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公開番号2024137499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023049034
出願日2023-03-24
発明の名称統制語彙作成支援プログラム、統制語彙作成支援方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 40/30 20200101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約【課題】統制語彙の作成時における作業者の負担を軽減する。
【解決手段】実施形態の統制語彙作成支援プログラムは、表示する処理と、推定する処理と、配置する処理とをコンピュータに実行させる。表示する処理は、複数の用語を2次元に可視化した画面上において、ユーザの指示に基づいて複数の用語を移動可能に表示する。推定する処理は、画面上において動かされた用語と、用語の近傍にある1または複数の用語とに基づいて、画面上の複数の用語の中から動かされた用語と意味的関係性がある用語を推定する。配置する処理は、推定した意味的関係性がある用語を動かされた用語の周囲に配置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の用語を2次元に可視化した画面上において、ユーザの指示に基づいて前記複数の用語を移動可能に表示し、
前記画面上において動かされた用語と、当該用語の近傍にある1または複数の用語とに基づいて、前記画面上の複数の用語の中から前記動かされた用語と意味的関係性がある用語を推定し、
推定した前記意味的関係性がある用語を前記動かされた用語の周囲に配置する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする統制語彙作成支援プログラム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記推定する処理は、前記画面上の複数の用語を組み合わせた用語ペアそれぞれの特徴空間上の特徴点を求め、前記動かされた用語と、前記近傍にある1または複数の用語の用語ペアの特徴点の分布に基づき、当該分布に近い特徴点の中から前記動かされた用語を含む用語ペアの特徴点を抽出し、抽出した特徴点に対応する用語ペアにおいて前記動かされた用語と組み合わされた用語を前記意味的関係性がある用語と推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の統制語彙作成支援プログラム。
【請求項3】
前記配置する処理は、前記動かされた用語と、推定した前記意味的関係性がある用語とを直線で結ぶ場合において当該直線に他の用語がかからない位置に、推定した前記意味的関係性がある用語を配置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の統制語彙作成支援プログラム。
【請求項4】
前記配置する処理は、推定した前記意味的関係性がある用語を、前記動かされた用語に対応してポップアップ表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の統制語彙作成支援プログラム。
【請求項5】
複数の用語を2次元に可視化した画面上において、ユーザの指示に基づいて前記複数の用語を移動可能に表示し、
前記画面上において動かされた用語と、当該用語の近傍にある1または複数の用語とに基づいて、前記画面上の複数の用語の中から前記動かされた用語と意味的関係性がある用語を推定し、
推定した前記意味的関係性がある用語を前記動かされた用語の周囲に配置する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする統制語彙作成支援方法。
【請求項6】
複数の用語を2次元に可視化した画面上において、ユーザの指示に基づいて前記複数の用語を移動可能に表示し、
前記画面上において動かされた用語と、当該用語の近傍にある1または複数の用語とに基づいて、前記画面上の複数の用語の中から前記動かされた用語と意味的関係性がある用語を推定し、
推定した前記意味的関係性がある用語を前記動かされた用語の周囲に配置する、
処理を実行する制御部を含むことを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、統制語彙作成支援プログラム、統制語彙作成支援方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自然言語処理において表記ゆれにより別データとして処理されて検索漏れ等が生じないよう、同義語(例えば「ごみ」と「廃棄物」、「子ども」と「子供」など)、上位語・下位語(例えば上位語の「学校」に対する下位語の「小学校」、「中学校」など)を定義した統制語彙の作成が行われている。
【0003】
このような統制語彙の作成を支援する従来技術としては、複数種類の類似度を要素とする素性ベクトルを用いて対象単語間の意味関係を判定するものや、ペアの言葉を選択し、お互いの言葉がどの程度近傍にあるかを加味したスコアを付けて同義語を判定するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-118526号公報
米国特許第8762370号明細書
特開2016-146221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、統制語彙の作成を行う作業者が、ある用語に対して、多くの用語の中から同義語、上位語、下位語の対象とする用語を探す作業を行う必要があり、作業者の負担が大きいという問題がある。
【0006】
1つの側面では、統制語彙の作成時における作業者の負担を軽減できる統制語彙作成支援プログラム、統制語彙作成支援方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1実施形態では、統制語彙作成支援プログラムは、表示する処理と、推定する処理と、配置する処理とをコンピュータに実行させる。表示する処理は、複数の用語を2次元に可視化した画面上において、ユーザの指示に基づいて複数の用語を移動可能に表示する。推定する処理は、画面上において動かされた用語と、用語の近傍にある1または複数の用語とに基づいて、画面上の複数の用語の中から動かされた用語と意味的関係性がある用語を推定する。配置する処理は、推定した意味的関係性がある用語を動かされた用語の周囲に配置する。
【発明の効果】
【0008】
1実施態様によれば、統制語彙の作成時における作業者の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、2次元可視化画面の一例を説明する説明図である。
図2は、2次元可視化画面の操作例を説明する説明図である。
図3は、実施形態の概要を説明する説明図である。
図4は、実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。
図5は、実施形態にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
図6は、実施形態にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
図7は、特徴量空間を説明する説明図である。
図8は、特徴量空間上の確率分布を説明する説明図である。
図9は、候補用語の抽出を説明する説明図である。
図10は、特徴量関数の値の計算結果の一例を説明する説明図である。
図11は、候補用語の表示例を説明する説明図である。
図12は、コンピュータ構成の一例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、実施形態にかかる統制語彙作成支援プログラム、統制語彙作成支援方法および情報処理装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する統制語彙作成支援プログラム、統制語彙作成支援方法および情報処理装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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