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公開番号2024123559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031083
出願日2023-03-01
発明の名称電池
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 50/591 20210101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】正極缶と負極端子板との短絡を防ぎつつ部品点数の削減を図ることができる電池。
【解決手段】電池1は、一端に正極端子17が形成され、他端に負極端子20が形成された筒形の電池本体2と、電池本体2の周囲を囲む絶縁性のカバー6と、を備える。電池本体2は、筒形の第1の筒部15と第1の筒部15の一端側を塞ぐとともに正極端子17が形成された底部16とを有する正極缶11と、第1の筒部15の他端側の開口に設けられて負極端子20が形成された負極端子板18と、第1の筒部15の他端側の開口の縁と負極端子板18との間に設けられたガスケット19と、を有する。カバー6は、筒形の第2の筒部7と、第2の筒部7の他端側の開口の縁から内周に向けて突出して形成された環状の環状部8と、を有する。環状部8は、少なくとも第1の筒部15の他端側となる端面15aを覆っている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
一端に正極端子が形成され、他端に負極端子が形成された筒形の電池本体と、
前記電池本体の周囲を囲む絶縁性のカバーと、を備え、
前記電池本体は、
筒形の第1の筒部と前記第1の筒部の一端側を塞ぐとともに前記正極端子が形成された底部とを有する正極缶と、
前記第1の筒部の他端側の開口に設けられて前記負極端子が形成された負極端子板と、
前記第1の筒部の他端側の開口の縁と前記負極端子板との間に設けられたガスケットと、を有し、
前記カバーは、
筒形の第2の筒部と、
前記第2の筒部の他端側の開口の縁から内周に向けて突出して形成された環状の環状部と、を有し、
前記第2の筒部の一端側の開口に前記負極端子側から前記電池本体が差し込まれており、
前記環状部は、少なくとも前記第1の筒部の他端側となる端面を覆っている電池。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記環状部は、前記第1の筒部の他端側となる端面と前記負極端子板とに跨って設けられている請求項1に記載の電池。
【請求項3】
前記カバーは、シリコンで形成されている請求項1または2に記載の電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
アルカリ乾電池は、筒形の一端が底部で塞がれた有底筒状の正極缶と、正極缶の他端側の開口に設けられた負極端子板とを備える。正極缶の底部には正極端子が設けられている。負極端子板には負極が設けられている。正極缶はその全体で極性が正極となっている。そのため、正極缶の他端側と負極端子板とが導通されると短絡状態となってしまう。そこで、正極缶の他端側の端部を覆って正極缶と負極端子板とが短絡されることを防止するワッシャを設けた電池が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-207063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、正極缶と負極端子板との短絡を防ぐためにワッシャを設けることで部品点数が増加してしまう。
【0005】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、正極缶と負極端子板との短絡を防ぎつつ部品点数の削減を図ることができる電池を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による電池は、一端に正極端子が形成され、他端に負極端子が形成された筒形の電池本体と、電池本体の周囲を囲む絶縁性のカバーと、を備える。電池本体は、筒形の第1の筒部と第1の筒部の一端側を塞ぐとともに正極端子が形成された底部とを有する正極缶と、第1の筒部の他端側の開口に設けられて負極端子が形成された負極端子板と、第1の筒部の他端側の開口の縁と負極端子板との間に設けられたガスケットと、を有する。カバーは、筒形の第2の筒部と、第2の筒部の他端側の開口の縁から内周に向けて突出して形成された環状の環状部と、を有する。第2の筒部の一端側の開口に負極端子側から電池本体が差し込まれており、環状部は、少なくとも第1の筒部の他端側となる端面を覆っている。
【発明の効果】
【0007】
本願の開示する電池の一態様によれば、正極缶と負極端子板との短絡を防ぎつつ部品点数の削減を図ることができる電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態1の電池の斜視図である。
図2は、実施の形態1の電池の側面図である。
図3は、図1に示したIII-III線に沿って切断した断面図である。
図4は、実施の形態1におけるカバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示する電池の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態によって、本願の開示する電池が限定されるものではない。
【0010】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の電池の斜視図である。図2は、実施の形態1の電池の側面図である。電池1は、電池本体2とカバー6とを備える。なお、以下の説明において、電池本体2がカバー6に覆われた状態で、正極端子17が設けられた側を一端側とし、負極端子20が設けられた側を他端側とする。
(【0011】以降は省略されています)

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