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公開番号2024117561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023717
出願日2023-02-17
発明の名称3Dデータ復号装置および3Dデータ符号化装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/597 20140101AFI20240822BHJP(電気通信技術)
要約【課題】動画像符号化方式を用いた3Dデータの符号化・復号において、メッシュ変位画像をYCbCr4:2:0フォーマットの画像として符号化・復号し、符号化による歪を低減し、3Dデータを高品質に符号化・復号することを目的とする。
【解決手段】
符号化データを復号する3Dデータ復号装置において、上記符号化データからメッシュ変位画像を復号する画像復号部と、上記メッシュ変位画像からメッシュ変位を生成する変位アンマッピング部と、を備え、上記変位アンマッピング部は、座標位置の対応関係に応じて、2次元画像を1次元信号に変換することを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
符号化データを復号する3Dデータ復号装置において、
上記符号化データからメッシュ変位画像を復号する画像復号部と、
上記メッシュ変位画像からメッシュ変位を生成する変位アンマッピング部と、を備え、
上記変位アンマッピング部は、座標位置の対応関係に応じて、2次元画像を1次元信号に変換することを特徴とする3Dデータ復号装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
上記変位アンマッピング部は、上記メッシュ変位画像の色差コンポーネントと、上記メッシュ変位の座標成分と、を対応付ける情報に基づき、上記メッシュ変位を生成することを特徴とする請求項1に記載の3Dデータ復号装置。
【請求項3】
上記変位アンマッピング部は、上記符号化データに色差サンプル位置情報が含まれる場合、上記色差サンプル位置情報を無視することを特徴とする請求項1または2に記載の3Dデータ復号装置。
【請求項4】
3Dデータを符号化する3Dデータ符号化装置において、
メッシュ変位からメッシュ変位画像を生成する変位マッピング部と、
上記メッシュ変位画像を符号化する画像符号化部と、を備え、
上記変位マッピング部は、色差コンポーネント識別子に応じて、1次元信号を2次元画像に変換することを特徴とする3Dデータ符号化装置。
【請求項5】
上記変位マッピング部は、上記メッシュ変位画像の色差コンポーネントと、上記メッシュ変位の座標成分と、を対応付ける情報に基づき、上記メッシュ変位画像を生成することを特徴とする請求項4に記載の3Dデータ符号化装置。
【請求項6】
上記画像符号化部は、未定義を示す色差サンプル位置情報を符号化することを特徴とする請求項4または5に記載の3Dデータ符号化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、3Dデータ符号化装置および3Dデータ復号装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
3Dデータを効率的に伝送または記録するために、3Dデータを2次元画像に変換し、動画像符号化方式で符号化し、符号化データを生成する3Dデータ符号化装置、および、当該符号化データから2次元画像を復号して、3Dデータを再構成する3Dデータ復号装置がある。
【0003】
具体的な3Dデータ符号化方式としては、例えば、MPEG-IのISO/IEC 23090-5 V3C (Volumetric Video-based Coding) and V-PCC (Video-based Point Cloud Compression)が挙げられる。V3Cは、点の位置と属性情報から構成されるポイントクラウドを符号化、復号することができる。さらに、ISO/IEC 23090-12 (MPEG Immersive Video、MIV)及び標準化中のISO/IEC 23090-29 (Video-based Dynamic Mesh Coding、V-DMC)により、多視点映像、メッシュ映像の符号化、復号にも利用される。V-DMC方式は、非特許文献1をベースに開発中であり非特許文献2に最新のドラフト文書が開示されている。
【0004】
これら3Dデータ符号化方式では、3Dデータを構成するジオメトリやアトリビュートを画像としてH.265/HEVC (High Efficiency Video Coding)、H.266/VVC (Versatile Video Coding)のような動画像符号化方式を用いて符号化・復号する。
【0005】
点群の場合には、ジオメトリ画像は投影面へのデプスであり、アトリビュート画像は、アトリビュートを投影面に投影された画像である。
【0006】
非特許文献1のような3Dデータ(メッシュ)は、ベースメッシュ、メッシュ変位、メッシュ変位配列、テクスチャマッピング画像から構成される。ベースメッシュはDracoのような頂点符号化方式が利用でき、ジオメトリ画像は、メッシュ変位を2次元化したメッシュ変位画像であり、アトリビュート画像はテクスチャマッピング画像である。これらは上述のようにHEVC、VVCのような動画像符号化方式を用いて符号化・復号される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
[V-CG] Apple’s Dynamic Mesh Coding CfP Response, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m59281, April 2022
WD 2.0 of V-DMC (ISO_IEC_WD_23090-29_v2.0_d10_clean), ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 N0546, February 2023
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献1をベースとして開発中のV-DMC方式では、メッシュ変位画像をYCbCr4:2:0フォーマットの画像として符号化・復号する場合、メッシュ変位と画像コンポーネントの対応関係が一意に定まらないという課題がある。
【0009】
本発明は、動画像符号化方式を用いた3Dデータの符号化・復号において、メッシュ変位画像をYCbCr4:2:0フォーマットの画像として符号化・復号し、符号化による歪を低減し、3Dデータを高品質に符号化・復号することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る3Dデータ復号装置は、符号化データを復号する3Dデータ復号装置において、上記符号化データからメッシュ変位画像を復号する画像復号部と、上記メッシュ変位画像からメッシュ変位を生成する変位アンマッピング部と、を備え、上記変位アンマッピング部は、座標位置の対応関係に応じて、2次元画像を1次元信号に変換することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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