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公開番号
2024131632
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042017
出願日
2023-03-16
発明の名称
制御装置、制御方法、及び制御プログラム
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H02P
29/024 20160101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】コストを抑えつつ、ファンモータの水没を正確に検知することができる制御装置、制御方法、及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】制御装置のプロセッサは、ファンモータへの供給電流値と、ファンモータに設けられたサーミスタによる検出温度とを取得し、供給電流値が予め定められた規定電流値を上回っており、かつ検出温度が予め定められた規定温度を下回っている場合に、ファンモータの水没を検知する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ファン(24)を回転させるファンモータ(22)を制御する制御装置(34)であって、
少なくとも1つのプロセッサ(80)を備え、
前記プロセッサは、
前記ファンモータへの供給電流値と、前記ファンモータに設けられたサーミスタ(78)による検出温度とを取得し、
前記供給電流値が予め定められた規定電流値を上回っており、かつ前記検出温度が予め定められた規定温度を下回っている場合に、前記ファンモータの水没を検知する、
制御装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記プロセッサは、前記供給電流値が前記規定電流値を上回ってからの経過時間が予め定められた規定時間を上回った場合に、前記検出温度が前記規定温度を下回っているか否かを判定する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記ファンモータへの入力電力と前記ファンモータによる機械出力との差が予め定められた規定値を上回っている場合には、前記ファンモータに対する水没検知状態を継続し、
前記差が前記規定値以下である場合には、前記水没検知状態を解除する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記水没検知状態を解除した場合に、予め定められた一定時間、前記ファンモータを作動させる、
請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記水没検知状態を解除した場合に、前記ファンモータの回転数を予め定められた最大回転数に上昇させる、
請求項3に記載の制御装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記水没検知状態を継続する場合に、前記ファンモータへの出力電圧値を予め定められた制限電圧値に低下させる、
請求項3に記載の制御装置。
【請求項7】
ファン(24)を回転させるファンモータ(22)への供給電流値と、前記ファンモータに設けられたサーミスタ(78)による検出温度とを取得すること、及び、
前記供給電流値が予め定められた規定電流値を上回っており、かつ前記検出温度が予め定められた規定温度を下回っている場合に、前記ファンモータの水没を検知すること、
を備える制御方法。
【請求項8】
少なくとも1つのプロセッサ(80)に、
ファン(24)を回転させるファンモータ(22)への供給電流値と、前記ファンモータに設けられたサーミスタ(78)による検出温度とを取得させ、
前記供給電流値が予め定められた規定電流値を上回っており、かつ前記検出温度が予め定められた規定温度を下回っている場合に、前記ファンモータの水没を検知させる、
制御プログラム(88)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ファンを回転させるファンモータを制御する制御装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ファンを回転させるファンモータが知られている。この種のファンモータの中には、水没する虞のある位置に配置されるファンモータがある。ファンモータが水没すると、ファンモータに不具合が生じる可能性がある。このため、ファンモータの水没を検知できる機能を有するファンモータの制御装置が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載のモータ駆動回路は、サーミスタを備えており、ファンモータが拘束されてモータ駆動回路に過電流が流れることにより、サーミスタによる検出温度が規定温度を上回った場合には、ファンモータの拘束を検知するように構成されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のモータ駆動回路がファンモータに設けられた場合、ファンモータが水没し、ファンによって巻き上げられた水滴がファンモータに付着すると、サーミスタによる検出温度が低下し、ファンモータの水没を正確に検知することができなくなる虞がある。
【0005】
ここで、モータ駆動回路とは別の位置であって、ファンによって巻き上げられた水滴が飛来する位置に設置された基準用のサーミスタを用い、基準用のサーミスタによる検出温度と、モータ駆動回路に備えられた温度検出用のサーミスタによる検出温度との差に基づいて、モータ駆動回路に過電流、ひいては、ファンモータの水没を検知することが考えられる。しかしながら、この場合には、基準用のサーミスタを追加する分、コストアップになる。
【0006】
また、例えば水位センサのような、ファンモータの水没を検知する専用のセンサを用いることも考えられるが、この場合にも、専用のセンサを追加する分、コストアップになる。
【0007】
なお、特許文献2には、電動機の回転速度を設定値に保つように制御する制御装置において、PLL制御回路に基準パルスが正常に与えられているか否かを判定し、基準パルスが異常であると判定されたときに電動機の駆動を禁止する技術が開示されている。しかしながら、この技術では、脱調時など水没ではない場合でも、水没が検知されてしまう虞があるので、ファンモータの水没を正確に検知できることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-151766号公報
特開2001-197763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであって、コストを抑えつつ、ファンモータの水没を正確に検知することができる制御装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の第1態様は、ファンを回転させるファンモータを制御する制御装置であって、少なくとも1つのプロセッサを備え、前記プロセッサは、前記ファンモータへの供給電流値と、前記ファンモータに設けられたサーミスタによる検出温度とを取得し、前記供給電流値が予め定められた規定電流値を上回っており、かつ前記検出温度が予め定められた規定温度を下回っている場合に、前記ファンモータの水没を検知する制御装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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