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公開番号2024163167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2024149852,2023075448
出願日2024-08-30,2016-12-23
発明の名称発光素子、表示装置、電子機器および照明装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10K 50/12 20230101AFI20241114BHJP()
要約【課題】発光効率が高く、信頼性の高い発光素子を提供する。
【解決手段】第1の有機化合物と、第2の有機化合物と、ゲスト材料とを含む発光層を有
する発光素子である。第1の有機化合物は、含窒素六員複素芳香族骨格を有する。発光層
において、NH基を有する含窒素五員複素環骨格、2級アミン骨格、または1級アミン骨
格、を含む有機化合物の含有量が、第1の有機化合物に対する重量比で0.03以下、ま
たは、第2の有機化合物に対する重量比で0.01以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発光層を有する発光素子であって、
前記発光層は、第1の有機化合物と、ゲスト材料と、を有し、
前記第1の有機化合物は、含窒素六員複素芳香族骨格を有し、
前記発光層において、NH基を有する含窒素五員複素環骨格、NH基を有する2級アミン骨格、またはNH基を有する1級アミン骨格、を含む有機化合物の含有量が、前記第1の有機化合物に対する重量比で0.03以下である、発光素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、発光素子、または該発光素子を有する表示装置、電子機器、及び照
明装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明
の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明の一態様
は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マ
ター)に関する。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野
としては、半導体装置、表示装置、液晶表示装置、発光装置、照明装置、蓄電装置、記憶
装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる

【背景技術】
【0003】
近年、エレクトロルミネッセンス(Electroluminescence:EL)
を利用した発光素子の研究開発が盛んに行われている。これら発光素子の基本的な構成は
、一対の電極間に発光性の物質を含む層(EL層)を挟んだ構成である。この素子の電極
間に電圧を印加することにより、発光性の物質からの発光が得られる。
【0004】
上述の発光素子は自発光型であるため、これを用いた表示装置は、視認性に優れ、バッ
クライトが不要であり、消費電力が少ない等の利点を有する。さらに、薄型軽量に作製で
き、応答速度が高いなどの利点も有する。
【0005】
発光性の物質に有機化合物を用い、一対の電極間に当該発光性の物質を含むEL層を設
けた発光素子(例えば、有機EL素子)の場合、一対の電極間に電圧を印加することによ
り、陰極から電子が、陽極から正孔(ホール)がそれぞれEL層に注入され、電流が流れ
る。そして、注入された電子及び正孔が再結合することによって発光性の有機化合物が励
起状態となり、励起された発光性の有機化合物から発光を得ることができる。
【0006】
発光性の有機化合物が呈する発光は、その有機化合物に特有の発光である。そのため、
種々の有機化合物を発光性の物質として用いることにより、様々な発光を呈する発光素子
を得ることができる。
【0007】
このような発光素子の重要な特性の一つに、効率および信頼性がある。そのため、発光
素子の効率および信頼性を低下させる原因となる不純物を低減することが重要である。特
許文献1では、有機化合物を有するEL層中のハロゲン化合物に注目し、その濃度を一定
以下にすることで、信頼性が高い発光素子を得ることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第00/41443号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
発光素子の効率および信頼性といった特性を低下させる原因となる不純物がある一方、
発光素子の特性に影響を与えない不純物もある。そのため、発光素子の特性を低下させる
不純物の種類を特定することは重要である。しかしながら、発光素子が含有する不純物の
含有量は少ないため、不純物を特定することは困難な場合が多い。また、不純物が、発光
素子の特性を低下させるメカニズムは、ほとんど解明されていない。
【0010】
したがって、本発明の一態様では、信頼性が高い発光素子を提供することを課題の一と
する。または、本発明の一態様では、発光効率が高い発光素子を提供することを課題の一
とする。または、本発明の一態様では、消費電力が低減された発光素子を提供することを
課題の一とする。または、本発明の一態様では、新規な発光素子を提供することを課題の
一とする。または、本発明の一態様では、新規な発光装置を提供することを課題の一とす
る。または、本発明の一態様では、新規な表示装置を提供することを課題の一とする。
(【0011】以降は省略されています)

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