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公開番号2024165277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081329
出願日2023-05-17
発明の名称配線器具
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/70 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】栓刃に接触して異常を検出するセンサの摩耗を抑制し、異常を適切に検出できる配線器具を提供する。
【解決手段】
配線器具は、電源プラグに設けられる栓刃が挿入されることで電源プラグを電路に接続可能なプラグ接続部と、プラグ接続部に挿入される栓刃と接触し、プラグ接続部における異常状態を検出する少なくとも1つのセンサを有する検出部と、を備え、検出部の少なくとも一部が電源プラグに当接することで、少なくとも1つのセンサが栓刃の挿入方向に交差する交差方向に移動する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電源プラグに設けられる栓刃が挿入されることで前記電源プラグを電路に接続可能なプラグ接続部と、
前記プラグ接続部に挿入される前記栓刃と接触し、前記プラグ接続部における異常状態を検出する少なくとも1つのセンサを有する検出部と、
を備え、
前記検出部の少なくとも一部が前記電源プラグに当接することで、前記少なくとも1つのセンサが前記栓刃の挿入方向に交差する交差方向に移動する、
配線器具。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つのセンサは、前記栓刃と前記プラグ接続部との接続異常を検出する、請求項1に記載の配線器具。
【請求項3】
前記少なくとも1つのセンサは、前記栓刃における電流の異常を検出する、請求項1又は2に記載の配線器具。
【請求項4】
前記少なくとも1つのセンサは、前記プラグ接続部における温度異常を検出する、請求項1又は2に記載の配線器具。
【請求項5】
前記検出部は、前記栓刃の挿入方向に交差する交差方向に延在する回動軸を中心に回動可能な第1回動部を有し、
前記少なくとも1つのセンサは、前記第1回動部に設けられている、請求項1又は2に記載の配線器具。
【請求項6】
前記栓刃を挿入可能な差込口が設けられる筐体をさらに備え、
前記電源プラグは、前記栓刃の基端部が接続される本体部を有し、
前記筐体は、前記本体部が当接可能な壁部を有し、
前記検出部は、前記壁部から突出可能であって、前記第1回動部と共に前記回動軸を中心に回動可能な第2回動部を有し、
前記第2回動部は、前記本体部が当接することで前記第1回動部と共に前記栓刃に向けて回転し、
前記少なくとも1つのセンサは、前記第1回動部の回転により前記栓刃に接触する、請求項5に記載の配線器具。
【請求項7】
前記栓刃を挿入可能な差込口が設けられる筐体をさらに備え、
前記第1回動部は、前記差込口と前記プラグ接続部との間に設けられ、
前記少なくとも1つのセンサ及び前記第1回動部の少なくとも一方が前記栓刃に当接することで、前記第1回動部は前記回動軸を中心に回転し、
前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも前記第1回動部の回転後に前記栓刃に接触する、請求項5に記載の配線器具。
【請求項8】
前記少なくとも1つのセンサは、前記第1回動部に対して回動可能に設けられており、前記栓刃に当接しながら前記第1回動部に対して回動して前記栓刃の外面に沿って移動する、請求項7に記載の配線器具。
【請求項9】
前記検出部は、前記第1回動部を前記栓刃から離間する方向に付勢する弾性部材を有する、請求項5に記載の配線器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線器具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、温度上昇等の異常を検出する配線器具が知られている。特許文献1に記載の配線器具は、温度検出部と、制御部とを備える。温度検出部は、配線器具における電力の給電路に対応する温度を検出する。制御部は、検出した温度に基づき、給電路の遮断及び温度に関する通知のうち少なくとも一方を行う。特許文献1に記載の温度検出部は、2つの温度センサを有し、それぞれ差込式の速結端子と、栓刃が差し込まれる刃受部材とに熱的に結合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-054098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
配線器具において、異常を検出するセンサは、電源プラグと電気的に接続するプラグ接続部に固定されている場合がある。例えば、特許文献1に記載の配線器具では、温度センサが電源プラグと電気的に接続する部材に対して固定されている。特許文献1に記載の配線器具のように、センサが設けられている位置が電源プラグの栓刃から離間している場合、栓刃を有する電源プラグの異常を検出することが難しい場合がある。電源プラグの異常を検出するとき、センサを栓刃に接触させることが考えられるが、プラグ接続部に挿入された栓刃に接触する位置にセンサが固定されている場合には、電源プラグの抜き差しに伴ってセンサに対して摩擦力が働くため、センサが摩耗する可能性がある。
【0005】
本開示は、栓刃に接触して異常を検出するセンサの摩耗を抑制し、異常を適切に検出できる配線器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る配線器具は、電源プラグに設けられる栓刃が挿入されることで電源プラグを電路に接続可能なプラグ接続部と、プラグ接続部に挿入される栓刃と接触し、プラグ接続部における異常状態を検出する少なくとも1つのセンサを有する検出部と、を備え、検出部の少なくとも一部が電源プラグに当接することで、少なくとも1つのセンサが栓刃の挿入方向に交差する交差方向に移動する。
【0007】
この配線器具において、少なくとも1つのセンサは、プラグ接続部に挿入されている栓刃と接触する。この場合、栓刃が設けられる電源プラグの異常を検出できる。また、例えば、栓刃が電路に接続されている場合には、配線器具の異常も検出できる。さらに、検出部の少なくとも一部が電源プラグに当接することで、少なくとも1つのセンサが交差方向に移動する。このため、少なくとも1つのセンサがプラグ接続部に対して固定されている場合に比べて、少なくとも1つのセンサは、栓刃の挿入方向への力を交差方向に受け流すことができ、差込口に対する電源プラグの抜き差しによる摩耗を抑制できる。よって、この配線器具は、栓刃に接触して異常を検出するセンサの摩耗を抑制し、異常を適切に検出できる。
【0008】
一実施形態に係る配線器具において、少なくとも1つのセンサは、栓刃とプラグ接続部との接続異常を検出してもよい。この場合、少なくとも1つのセンサが交差方向に移動し、栓刃に接触することで、栓刃とプラグ接続部との接続異常を検出できる。
【0009】
一実施形態に係る配線器具において、少なくとも1つのセンサは、栓刃における電流の異常を検出してもよい。この場合、栓刃がプラグ接続部に適切に挿入されている場合には、栓刃が電路に接続され、電流が流れる。このため、少なくとも1つのセンサは、栓刃における電流によって、電源プラグ及び配線器具の少なくとも一方の異常を検出できる。
【0010】
一実施形態に係る配線器具において、少なくとも1つのセンサは、プラグ接続部における温度異常を検出してもよい。この場合、少なくとも1つのセンサは、栓刃がプラグ接続部に適切に挿入されていない場合等に生じる温度異常を検出できる。
(【0011】以降は省略されています)

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