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公開番号2024118088
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024281
出願日2023-02-20
発明の名称注出口付き包装袋
出願人花王株式会社
代理人個人
主分類B65D 33/00 20060101AFI20240823BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本体部の易開口性を確保しつつも、分離片の発生を抑制することが可能な構造の注出口付き包装袋を提供する。
【解決手段】
本実施形態に係る注出口付き包装袋100は、表面フィルム部20と、裏面フィルム部30と、底面フィルム部40と、を有するとともに、周縁部にはシールされた周縁シール部50を有し、内容物を収容可能な本体部10と、本体部10から内容物を注出する注出口部60と、を有し、周縁シール部50には、本体部10を開口するための本体開口起点部71が形成されており、周縁シール部50の一部分は、本体開口起点部71の延長線201上に配置されている分離抑制部55となっており、本体部10において周縁シール部50で囲まれている領域には、外方に向けて凸のエンボス80が形成されており、本体開口起点部71は、エンボス80に向かって延びている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面フィルム部と、裏面フィルム部と、底面フィルム部と、を有するとともに、周縁部にはシールされた周縁シール部を有する包装袋であって、
内容物を収容可能な本体部と、
前記本体部から前記内容物を注出する注出口部と、
を有し、
前記周縁シール部には、前記本体部を開口するための本体開口起点部が形成されており、
前記周縁シール部の一部分は、前記本体開口起点部の延長線上に配置されている分離抑制部となっており、
前記本体部において前記周縁シール部で囲まれている領域には、外方に向けて凸のエンボスが形成されており、
前記本体開口起点部は、前記エンボスに向かって延びている注出口付き包装袋。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記表面フィルム部及び前記裏面フィルム部の、表裏に対向する同一箇所に、それぞれ前記エンボスが形成されている請求項1に記載の注出口付き包装袋。
【請求項3】
前記本体開口起点部は、前記周縁シール部の1箇所にのみ形成されている請求項1又は2に記載の注出口付き包装袋。
【請求項4】
前記本体開口起点部の延長線に沿って複数の前記エンボスが形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の注出口付き包装袋。
【請求項5】
前記周縁シール部には、前記注出口部を開口するための注出開口起点部が形成されており、
前記注出開口起点部を起点として開口する開口予定部は、前記本体開口起点部を頂点とし前記本体開口起点部の延長線を二等分線とする頂角60°の領域を避けて配置されている請求項1から4のいずれか一項に記載の注出口付き包装袋。
【請求項6】
前記エンボスのうち最も前記本体開口起点部の近くに位置するエンボスは、前記本体開口起点部を頂点とし前記本体開口起点部の延長線を二等分線とする頂角60°の角度範囲の全域に亘って存在している請求項1から5のいずれか一項に記載の注出口付き包装袋。
【請求項7】
前記本体開口起点部から前記注出口部の先端までの距離が50mm以上100mm以下である請求項1から6のいずれか一項に記載の注出口付き包装袋。
【請求項8】
前記周縁シール部において前記本体開口起点部を含む部分は、局部的に内方に向けて張り出した内方張出部を含んでいる請求項1から7のいずれか一項に記載の注出口付き包装袋。
【請求項9】
前記周縁シール部において前記本体開口起点部を含む部分の寸法の、前記本体開口起点部の延在方向における寸法は、15mm以上60mm以下であり、
前記本体開口起点部の延在方向に対して直交する前記内方張出部の幅寸法は、18mm以上70mm以下である請求項8に記載の注出口付き包装袋。
【請求項10】
前記表面フィルム部及び前記裏面フィルム部において前記本体部を構成する部分は印刷層を含み、前記表面フィルム部及び前記裏面フィルム部の少なくとも一方は、前記本体開口起点部の延長線に沿って前記印刷層が非形成の印刷レス部を有する請求項1から9のいずれか一項に記載の注出口付き包装袋。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、注出口付き包装袋に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の注出口付き包装袋(同文献には、詰め替え用パウチと記載)は、表面フィルム部と、裏面フィルム部と、底面フィルム部(同文献には、積層フィルムと記載)と、を有するとともに、周縁部にはシールされた周縁シール部(同文献には、ヒートシール部と記載)を有する包装袋であって、内容物を収容可能な本体部と、本体部から内容物を注出する注出口部と、を有し、周縁シール部には、本体部を開口するための本体開口起点部(同文献には、パウチの開封手段と記載)が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-43000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術のようにフィルムによって構成された軟質な包装袋の場合、本体部の開口の拡がり具合を必ずしも十分に確保できず、フィルム部どうしが密着したりするため、内容物を使い切った後に本体部の内部を洗浄しづらい場合がある。
また、本体部を開口する際に、当該本体部の一部分がその他の部分から完全に切り離されて分離片が生じやすい。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本体部の易開口性を確保しつつも、分離片の発生を抑制することが可能な構造の注出口付き包装袋に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、表面フィルム部と、裏面フィルム部と、底面フィルム部と、を有するとともに、周縁部にはシールされた周縁シール部を有する包装袋であって、内容物を収容可能な本体部と、前記本体部から前記内容物を注出する注出口部と、を有し、前記周縁シール部には、前記本体部を開口するための本体開口起点部が形成されており、前記周縁シール部の一部分は、前記本体開口起点部の延長線上に配置されている分離抑制部となっており、前記本体部において前記周縁シール部で囲まれている領域には、外方に向けて凸のエンボスが形成されており、前記本体開口起点部は、前記エンボスに向かって延びている注出口付き包装袋に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、本体部の易開口性を確保しつつも、分離片の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る注出口付き包装袋の正面図である。
図1に示すA-A線に沿った断面図である。
第1実施形態における表面フィルム部、裏面フィルム部及び底面フィルム部を示す分解斜視図である。
図1に示すC部の部分拡大図である。
第1実施形態に係る注出口付き包装袋の正面図であり、内容物を使い切った後に本体部を開口した状態を示す。
第1実施形態の変形例1に係る注出口付き包装袋の断面図であり、図1に示すA-A線に相当する位置での断面である。
第1実施形態の変形例2に係る注出口付き包装袋の正面図である。
第1実施形態の変形例3に係る注出口付き包装袋の正面図である。
第2実施形態に係る注出口付き包装袋の正面図である。
第3実施形態に係る注出口付き包装袋の正面図である。
第3実施形態の変形例に係る注出口付き包装袋の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
【0010】
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図5を用いて第1実施形態を説明する。
本実施形態に係る注出口付き包装袋100は、表面フィルム部20と、裏面フィルム部30と、底面フィルム部40と、を有するとともに、周縁部にはシールされた周縁シール部50を有する包装袋である。
注出口付き包装袋100は、内容物を収容可能な本体部10と、本体部10から内容物を注出する注出口部60と、を有する。
周縁シール部50には、本体部10を開口するための本体開口起点部71が形成されている。
周縁シール部50の一部分は、本体開口起点部71の延長線201上に配置されている分離抑制部55となっている。
本体部10において周縁シール部50で囲まれている領域(すなわち周縁シール部50よりも内側の領域)には、外方に向けて凸のエンボス80が形成されており、本体開口起点部71は、エンボス80に向かって延びている。
なお、注出口付き包装袋100において、周縁シール部50で囲まれている領域は、フィルム部(表面フィルム部20、裏面フィルム部30及び底面フィルム部40)どうしが互いに非接合となっており、内容物が収容される収容領域15を構成している。収容領域15は、本体部10の内部と、注出口部60の内部と、を含む。
また、本体開口起点部71の延長線201とは、本体開口起点部71の最奥部から当該本体開口起点部71の深さ方向に延在している直線である。
そして、「本体開口起点部71は、エンボス80に向かって延びている」とは、本体開口起点部71の延長線201上にエンボス80の少なくとも一部分が配置されていることを意味しており、好ましくはエンボス80が延長線201に対して交差している。
(【0011】以降は省略されています)

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