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公開番号
2024137019
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023048363
出願日
2023-03-24
発明の名称
磁気ディスク装置および方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G11B
5/596 20060101AFI20240927BHJP(情報記憶)
要約
【課題】位置決め精度が高い磁気ディスク装置および方法を提供すること。
【解決手段】磁気ディスクにはサーボセクタが設けられており、サーボセクタにはプリアンブルおよびバーストパターンが記録されている。プリアンブルの記録周波数はバーストパターンの記録周波数の偶数倍と異なる。コントローラは、磁気ヘッドがサーボセクタを通過する間に、バーストパターンの復調期間を判断し、復調期間にバーストパターンを復調することによって、バーストパターンの復調信号の第1位相と磁気ヘッドの第1位置情報とを取得する。コントローラは、第1位相に基づいて第1位置情報を補正し、補正後の第1位置情報である第2位置情報に基づいて磁気ヘッドの位置決め制御を実行する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれはプリアンブルとバーストパターンとを含んだサーボデータが記録された少なくとも2つ以上の第1サーボセクタが円周方向に間隔を空けて配置され、前記プリアンブルの記録周波数は第1周波数のK分の1(ただしKは正の整数)であり、前記バーストパターンの記録周波数は前記第1周波数のL分の1(ただしLは正の整数)であり、前記プリアンブルの記録周波数は前記バーストパターンの記録周波数の偶数倍と異なる、磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対して前記円周方向に沿ったライト/リード方向にデータのライト/リードを実行する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドが前記少なくとも2つ以上の第1サーボセクタのうちの一つを通過する間に、前記バーストパターンの復調期間を判断し、
前記復調期間において前記バーストパターンを前記第1周波数でサンプリングし、
サンプリングによって得られたバースト波形を復調することによって、前記サンプリングによって得られたバースト波形の第1位相と、前記磁気ヘッドの第1位置情報とを取得し、
前記第1位相に基づいて前記第1位置情報を補正し、
補正後の前記第1位置情報である第2位置情報に基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御を実行する、
コントローラと、
を備える磁気ディスク装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記バーストパターンの記録周波数は前記プリアンブルの記録周波数の2/3倍である、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記第1位相に基づいて前記復調期間のタイミングずれの有無を判断し、
前記タイミングずれが有る場合、前記第1位置情報と異なる前記第2位置情報を取得し、
前記タイミングずれが無い場合、前記第1位置情報を前記第2位置情報として取得する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記タイミングずれが有る場合、
前記第1位置情報の符号が正であるとき前記第1位置情報からサーボトラックピッチに相当する量を減算することによって前記第2位置情報を取得し、
前記第1位置情報の符号が負であるとき前記第1位置情報にサーボトラックピッチに相当する量を加算することによって前記第2位置情報を取得する、
請求項3に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記バーストパターンは、NバーストとQバーストとを含み、
前記コントローラは、前記Nバーストと前記Qバーストを前記第1周波数でサンプリングすることで、前記Nバーストのサンプリングによって得られる前記バースト波形であるNバーストサンプリング波形と前記Qバーストのサンプリングによって得られる前記バースト波形であるQバーストサンプリング波形を取得し、前記Nバーストサンプリング波形と前記Qバーストサンプリング波形を復調することで、前記Nバーストサンプリング波形の第1振幅と第2位相、前記Qバーストサンプリング波形の第2振幅と第3位相を取得し、
前記第2位相と、前記第3位相と、に対して前記第1振幅を2乗して得られる値と前記第2振幅を2乗して得られる値との比率に基づく重み付け加算によって前記第1位相を取得する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記第1サーボセクタのそれぞれには、前記ライト/リード方向における前記バーストパターンの前方にサーボマークが記録され、
前記第1サーボセクタは少なくとも3つ以上あり、前記第1サーボセクタは、少なくとも2つ以上の第2サーボセクタと、それぞれは前記少なくとも2つ以上の第2サーボセクタのうちの2つの第2サーボセクタの間に配置された少なくとも1つ以上の第3サーボセクタと、を含み、
前記コントローラは、前記少なくとも2つ以上の第2サーボセクタのうちの一の第2サーボセクタにおいて前記サーボマークを検出したタイミングに基づいて、前記ライト/リード方向における前記少なくとも2つ以上の第2サーボセクタのうちの前記一の第2サーボセクタの後方に配置された前記第3サーボセクタにおける前記バーストパターンの復調期間を判断する、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
前記磁気ディスクは、前記ライト/リード方向において、ユーザデータがライトされ得るデータ領域が、前記複数の第3サーボセクタそれぞれの前記バーストパターンが記録された領域の直後に配置されている、
請求項6に記載の磁気ディスク装置。
【請求項8】
それぞれはプリアンブルとバーストパターンとを含んだサーボデータが記録された少なくとも2つ以上の第1サーボセクタが円周方向に間隔を空けて配置され、前記プリアンブルの記録周波数は第1周波数のK分の1(ただしKは正の整数)であり、前記バーストパターンの記録周波数は前記第1周波数のL分の1(ただしLは正の整数)であり、前記プリアンブルの記録周波数は前記バーストパターンの記録周波数の偶数倍と異なる、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、を備える磁気ディスク装置を制御する方法であって、前記方法は、
前記磁気ヘッドが前記少なくとも2つ以上の第1サーボセクタのうちの一つを通過する間に、前記バーストパターンの復調期間を判断することと、
前記復調期間において前記バーストパターンを前記第1周波数でサンプリングすることと、
サンプリングによって得られたバースト波形を復調することによって、前記サンプリングによって得られたバースト波形の第1位相と、前記磁気ヘッドの第1位置情報とを取得することと、
前記復調信号の前記第1位相に基づいて前記第1位置情報を補正することと、
補正後の前記第1位置情報である第2位置情報に基づいて前記磁気ヘッドの位置決め制御を実行することと、
を含む方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、磁気ディスク装置および方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
磁気ディスク装置が備える磁気ディスクにはサーボセクタが円周方向に間隔を空けて配置される。各サーボセクタにはサーボマークおよびバーストパターンを含むサーボデータが記録される。サーボマークは、サーボデータの復調タイミングを決めるための基準とされるデータである。バーストパターンは、トラックセンタからの磁気ヘッドの位置のオフセット量を検出するためのデータである。
【0003】
近年は、通常のサーボセクタ(以降、ノーマルサーボセクタと表記する)よりも復調されるデータの量が少ないショートサーボセクタを有する磁気ディスク装置が検討されている。そのような磁気ディスク装置は、ショートサーボセクタにおいては、サーボマークの復調を行わずにバーストパターンの復調を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-144965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一つの実施形態は、位置決め精度が高い磁気ディスク装置および方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、コントローラと、を備える。磁気ディスクには、それぞれはプリアンブルとバーストパターンとを含んだサーボデータが記録された少なくとも2つ以上の第1サーボセクタが円周方向に間隔を空けて配置される。プリアンブルの記録周波数は第1周波数のK分の1(ただしKは正の整数)であり、バーストパターンの記録周波数の第1周波数のL分の1(ただしLは正の整数)である。プリアンブルの記録周波数はバーストパターンの記録周波数の偶数倍と異なる。磁気ヘッドは、磁気ディスクに対して円周方向に沿ったライト/リード方向にデータのライト/リードを実行する。コントローラは、磁気ヘッドが少なくとも2つ以上の第1サーボセクタのうちの一つを通過する間に、バーストパターンの復調期間を判断し、復調期間においてバーストパターンを第1周波数でサンプリングする。コントローラは、サンプリングによって得られたバースト波形を復調することによって、サンプリングによって得られたバースト波形の第1位相と、磁気ヘッドの第1位置情報とを取得する。コントローラは、第1位相に基づいて第1位置情報を補正し、補正後の第1位置情報である第2位置情報に基づいて磁気ヘッドの位置決め制御を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態の磁気ディスク装置の構成の一例を示す模式的な図である。
図2は、第1の実施形態の磁気ディスクの構成の一例を示す模式的な図である。
図3は、第1の実施形態のリードヘッドおよびライトヘッドの間の位置関係の一例を説明するための図である。
図4は、第1の実施形態のノーマルサーボセクタの構成の一例を示す図である。
図5は、第1の実施形態のショートサーボセクタの構成の一例を示す図である。
図6は、第1の実施形態のショートサーボセクタにライトされたNバーストおよびQバーストの構成の一例を示す模式的な図である。
図7は、第1の実施形態のNバーストおよびQバーストのそれぞれがバースト復調ウィンドウにおいてRWCによって復調された時に得られる、オフセット量に対する振幅と位相とを示す図である。
図8は、第1の実施形態のバーストパターンを使用した場合における、Nバーストの位相とタイミングずれ量との関係の一例を示す図である。
図9は、第1の実施形態の磁気ディスク装置において得られるNバーストの位相とタイミングずれ量との関係の一例を示す図である。
図10は、第1の実施形態の折り返し動作を説明するための図である。
図11は、第1の実施形態のショートサーボセクタにおける復調位置の計算方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図12は、第2の実施形態の磁気ディスク装置で実行される初期位相補正動作に関連した動作の一例を示すフローチャートである。
図13は、第2の実施形態のコントローラが取得した初期位相補正値の分布の一例を示す図である。
図14は、第2の実施形態の復調位置補正動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置および方法を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の磁気ディスク装置1の構成の一例を示す模式的な図である。
【0010】
磁気ディスク装置1は、ホスト2に接続される。磁気ディスク装置1は、ホスト2から、ライトコマンドやリードコマンドなどを受信することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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