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公開番号2025000129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023099796
出願日2023-06-19
発明の名称検出装置、検出方法及びプログラム
出願人日本電信電話株式会社,国立大学法人大阪大学
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類G06F 18/211 20230101AFI20241224BHJP(計算;計数)
要約【課題】高精度に変動天体を検出すること。
【解決手段】スパースモデリングに基づく特徴量選択手法を用いることによって、天体の明るさの変化を表す時系列データである天体データ毎に特徴量を取得する特徴量取得部と、特徴量取得部によって取得された天体データ毎の特徴量と、天体データ毎に得られる天体の明るさに関する特徴量を入力として、天体データに示される天体を変動天体又は非変動天体のいずれかに分類するように学習された分類器を用いて変動天体を検出する検出部と、を備える検出装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
スパースモデリングに基づく特徴量選択手法を用いることによって、天体の明るさの変化を表す時系列データである天体データ毎に特徴量を取得する特徴量取得部と、
前記特徴量取得部によって取得された天体データ毎の特徴量と、前記天体データ毎に得られる天体の明るさに関する特徴量を入力として、前記天体データに示される天体を変動天体又は非変動天体のいずれかに分類するように学習された分類器を用いて変動天体を検出する検出部と、
を備える検出装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
周期長の異なる複数の正弦波と、複数の余弦波をそれぞれ説明変数として取得する説明変数取得部と、
前記説明変数取得部によって取得された前記説明変数に基づいて、説明変数のグループセットを取得するグループセット取得部と、
をさらに備え、
前記特徴量取得部は、前記説明変数のグループセットと、説明変数と、目的変数とに基づいて天体データ毎に特徴量を取得する、
請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
前記特徴量取得部は、前記説明変数のグループセットと、説明変数と、目的変数を用いて、特徴量選択手法であるGroup Lassoに基づいて天体データ毎に特徴量を取得する、
請求項2に記載の検出装置。
【請求項4】
前記特徴量取得部によって取得された天体データ毎の特徴量と、前記天体データ毎に得られる天体の明るさに関する特徴量と、正解データとに基づいて分類器の学習を行う学習部、をさらに備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の検出装置。
【請求項5】
スパースモデリングに基づく特徴量選択手法を用いることによって、天体の明るさの変化を表す時系列データである天体データ毎に特徴量を取得し、
取得した天体データ毎の特徴量と、前記天体データ毎に得られる天体の明るさに関する特徴量を入力として、前記天体データに示される天体を変動天体又は非変動天体のいずれかに分類するように学習された分類器を用いて変動天体を検出する検出方法。
【請求項6】
コンピュータに、
スパースモデリングに基づく特徴量選択手法を用いることによって、天体の明るさの変化を表す時系列データである天体データ毎に特徴量を取得する特徴量取得ステップと、
前記特徴量取得ステップにおいて取得された天体データ毎の特徴量と、前記天体データ毎に得られる天体の明るさに関する特徴量を入力として、前記天体データに示される天体を変動天体又は非変動天体のいずれかに分類するように学習された分類器を用いて変動天体を検出する検出ステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検出装置、検出方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
閃光星、新星、超新星等の変動天体には2種類の天体が存在する。第1の種類の天体は、位置が変動する天体である。第2の種類の天体は、明るさが変動する天体である。明るさが変動する天体において、明るさの変動には、長期的に明るさが変動するものもあれば、局所的に明るさが変動するもの、それらが混在しているものも存在する。さらに、明るさの変動の割合は約1%程度で周期性を持つ。非常に稀な天体現象を持つ変動天体を発見することは天文学において精度の高い情報や新たな知見を得ることと密接な関わりがある。
【0003】
変動天体を検出する代表的な手法の一つとして、統計的手法があげられる。ここで、統計的手法の概要について説明する。統計的手法では、固有変動性(intrinsic variability)σ,χ

,等級の測定値の平均、標準偏差、歪度を計算し、得られた数値を条件にレコードを絞り込むことで変動天体候補を取得する。この統計的手法では、観測データを統計的な数値に集約するため変動天体の持つ時間情報が損なわれる。すなわち、変動天体の特性として知られる光度曲線の周期情報を活用出来ていないという問題点がある。
【0004】
変動天体を検出する手法の別例として、変動天体の周期性に着目した手法が存在する(例えば、非特許文献1参照)。しかしながら、非特許文献1に示した手法は特定の周波数以外では実行できない。そのため、天体ごとに周期の異なる天体データに適用するためには計算コストが大きすぎるという問題点がある。さらに天体データを取得する際、天候や季節の影響により正確な情報の取得が困難であることに加え、望遠鏡の口径による観測範囲に関する制限や天体の観測時間に関する制限により取り扱うデータセットに多数の欠損値が含まれ、さらにノイズの影響を受けている事が多い。そのため、天体の周期を求めるために天体データに対してフーリエ解析を適用して周波数情報を取得することは非常に困難である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
N. R. Lomb, “LEAST-SQUARES FREQUENCY ANALYSIS OF UNEQUALLY SPACED DATA”, Astrophysics and Space Science, 1976.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、変動天体の検出に用いる天体データには、欠損値やノイズが多く含まれることが考えられる。そのため、従来の技術では、天体データを用いて高精度に変動天体を検出することが困難であった。
【0007】
上記事情に鑑み、本発明は、高精度に変動天体を検出することができる技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、スパースモデリングに基づく特徴量選択手法を用いることによって、天体の明るさの変化を表す時系列データである天体データ毎に特徴量を取得する特徴量取得部と、前記特徴量取得部によって取得された天体データ毎の特徴量と、前記天体データ毎に得られる天体の明るさに関する特徴量を入力として、前記天体データに示される天体を変動天体又は非変動天体のいずれかに分類するように学習された分類器を用いて変動天体を検出する検出部と、を備える検出装置である。
【0009】
本発明の一態様は、スパースモデリングに基づく特徴量選択手法を用いることによって、天体の明るさの変化を表す時系列データである天体データ毎に特徴量を取得し、取得した天体データ毎の特徴量と、前記天体データ毎に得られる天体の明るさに関する特徴量を入力として、前記天体データに示される天体を変動天体又は非変動天体のいずれかに分類するように学習された分類器を用いて変動天体を検出する検出方法である。
【0010】
本発明の一態様は、コンピュータに、スパースモデリングに基づく特徴量選択手法を用いることによって、天体の明るさの変化を表す時系列データである天体データ毎に特徴量を取得する特徴量取得ステップと、前記特徴量取得ステップにおいて取得された天体データ毎の特徴量と、前記天体データ毎に得られる天体の明るさに関する特徴量を入力として、前記天体データに示される天体を変動天体又は非変動天体のいずれかに分類するように学習された分類器を用いて変動天体を検出する検出ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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