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公開番号2024139017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049783
出願日2023-03-27
発明の名称電極、二次電池、電池パック、及び車両
出願人株式会社東芝
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 4/1391 20100101AFI20241002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明が解決しようとする課題は、高温サイクル性能に優れた電極、二次電池、電池パック、及び車両を提供することである。
【解決手段】実施形態によると、電極が提供される。電極は、活物質含有層を含む。活物質含有層は、活物質及び炭素繊維を含む。活物質は、チタン含有複合酸化物を含む。活物質含有層は、水銀圧入法による対数微分細孔容積分布曲線において、最大対数微分細孔容積を示すピークを示す。ピークの細孔径PDは、0.1μmより大きく、0.3μm以下である。
他の実施形態によると、この二次電池は、正極と、負極と、電解質とを備える。正極及び負極の少なくとも一方は、実施形態に係る電極である。
他の実施形態によると、電池パックが提供される。この電池パックは、実施形態に係る二次電池を具備する。
他の実施形態によると、車両が提供される。この車両は、実施形態に係る電池パックを具備する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
チタン含有複合酸化物を含む活物質及び炭素繊維を含む活物質含有層を含み、
前記活物質含有層は、水銀圧入法による対数微分細孔容積分布曲線において、最大対数微分細孔容積を示すピークを示し、
前記ピークの細孔径PDは、0.1μmより大きく0.3μm以下である電極。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記水銀圧入法による前記活物質含有層の全細孔表面積TAと前記ピークの細孔径PDとの関係が下記式(1)で表される、請求項1に記載の電極。
TA=a×PD+b (1)
ここで、式中aは、a=-17、bは7≦b≦10.6である。
【請求項3】
前記水銀圧入法による前記活物質含有層の全細孔表面積TAは、4m

/g以上である、請求項2に記載の電極。
【請求項4】
前記水銀圧入法による前記活物質含有層の全細孔容積TVは、0.15mL/g以下である、請求項1乃至3の何れか1項に記載の電極。
【請求項5】
前記水銀圧入法による前記活物質含有層のメディアン径MDから、前記ピークの細孔径PDを差し引いた値MD-PDが、-0.02μm以上0.02μm以下である請求項1乃至3の何れか1項に記載の電極。
【請求項6】
前記チタン含有複合酸化物は、A

TiM

Nb
2-y

7±z
(0≦x≦5、0≦y≦0.5、-0.3≦z≦0.3、MはTi及びNb以外の少なくとも一種類の金属元素、AはLi及びNaの少なくとも一方)、Li
2+a
Na

Ti


14
(0≦a≦6)、及びLi

TiO

(0≦x≦1)からなる群より選ばれる一般式で表される少なくとも1つの化合物を含む、請求項1乃至3の何れか1項に記載の電極。
【請求項7】
前記炭素繊維の長さ方向に対して垂直な断面の直径は、1nm以上200nm以下である請求項1乃至3の何れか1項に記載の電極。
【請求項8】
前記炭素繊維の長さは、5μm以上50μm以下である、請求項1乃至3の何れか1項に記載の電極。
【請求項9】
正極と、負極と、電解質とを備え、
前記正極及び前記負極の少なくとも一方は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の電極である二次電池。
【請求項10】
請求項9に記載の二次電池を具備する電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電極、二次電池、電池パック、及び車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
非水電解質二次電池などのリチウムイオン二次電池は、正極及び負極の間をリチウムイオンが移動することにより充放電を行う充電式の電池である。正極及び負極は、リチウムイオンを含む非水電解質を保持する。非水電解質二次電池は、小型電子機器用電源としての利用に加え、車載用途や定置用途など中大型電源としての利用も期待されており、高温サイクル性能の向上が要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021―44221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、高温サイクル性能に優れた電極、二次電池、電池パック、及び車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によると、電極が提供される。電極は、活物質含有層を含む。活物質含有層は、活物質及び炭素繊維を含む。活物質は、チタン含有複合酸化物を含む。活物質含有層は、水銀圧入法による対数微分細孔容積分布曲線において、最大対数微分細孔容積を示すピークを示す。ピークの細孔径PDは、0.1μmより大きく、0.3μm以下である。
【0006】
他の実施形態によると、この二次電池は、正極と、負極と、電解質とを備える。正極及び負極の少なくとも一方は、実施形態に係る電極である。
【0007】
他の実施形態によると、電池パックが提供される。この電池パックは、実施形態に係る二次電池を具備する。
【0008】
他の実施形態によると、車両が提供される。この車両は、実施形態に係る電池パックを具備する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電極の活物質含有層の一例。
活物質含有層の水銀圧入法による対数微分細孔容積分布曲線の一例。
二次電池の一例。
図3に示す二次電池のA部を拡大した断面図。
二次電池の他の例を模式的に示す部分切欠斜視図。
図5に示す二次電池のB部を拡大した断面図。
組電池の一例を概略的に示す斜視図。
電池パックの一例を概略的に示す分解斜視図。
電池パックの電気回路の一例を示すブロック図。
車両の一例を概略的に示す部分透過図。
車両における電気系統に関する制御システムの一例を概略的に示した図。
ピーク細孔径PDと全細孔容積TAとの関係。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
本実施形態によると、電極が提供される。電極は、活物質含有層を含む。活物質含有層は、活物質及び炭素繊維を含む。活物質は、チタン含有複合酸化物を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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