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公開番号
2024168572
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085373
出願日
2023-05-24
発明の名称
回路遮断器
出願人
日東工業株式会社
代理人
弁理士法人クスノキ特許事務所
主分類
H01H
73/18 20060101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】消弧板と側板を備えた消弧装置を有する回路遮断器において、消弧装置の側板の絶縁性能が低下して、消弧板同士が導通してしまうことを抑制できるようにすること。
【解決手段】可動接点111を備えた可動接触子11と、一方側に固定接点121を備えるとともに固定接点よりも後側となる他方側に電線固定部122を備えた固定接触子12と、固定接点から可動接点が離れる際に生じるアークを消弧可能な消弧装置13と、消弧装置が収納されるケースと、ケースを覆うカバーと、を備えた回路遮断器であって、消弧装置は、複数枚の消弧板と、消弧板を固定するために設けた固定孔を用いて、消弧板を上下方向に並べた状態で左右方向から挟み込む2つの側板と、を備え、側板は、固定孔よりも後側であって側板の後端における下端の高さと上端の高さとの間の高さに、通気可能な穴部132bが設けられている構成とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
可動接点を備えた可動接触子と、
一方側に固定接点を備えるとともに固定接点よりも後側となる他方側に電線固定部を備えた固定接触子と、
固定接点から可動接点が離れる際に生じるアークを消弧可能な消弧装置と、
消弧装置が収納されるケースと、
ケースを覆うカバーと、
を備えた回路遮断器であって、
消弧装置は、
複数枚の消弧板と、
消弧板を固定するために設けた固定孔を用いて、消弧板を上下方向に並べた状態で左右方向から挟み込む2つの側板と、
を備え、
側板は、固定孔よりも後側であって側板の後端における下端の高さと上端の高さとの間の高さに、通気可能な穴部が設けられている回路遮断器。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
穴部と、消弧板と消弧板の間の空間が、左右方向に隣り合う請求項1に記載の回路遮断器。
【請求項3】
側板は、後側の下部がケースと当接し、後側の上部がカバーと当接する請求項1又は2に記載の回路遮断器。
【請求項4】
可動接触子を動作させ、固定接点と可動接点を接触させる若しくは離すクロスバと、
ハンドルを操作することでクロスバを移動させることが可能な機構であるクロスバ操作機構と、
を備え、
クロスバ操作機構内へのアークガスの侵入を防ぐことが可能なバリア部材を消弧板の上方に備えた請求項1に記載の回路遮断器。
【請求項5】
バリア部材は、消弧板の上方で前後方向に延びる水平部と、水平部の後側の部分から上方に突出する後側垂直部と、
を少なくとも備えた請求項4に記載の回路遮断器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路遮断器に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、配線用遮断器において、固定接触子の固定接点から可動接触子の可動接点が離れる際に発生するアークを消弧するために消弧装置を用いることが知られている。消弧装置は、複数枚の消弧板と、消弧板を左右から挟むように固定する側板と、を備える構成とするのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-201171号公報
【0004】
ところで、側板は絶縁部材で構成されているが、側板がアークもしくはアークガスに曝されることで、部分的に絶縁性能が低下することがある。この場合、側板を介して消弧板同士が導通してしまうおそれがあった。特に、側板の中でも固定接点よりも離れた位置において、側板の絶縁性能が低下する可能性が高かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより解決を試みた。本発明が解決しようとする課題は、消弧板と側板を備えた消弧装置を有する回路遮断器において、消弧装置の側板の絶縁性能が低下して、消弧板同士が導通してしまうことを抑制できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、可動接点を備えた可動接触子と、一方側に固定接点を備えるとともに固定接点よりも後側となる他方側に電線固定部を備えた固定接触子と、固定接点から可動接点が離れる際に生じるアークを消弧可能な消弧装置と、消弧装置が収納されるケースと、ケースを覆うカバーと、を備えた回路遮断器であって、消弧装置は、複数枚の消弧板と、消弧板を固定するために設けた固定孔を用いて、消弧板を上下方向に並べた状態で左右方向から挟み込む2つの側板と、を備え、側板は、固定孔よりも後側であって側板の後端における下端の高さと上端の高さとの間の高さに、通気可能な穴部が設けられている回路遮断器とする。
【0007】
また、穴部と、消弧板と消弧板の間の空間が、左右方向に隣り合う構成とすることが好ましい。
【0008】
また、側板は、後側の下部がケースと当接し、後側の上部がカバーと当接する構成とすることが好ましい。
【0009】
また、可動接触子を動作させ、固定接点と可動接点を接触させる若しくは離すクロスバと、ハンドルを操作することでクロスバを移動させることが可能な機構であるクロスバ操作機構と、を備え、クロスバ操作機構内へのアークガスの侵入を防ぐことが可能なバリア部材を消弧板の上方に備えた構成とすることが好ましい。
【0010】
また、バリア部材は、消弧板の上方で前後方向に延びる水平部と、水平部の後側の部分から上方に突出する後側垂直部と、を少なくとも備えた構成とすることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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