
前記画像形成装置を組み立て、及び前記クリーニングブレードの交換をするときに、前記クリーニングブレードと像担持体の間の摺動性を上げてクリーニングブレードが捲れないようにすること、及びトルク上昇により像担持体が停止しないように低トルク化することを目的として、前記クリーニングブレードが像担持体表面に当接するブレード先端稜線部の辺りに、トナー又はステアリン酸亜鉛などの金属石鹸を塗布する工程(通称:タッチアップ)を行うことがある。
【0006】
前記タッチアップによってトナー又はステアリン酸亜鉛などの金属石鹸を塗布する場合、画像形成装置の稼働に伴いクリーニングブレードと像担持体の間に徐々にトナーが溜まり、その状態になるとブレードの挙動は安定するため、前記金属石鹸(タッチアップ剤)としては、その状態になるまで機能すればよい。
【0007】
しかしながら、従来のタッチアップは、手作業で行われることが多く、作業を行う人によってタッチアップ剤の塗布量のばらつきが出てしまうことがある。また、従来のタッチアップ剤は、クリーニングブレードの挙動が安定する前に、クリーニングブレードから脱離してしまうという問題がある。
【0008】
さらに、溶剤に微粒子を分散させた分散液をクリーニングブレードの当接する部分に塗布して、クリーニングブレードと被清掃部材の当接する部分に微粒子を配するという方法もある。
しかし、前記微粒子のクリーニングブレードに対する付着力が弱いため、クリーニングブレードから微粒子が脱離しやすく、クリーニングブレードの挙動が安定する前に、クリーニングブレードのめくれによるクリーニング不良、及び像担持体のトルク上昇が起きるという問題がある。
【0009】
特許文献1には、クリーニングブレードのエッジ部分に粉体潤滑剤の潤滑剤分散液を塗布することが記載されている。
特許文献2には、クリーニングブレードの当接する部位に、固体潤滑剤を含有する表面薄層を形成することが記載されている。
特許文献3には、クリーニングブレードのエッジ部表面に、感光ドラムに含有されているバインダー樹脂と同系列の樹脂よりなる塗布層を形成することが記載されている。
特許文献4には、クリーニングブレードの当接部が、硬化性組成物による改質部を有することが記載されている。
特許文献5には、球状の微粒子のポリメチルメタクリレートの粉体をフッ素系不活性液体に分散させた潤滑剤分散液をクリーニングブレードのエッジ部分にに滴下してポリメチルメタクリレートの粉体をクリーニングブレードに塗布することが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
トルク上昇を抑制することと、良好なクリーニング性を得ることとは、トレードオフの関係にあり、前記トルク上昇を抑制するために、クリーニングブレードの当接する部分を平滑にする等して摩擦力が低くなるようにすると、トナー等の粒子のすり抜けが起こりやすくなりクリーニング性が低下しやすくなる。これとは反対に、クリーニング性を向上させるために、凸凹をつける等してクリーニングブレードの当接する部分の摩擦力が高くなるようにすると、トルクが上昇しやすくなってしまう。
よって、クリーニング手段において、トルク上昇を抑制しつつ、良好なクリーニング性を得ることは難しい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社リコー
画像形成装置
8日前
株式会社リコー
圧着綴じ装置
5日前
株式会社リコー
移動体および履帯式走行体
9日前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成方法
8日前
株式会社リコー
開閉検知センサ及びシステム
2日前
株式会社リコー
検査装置、検査方法、プログラム
5日前
株式会社リコー
後処理装置及び画像形成システム
5日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
5日前
株式会社リコー
撮像装置、送信方法、プログラム
1日前
株式会社リコー
後処理装置および画像形成システム
5日前
株式会社リコー
後処理装置および画像形成システム
5日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
5日前
株式会社リコー
画像形成装置、表示方法、プログラム
5日前
株式会社リコー
会議システム、参加方法、プログラム
5日前
株式会社リコー
収容部材、造形装置及び造形システム
9日前
株式会社リコー
移動体、物体検知方法およびプログラム
9日前
株式会社リコー
樹脂成形部品、画像形成装置及び判断方法
1日前
株式会社リコー
画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
5日前
株式会社リコー
樹脂金属複合体及び樹脂金属複合体の製造方法
8日前
株式会社リコー
樹脂成型品、及び、樹脂成型品の劣化判定方法
8日前
株式会社リコー
移動体、撮影方法、プログラム、情報処理装置
9日前
株式会社リコー
樹脂成型品、及び、樹脂成型品の劣化判定方法
1日前
株式会社リコー
樹脂成型品、及び、樹脂成型品の劣化判定方法
8日前
株式会社リコー
移動体システム、情報処理装置及び情報処理方法
1日前
株式会社リコー
情報処理装置、方法、プログラムおよび制御装置
5日前
株式会社リコー
立体造形物の製造方法、造形装置及び造形システム
1日前
株式会社リコー
制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム
8日前
株式会社リコー
画像形成システム、情報処理方法、およびプログラム
8日前
株式会社リコー
樹脂粒子、トナー、現像剤、及びトナー収容ユニット
8日前
株式会社リコー
加圧機構、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
1日前
株式会社リコー
会議装置、機器システム、エコー抑制方法、プログラム
8日前
株式会社リコー
媒体処理装置、媒体処理システム、及び、媒体処理方法
1日前
株式会社リコー
排出量算出システム、排出量算出方法およびプログラム
5日前
株式会社リコー
会議システム、リアクションマーク表示方法、プログラム
1日前
株式会社リコー
撮像装置
5日前
株式会社リコー
筆記デバイス、筆記システム、筆記処理方法及びプログラム
8日前
続きを見る
他の特許を見る