TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024134054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044141
出願日
2023-03-20
発明の名称
光電変換装置、その製造方法および機器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
H01L
27/146 20060101AFI20240926BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】発光クロストークの改善と感度維持を両立する光電変換装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る光電変換装置は、半導体層を有する光電変換装置であって、光電変換部が前記半導体層の第1面側に配されており光源の光が前記半導体層の前記第1面とは反対側の第2面側から入射する複数の光電変換素子と、前記半導体層において、前記複数の光電変換素子のうち隣接する第1の光電変換素子と第2の光電変換素子との間に前記第1面から前記第2面に向かって延在する第1の素子分離部と、前記半導体層において、前記第1の光電変換素子と前記第2の光電変換素子との間に前記第2面から前記第1面に向かって延在し、前記第1の素子分離部と当接する第2の素子分離部とを有し、前記第1の素子分離部は、導電性材料が絶縁性材料で被覆された被覆部を有し、前記被覆部が、前記第2の素子分離部と当接している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体層を有する光電変換装置であって、
光電変換部が前記半導体層の第1面側に配されており光源の光が前記半導体層の前記第1面とは反対側の第2面側から入射する複数の光電変換素子と、
前記半導体層において、前記複数の光電変換素子のうち隣接する第1の光電変換素子と第2の光電変換素子との間に前記第1面から前記第2面に向かって延在する第1の素子分離部と、
前記半導体層において、前記第1の光電変換素子と前記第2の光電変換素子との間に前記第2面から前記第1面に向かって延在し、前記第1の素子分離部と当接する第2の素子分離部と
を有し、
前記第1の素子分離部は、導電性材料が絶縁性材料で被覆された被覆部を有し、
前記被覆部が、前記第2の素子分離部と当接している
ことを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記絶縁性材料は、酸化シリコンもしくは窒化シリコンもしくは酸窒化シリコン、またはこれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記半導体層が積層される基板に垂直な断面における前記絶縁性材料の膜厚は、前記絶縁性材料が窒化シリコンである場合は10nm以上、前記絶縁性材料が酸化シリコンである場合は150nm以上、前記絶縁性材料が酸窒化シリコンである場合は50nm以上であることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記第2の素子分離部は、絶縁性材料または導電性材料を有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記第2の素子分離部は、前記被覆部の前記導電性材料と接触していないことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記第1面から前記第2面に向かう方向において、前記第1の素子分離部の前記被覆部の前記導電性材料の層と前記絶縁性材料の層と、前記第2の素子分離部の層とが積層されていることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記半導体層が積層される基板に垂直な断面において、前記第1の素子分離部の前記絶縁性材料の層が、前記第2の素子分離部によって不連続となる部分を有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記半導体層が積層される基板に垂直な断面において、前記第1の素子分離部の前記絶縁性材料の層と前記導電性材料の層との界面が、前記第2の素子分離部と接触していないことを特徴とする請求項7に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記光電変換装置は前記半導体層と配線層が積層される基板を有し、
前記基板に垂直な断面において、前記第1面から前記被覆部の先端までの距離をL1、前記断面の垂直方向または水平方向における前記被覆部の前記絶縁性材料の厚さをL2、前記基板の厚さをA、前記基板の材料に応じて決まる定数をBとすると、以下の式(1)を満たす
L2≧(A―L1)×B・・・(1)
ここで、前記基板の材料が窒化シリコンである場合はB=0.003であり、前記基板の材料が酸窒化シリコンである場合はB=0.015であり、前記基板の材料が酸化シリコ
ンである場合はB=0.044である
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項10】
第1の光電変換素子および第2の光電変換素子は、フォトダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、光電変換装置、その製造方法および機器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
光電変換素子間は素子分離部の構造と材料の選択により、発光クロストークや感度低下の抑制に効果がある。特許文献1には光電変換装置において、光電変換素子間に設けられる素子分離部としての分離層について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2015/0372031号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の光電変換装置に形成される分離層は絶縁層によって構成されるため、光電変換素子において光電変換された電子の拡散を分離層で十分に低減できず、発光クロストークを好適に抑制することができない可能性がある。また、光電変換素子に入射した光が分離層で減衰することで、光電変換素子の感度が低下する可能性がある。
【0005】
本開示の技術は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、発光クロストークの改善と感度維持を両立する素子分離部を有する光電変換装置を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示に係る光電変換装置は、半導体層を有する光電変換装置であって、光電変換部が前記半導体層の第1面側に配されており光源の光が前記半導体層の前記第1面とは反対側の第2面側から入射する複数の光電変換素子と、前記半導体層において、前記複数の光電変換素子のうち隣接する第1の光電変換素子と第2の光電変換素子との間に前記第1面から前記第2面に向かって延在する第1の素子分離部と、前記半導体層において、前記第1の光電変換素子と前記第2の光電変換素子との間に前記第2面から前記第1面に向かって延在し、前記第1の素子分離部と当接する第2の素子分離部とを有し、前記第1の素子分離部は、導電性材料が絶縁性材料で被覆された被覆部を有し、前記被覆部が、前記第2の素子分離部と当接していることを特徴とする光電変換装置を含む。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本開示に係る光電変換装置の製造方法は、半導体層に、光電変換部が前記半導体層の第1面側に配されており光源の光が前記半導体層の前記第1面とは反対側の第2面側から入射する複数の光電変換素子を配するステップと、前記半導体層において、前記複数の光電変換素子のうち隣接する第1の光電変換素子と第2の光電変換素子との間に前記第1面から前記第2面に向かって延在し、導電性材料が絶縁性材料で被覆された被覆部を有する第1の素子分離部を形成するステップとを有することを特徴とする光電変換装置の製造方法を含む。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本開示に係る機器は、上記の光電変換装置を備える機器であって、前記撮像装置に対応した光学装置、前記撮像装置を制御する制御装置、前記撮像装置から出力された信号を処理する処理装置、前記撮像装置で得られた情報を表示する表示装置、前記撮像装置で得られた情報を記憶する記憶装置、および、前記撮像装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置、の少なくともいずれかをさらに備えること
を特徴とする機器を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の技術によれば、発光クロストークの改善と感度維持を両立する光電変換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る光電変換装置の平面図
第1実施形態に係る光電変換装置の断面図
第1実施形態に係る光電変換装置の素子分離部の製造方法を示す図
第1実施形態に係る光電変換装置の素子分離部の製造方法を示す図
第1実施形態に係る光電変換装置の素子分離部の製造方法を示す図
第1実施形態に係る光電変換装置の素子分離部の拡大断面図
第2実施形態に係る光電変換装置の断面図
第3実施形態に係る光電変換装置の断面図
第3実施形態に係る光電変換装置の断面図
第4実施形態に係る光電変換装置を備える機器の模式図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社クオルテック
空気電池
6日前
株式会社メルビル
ステージ
1日前
株式会社アイシン
回転電機駆動装置
今日
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
1日前
株式会社デンソー
冷却装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
6日前
株式会社デンソー
電子装置
1日前
株式会社デンソー
電子装置
1日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2日前
住友電気工業株式会社
多芯ケーブル
6日前
矢崎総業株式会社
導電体
今日
住友電装株式会社
コネクタアセンブリ
2日前
トヨタ紡織株式会社
燃料電池スタック
2日前
ローム株式会社
半導体装置および車両
今日
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
6日前
矢崎総業株式会社
充電インレット
2日前
個人
二次電池
1日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池の製造方法
6日前
東ソー株式会社
クロムシリサイド膜及びその製造方法
1日前
東京エレクトロン株式会社
基板処理装置
1日前
古河電池株式会社
補機用鉛蓄電池
1日前
株式会社ディスコ
加工装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
電極
6日前
トヨタ自動車株式会社
電極
2日前
トヨタ自動車株式会社
複合正極活物質
今日
トヨタ自動車株式会社
負極および電池
6日前
矢崎総業株式会社
ハーネス接続部構造
2日前
株式会社アルクプロジェクト
ポータブル電源
1日前
キオクシア株式会社
半導体装置
今日
トヨタ自動車株式会社
電極体
今日
株式会社ディスコ
搬送車
6日前
トヨタ自動車株式会社
燃料電池システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
6日前
株式会社デンソー
電子装置
2日前
株式会社デンソー
電子装置
2日前
続きを見る
他の特許を見る