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公開番号2024152203
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066252
出願日2023-04-14
発明の名称処理システム
出願人株式会社神鋼環境ソリューション,テラノバ エナジー ゲー エム ベー ハー,TerraNova Energy GmbH
代理人弁理士法人R&C
主分類C02F 11/10 20060101AFI20241018BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】養生処理の効率化を図ることが可能な処理システムを提供する。
【解決手段】処理システム100は、水を含む固形物を加熱する水熱炭化器と、水熱炭化器によって加熱された固形物を固液分離する固液分離器4と、固液分離器4によって固形物S4が固液分離されることにより得られた脱水固形物S5を養生する養生ホッパ5と、固液分離器4から排出された排ガスG2を養生ホッパ5に供給するガス供給路81と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水を含む固形物を加熱する水熱炭化器と、
前記水熱炭化器から排出された前記固形物を固液分離する固液分離器と、
前記固液分離器から排出された脱水固形物を養生処理する養生ホッパと、
前記固液分離器から排出された排ガスを前記養生ホッパに供給するガス供給路と、を備えた処理システム。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記固液分離器は、機械式脱水機である請求項1に記載の処理システム。
【請求項3】
前記固液分離器から排出された前記脱水固形物を冷却する熱交換器を更に備え、
前記熱交換器で冷却された前記脱水固形物が前記養生ホッパに供給される請求項1又は2に記載の処理システム。
【請求項4】
前記熱交換器は、酸素含有ガスが供給されるガス供給口と、前記脱水固形物と熱交換した前記酸素含有ガスを排出するガス排出口とを有しており、
前記ガス排出口から排出された前記酸素含有ガスが前記養生ホッパに供給される請求項3に記載の処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水を含む固形物を炭化処理する処理システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、汚泥を嫌気性消化することにより消化ガス及び消化汚泥を発生させる消化槽と、消化汚泥を脱水することにより含水率が低下した脱水ケーキを得る脱水機と、脱水ケーキを加熱して炭化させる炭化設備と、を備える汚泥処理システムにおいて、炭化設備から排出された炭化汚泥が場外搬出されることが開示されている。
【0003】
上記のように得られた炭化汚泥は、炭化処理直後はその粒子表面に活性の高い表面官能基を有しており、そのままでは自己発熱性を有することが知られている(例えば、特許文献2参照)。そのため、貯蔵時の安全性を確保すべく、自己発熱性を低下させる養生処理(いわゆる、エージング処理)がなされている。
【0004】
特許文献2には、排水処理などで生じた有機物含有汚泥を炭化炉で炭化処理して得た炭化物を低温酸化雰囲気炉で酸化処理することにより、炭化物の表面酸化反応を予め収束させ、貯蔵された炭化物が低温酸化反応による自己発熱によって燃焼を誘発するのを未然に防止する炭化物の処理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-51417号公報
特開2004-267950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に開示の炭化汚泥の酸化処理(養生処理)では酸素含有ガスが必要である。炭化汚泥を効率よく養生処理するため、炭化汚泥の養生処理で必要とされる酸素含有ガスは、常温の外気(空気)よりも高い温度であることが望ましい。
【0007】
そこで、養生処理の効率化を図ることが可能な処理システムが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る処理システムの特徴構成は、水を含む固形物を加熱する水熱炭化器と、前記水熱炭化器から排出された前記固形物を固液分離する固液分離器と、前記固液分離器から排出された脱水固形物を養生処理する養生ホッパと、前記固液分離器から排出された排ガスを前記養生ホッパに供給するガス供給路と、を備えた点にある。
【0009】
固液分離器から排出される排ガス(酸素含有ガス)は、固液分離器で固液分離される固形物からの放熱によって加熱され、常温よりも高温になる。したがって、本構成のように、固液分離器から排出された排ガス(酸素含有ガス)を養生ホッパに供給することにより、常温よりも高い温度の酸素含有ガスを養生ホッパに供給することができ、養生処理の効率化を図ることができる。
【0010】
また、本構成では、固液分離器から排出された常温よりも高温の排ガス(酸素含有ガス)がガス供給路を介して養生ホッパに供給される。このため、養生ホッパに導入するガスの温度が養生ホッパに供給される固形物の温度により近い温度となる。したがって、養生ホッパに導入するガスを加熱する加熱設備を省略又は小型化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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